2013年9月から
新記事は下記URLで展開します。
ここは、過去記事置き場になります。
新ブログ
今後とも、ブログ天使か悪魔か を
よろしくお願いいたします。
2013年9月から
新記事は下記URLで展開します。
ここは、過去記事置き場になります。
新ブログ
今後とも、ブログ天使か悪魔か を
よろしくお願いいたします。
不調の時は動いちゃなんねえ。
これを信条にしているけど
不調の時ほど、どうにかしようと
あがくのも、また人情。
すみません、皆さま
5月の大移転を終えたばかりなのですが
今のこのブログと私のパソコンが
むちゃくちゃ相性が悪く
記事書きに四苦八苦しております。
で、ウツなので、あがいて
アホウでも出来る簡単ブログへの
移行を進めている真っ最中です。
このブログ、見た目が凄く良くて
気に入ってたんだけど
私のパソコン上では、動作が安定しなくて
泣く泣く移動を決心しただよ。
管理人にこれ以上
迷惑を掛けるわけにもいかないから
私ひとりで立ち上げているので
記事移転がないのに
時間が掛かっているんだ。
今度の移転は
あと2~3週間ぐらい掛かると思う。
準備ができたら、ここでお知らせして
誘導もちゃんとするので
皆、待ってて。
ほんとすみませんほんとすみませんーっ!
ここ数日、伊吹は城で寝泊りをしていた。
青葉は “病” とかで登城して来ない。
城の人々は、青葉の
新しい “師” の 噂をしている。
「まったく、この城の者は他人の噂が
余程好きと見える。」
高雄の寝支度を整える安宅が言う。
「稀にみる麗人ゆえ
いたしかたないでしょう。」
青馬鹿姫か・・・
どこまで邪魔なのか・・・。
高雄は苦々しげに思った。
勝力は使える男である。
腕が立つ上に知恵も回る。
味方に付けておきたい人材だ。
まさかあいつが
青馬鹿姫に惚れていたとは。
ふと安宅に問う。
「おまえも青馬鹿姫が好きか?」
「嫌いになる理由がございませぬ。」
「馬鹿なくせに傲慢な女なのにか?」
「あのお方は、それも
魅力のひとつでございましょう。」
安宅が注いだ酒をひとくち含みながら
考え込む高雄。
「高雄さま、忠心より
言いにくい事を申します。
伊吹さまとのご友情は
存じ上げておりますが
今後の八島では青葉姫さまの方が
重要な立場になってくると思います。
お嫌いになるのは
得策ではないと・・・。」
高雄は無言で杯の中の酒を見つめる。
その小さな水面に
自分の目が映っている。
確かに千早家を背負う身としては
感情に流されるべきではない。
大殿は明らかに
青馬鹿姫を気に入っている。
だが、私にはあの女に
とてつもない嫌悪感がある。
龍田家の善良な人々の中でも
あの女の異質な雰囲気は浮いていた。
何故あの女の邪悪さを
皆がわからぬのか・・・。
高雄は立ち上がった。
「伊吹のところへ行く。」
伊吹はまだ起きていた。
灯りもつけず、窓の桟に肘を付いて
星を眺めている。
「傷心の風情だな。」
高雄が酒瓶を持って目の前に座る。
「・・・傷付いているのは青葉の方だ。
青葉が伏せっているのは
俺が殺しかけたからだ。」
その言葉には、さすがの高雄も
息を呑んだ。
「・・・本気でか?」
「わからぬ。
気が付いたら青葉の首を絞めていた。」
伊吹のこういう様子を見るのは
何度目であろう。
青葉が現れるまでの伊吹は
皆に信頼され好かれる
明るく爽やかな武士であった。
なのに今は、国一番の美女をめとった
幸運な男として
城の者の羨みや妬みの渦中にいる。
八島の殿も、最初は確かに
伊吹に温情をかけていた。
だがそれもいまや、伊吹の嫉妬心を煽って
遊んでいるかのようである。
まるで八島の殿が
伊吹に嫉妬をしているかのごとく。
「もう別れるか?」
「無理だ。」
「では殺すか?」
「無理だ。」
「どうしたい?」
「無理な事だ。」
高雄は酒を注いだ杯を伊吹に握らせた。
「眠れているか?」
伊吹は答えない。
「飲め。」
杯を一気にあおる伊吹に
酌をしながら高雄は案じた。
伊吹の心から
どんどん余裕が失せてきている。
青馬鹿姫が死のうがどうしようが
どうでも良いが
伊吹が破滅するのは何としても止めたい。
どうしたものだろうか・・・。
酔い潰れて床に転がる伊吹の乱れた髪を
手持ち無沙汰に整える、
高雄の細く長い指。
美しい三角を作れたのは
私たちが餓鬼だったからだ。
いや、餓鬼の私たちを
乾行が上手く導いてくれた。
私たちは他の何の事も考えずに
真っ直ぐに前に向かって
武器を振るえば良いだけであった。
だが、伊吹が
私たち以外を見つけてしまった。
高雄は窓の下に広がる闇を見る。
私たちには考えるべき事が沢山ある。
家、いくさ、政り事、この国の行く末。
3人で遊んでいられる時期には
必ず終わりが来る。
それはわかっていた。
だが伊吹は女に翻弄され
乾行は殺された。
私たちの三角が
このような最期を迎えるなど
思ってもみなかった。
伊吹の寝息が聞こえる。
いいや、まだ最期ではない。
高雄は伊吹にそっと布団を掛けた。
続く
騒音から始まって
あがく程に、事態がヘンな方向に行き
とうとう精神科の門を叩いた私だけど
診断は “欝(うつ)” と出た。
これが、自分では納得できない。
若い頃の胸が締め付けられるような
発作みたいなものに
また、なったらたまらんので
早めに専門医にかかったのだけど
まさか、欝と言われるとは思わなかった。
いや、どうも胸が重苦しいので
それを便宜上、“うつ” と
表現していたけれど
本当に欝だとは。
更年期も合わさってるだけじゃねえの?
何を疑っているのかというと
欝にしては、ちゃんと動けているのだ。
気力もまだある。
・・・まあ、正直、やる気は
かなり失せてはいる。
全体的に気持ちが沈んではいる。
夢も希望も何もない。
沈み込んでいるのは
一定の低テンションを保っているので
浮き沈みによる振り回されはないのだけど
一番つらいのが
突然襲ってくる胸の圧迫と不安感。
この胸のシクシクする重苦しさは
どうしようもなく、しんどい。
心臓も悪いんじゃないだろうか
動悸も増えたし、と思っていたけど
検査では異常は出ず。
これ、他人が客観的に見たら
立派な欝状態なんかな。
今までブログも頑張ってきたけど
気候の過酷さも手伝って
毎日の踏ん張りが利かなくなってるんだ。
これ、サボリに対する言い訳なんだけどさ。
どうも、今までのような
元気の良い文章が書けないので
まいっている真っ最中。
ああ・・・、やっぱり欝なんかなあ。
こういう病気で挫折はしたくない。
長い事、続けている事を
体調の悪い時に、動かしたくない。
なので、ちょっとペースを落とすよ。
治療はしているけど
薬だけでは限界があると思う。
よって、また自己流の暗示を試しているけど
その内に、その記事も書こう。
元気が出る記事を書けなくて、ごめん。
でも、その時その時の私が書いているので
山あり谷ありだと思ってほしいな。
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この本、マンガエッセイらしい。
売れてるみたいで、続編もある。
自分が欝になるのも辛いけど
家族が欝になるのも辛いだろうなあ。
血まみれになって帰った青葉を
使用人たちが悲鳴で出迎える。
その、ヒイイイイイイイッ
という叫び声を塀の外で聞き
勝力は吹き出した。
憧れのお姫さまは予想外に猪だった、と。
・・・いや、予想外でもないかな
最初からそうだったな。
勝力は思い出を廻らせる。
勝力が青葉を初めて見たのは
山城の仇討ち戦であった。
あの時に、八島の殿に物見を命じられ
密かに龍田軍に足軽として潜り込んだのは
この勝力であった。
子供が腕を振り回すような
そんな戦いしか出来ないのに
恐がりながらも前へ前へと進む
青葉の泣き顔が、強烈に脳裏に刻まれた。
あの時の姫さまは、恐怖と怒りで
鬼の形相だった。
俺は般若の面の美しさを
それで知ったのだ。
それから近付く機会は中々なかったが
乾行の葬儀で再び青葉の涙に出会う。
そして今日の武具庫前。
見る度に、人目もはばからずに
平気で泣いている姫に、勝力は心酔した。
般若と無邪気な子供を身の内に持つ
美しい女。
高雄さまは青葉姫さまをお嫌いだし
乾行どのも敷島どのとも親しくない。
乾行どのの死は、正直俺に取っては
邪魔者が消えてくれた、
・・・喜ばしい出来事だな。
勝力に青葉をどうこうしようとまでの
下心はなかったが
“側にいて都合の良いところだけは
享受したい” という心情は
奇しくも乾行と同じであった。
いや、自分に近付く男は
全員自分に惚れている
と、普通に受け取る青葉にとっては
勝力のこの気持ちは
奇しくでも珍しくもなかった。
「乾行さまがお通いになってらっしゃった
お店だと思うのです。」
「は、はあ・・・。」
使用人に “乾行の女” の
居場所を探すよう
青葉が命じているところに
伊吹がズカズカと歩いてきた。
「あ、伊吹さま、けんこ・・・」
言い掛ける青葉の衿を掴み
壁に押し付ける伊吹。
ダンッと大きい音がして
使用人は青ざめて席を外した。
「新しい師が出来たそうだな?」
「勝力の事なら・・・」
「呼び捨てか? 出来たのは下僕か?」
「乾行の赤槍の試し斬りは
上々だったそうだのお。」
「はい、悪漢5人を
軽く斬り捨てておられました。」
「おお、見てみたかったのお
はっはっはっはっ」
八島の殿が大声で笑う前で
勝力は誇らしげであった。
乾行だから許した。
いや、乾行ですら
許せなかったものを・・・。
伊吹は震える手を隠すように握り締めた。
やきもちは愛されている証し
などと悠長に考える青葉は
伊吹の目の色を読み誤った。
「伊吹さま、わたくしの周囲の
殿方の事をお気になさるのは
きりがない事と思います。
わたくしにはあなただけなのです。
それで良いではございませんか。」
その瞬間、伊吹が違う生き物に見えた。
首を絞められた青葉の意識が薄れていく。
使用人から知らせを受けて
駆けつけた如月が止めに入ってくれた後
青葉は伊吹の足元に崩れ落ちた。
目覚めた時は布団の中であった。
「伊吹さまは?」
起き上がろうとする青葉を
如月が止める。
青葉の喉は枯れ
目は毛細血管が切れて真っ赤であった。
伊吹は本気で青葉を
殺そうとしたのである。
「青葉さま、あまり殿方を
甘く見られないよう・・・。」
如月が心配そうに言う。
「大殿さまに逆らっても首が飛ぶのです。
でしたら、伊吹さまに殺されたいわ。」
青葉はそれを武家の娘として
当然の心構えだと思っていたが
如月は涙をこぼした。
お可哀想に・・・。
続く
もう何年も同じ病院に通院していたけど
私の担当医は、いつもニコニコと
人当りの良い優しい先生であった。
私はこういう人を信用しない。
金の亡者かなんかだろう
ぐらいに思っていたさ。
だって、ものすごく
薬の処方間違いが多いんだよーーー。
ちゃんと話し合って決めたのに
その薬を出し間違えるなんて
上辺だけの親切にしか思えないだろ。
やっぱり私の見る目は鋭いよな
と、内心悦に入っていたんだ。
それが、数年経って
急に変わってきたのである。
私の体調不審ぶりに
「私で役に立てるなら相談してくださいね」
みたいな、そういう言葉を
かけてくれるようになり
鬼な私は
ああー? 宗教にでも入ったんかあ?
と思っていた。
でもその時、近所の騒音家族のせいで
気が狂いそうになっていたので
裁判でも起こそうかと思い
診断書の話をしたくて
それには込み入った話を
しなきゃいけないから
“看護師さんを遠ざけてください”
という意味で
「内密にお話をしたいのですが・・・。」
と言ったんだ。
そしたら、病院が終わる時間まで待ってくれ
と言われる。
え??? と思いつつも待つ。
かくして、私の前に現われた
プライベートの担当医は
宗教の勧誘を始めやがりました。
・・・私さ、その時もう
あらがえないほど弱ってたんだよ・・・。
何だよ、おめえ、やっぱり宗教かよ
はあ・・・、と思う反面
今なら私も宗教にのめり込めて救われるかも
何せ、私、今通常の状態じゃないし、と
入信しました。
で、勉強会だのお祈り会みたいな事を
言われるがままにやってみたんだけど
・・・いかん・・・
私、自分がここまで
冷静だとは思わなかったよー。
というのも、勧誘時からして
内心突っ込んでるんだよ。
それ、ありえないから別の話で
勧誘すべき、とか。
んで、入ってみたら
言われた事と違う事だらけだし
都合の悪い事は伏せられてたし
偉い人の立派な事をやった話とか
普通の人道的な話にしか思えないし
あまりの信じられなさに
「自分は悪魔かも知れない」
と、そっち方面でえらく悩んじゃったよー。
私は昔から宗教チックなものの考え方を
するんで、少しは馴染めると思っていたのに
まったく入り込めなかった。
て言うか、突っ込みどころ満載だった・・・。
新興宗教さ、祈れ祈れで頭を停止させ
掃除やらで体を酷使させて
単純な達成感を与えて
自分で考える事をさせなくするシステムだよ。
ちなみに私はどこで “新興宗教” と
判断するかというと
大昔の偉い人じゃなく
現代の人を崇めるとこ。
宗教において人は皆平等、と言いつつ、
生き神様がいる、とかいう矛盾。
気が短いとは思うけど
ひと祈りごとに飛んでいく小銭に
財政難に陥るし
こっちの状況は益々悪くなって
円形脱毛症にはなるし、で
数か月も持たなかったよ・・・。
会合に行くのをやめて、しばらくして
件の担当医に抗うつ系の治療をお願いしたら
「“お勤め” をさぼっているから
ウツになるんです!」 と言われ
ここここりゃいかん
それは医師の言う事じゃない、と驚愕し
さっさと黙って転院したよー。
もちろん宗教も止めた。
自腹で買った経典とか、お役に立ててください
色々と勉強になりました
ありがとうございました、と言っても
「ああ、そう」 みたいな終わり方で、
まず人として! と説教したかったけど
新興宗教って、すんなり止められる事が
奇跡だと思うんで
それこそ触らぬ神に祟りなし
で、関わらないようにしたさ。
いやあ、無事だったから言える事だけど
貴重な体験だったよー。
周囲の人には、ものすごく驚かれて
ドン引きされたけど
この結末は全員が納得してくれたよ。
皆、何のかんの言って
私の判断力を信じてくれているんだなあ
と、わかったのも、嬉しい発見だった。
でも怒られたけどな。
円形脱毛症はまだ治っていない。
祟りか?
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でも老後はこういうのにお世話になるんだろうなあ・・・。
「け・・んこう・・・?」
腰を抜かしていた女がつぶやく。
「あ、ごめんなさい、ご無事ですか?」
馬を降りて、青葉が
女性のところに膝を付く。
後ろでカサッと草を踏む音がする。
まだ残党がいたのですか
青葉が振り向きざまに槍を振る。
キィン
受け止めたのは
鞘から3寸しか抜いていない刀。
ニヤニヤする勝力に
熱が冷めない青葉が向かう。
「ひ、姫さま!」
慌てながらも、余裕で青葉の突きをかわし
鞘に入ったままの刀を
青葉の眉間で寸止めする。
わたくしは決して強くはない。
だけど、そのようなわたくしでもわかる。
このお方は相当な腕前だわ。
強張った表情を崩さない青葉の目を
見据えながら
用心深く、その手の槍を押さえる。
「姫さま、お顔に似合わず
凶暴でいらっしゃいますな。」
青葉はヘタり込んだ。
先程の5人を斬った興奮が静まらない。
「悪人なら楽しく斬って良いんですよ。」
その囁きに、気付いたら頬を叩いていた。
あの槍をかわせる勝力が
大人しく殴られている。
「ごめ・・・」
「それがしに謝る必要はないんですよ。」
違う、これは八つ当たりだ。
わたくしの中で
何かが変わっていっている・・・。
青葉は血に濡れた赤槍を見て
愕然とした。
「このお姫さまの方が大丈夫?」
ようやく立てるようになった女が
青葉を覗き込む。
「あ、ごめんなさい。」
青葉は着ていた上掛けを脱いで
女性の肩に掛ける。
「血で汚れているけど
我慢してくださいね。」
「とんでもない
こんな高価なお着物をもったいない。」
「よろしいのです。
送りますから
おうちを教えてくださいな。」
女は完全に落ち着いたようだ。
「こういう事なんざ、あたしらにとっちゃ
日常茶飯事ですから、お気になさらず。
こんなとこを、女ひとりで
歩いていたのが悪いんですから。」
「でも・・・。」
なおも心配する青葉に、女は言った。
「あんた、青葉姫さまでしょう?」
「え、ええ。
どこかでお会いしましたかしら?」
「ううん、乾行さまに聞いていたから
知ってるだけ。」
思わぬ人物の口から乾行の名が出て
驚く青葉。
「近くで見ると、恐いぐらいの美人だね。
こりゃ敵わないわ。」
「乾行さまとお知り合いですか?」
状況が飲み込めない青葉が懸命に訊くのを
勝力が止める。
「相手しちゃ駄目ですよ。
ありゃ、遊び女(あそびめ)ですよ。」
その言葉に女が怒る。
「違うよ! 失礼だね。
あたしゃ、乾行さまの女だよ!」
「こんな高価な着物を着て戻ったら
盗んだと誤解されちまう。」
青葉の手に着物を押し付け
女はさっさと歩いて行く。
「あ、礼は言っとかないとね。
助けてくれて、ありがとね。」
返された着物を取って着せてくれる勝力に
青葉が嬉しそうに言う。
「乾行さまの恋人って事ですのよね?」
だから、あんた、敵視されてるんだって
気付いてくださいよ。
勝力が内心、呆れる。
続く
ブログをいきなり休んで、すまんだった。
持ち主がババアだと
パソコンも加齢がひどいようで
ここんとこ、調子が悪いんだよーーー。
そんな老朽化パソコンが止まったせいで
せっかく、最高の記事を書こうとしてたのに
忘れてしもうた。
冷蔵庫がヤバそうな、この時に
パソコンが壊れたら
もう、ワヤだよ、ワヤ。
“ワヤ” っていうのは多分、方言で
“全部アウト” みたいな意味。
“ワヤクチャ” というのは
“とっ散らかる” みたいな意味かな。
グチャグチャ・・・、という
割と悲壮感あふれる言葉。
冷蔵庫で思い出したけど
去年かな? 洗濯機を買ったんだよ。
そしたら、胴体のとこに
シールが貼ってあるんだよ。
「この機種は7年経ったら
火を噴くかも知れませんので
ご注意ください」 みたいに。
店頭では、そんなシールはなかったし
7年後に火を噴くような洗濯機だったら
買わなかったぞ! と
何かとても恐いだよ。
PL法が出来てからというもの
長ったらしい注意書きが増えて
説明書の半分は、くだらん注意書き
「これは食べられません」 とか
「手をどこそこに入れないでください」
などの、アホ扱いか! というような
メーカーの防御を、よく目にするけど
“火を噴く” は初めてだよー。
ここで頭を冷やして
洗濯機を確認に行ったら
「標準使用期限 7年
標準使用期限を越えてお使いの場合は
経年劣化による発火、けがなどの
おそれがあります。」 だった。
ニュアンスがえらい大げさになっとった。
だよな、“火を噴く” って
どこのゴジラの話だよな。
こうやって風評被害って広まるんだな。
にしても、標準使用期限7年・・・
短いのお。
機能なんか増やさんで良いから
丈夫で長持ち、が嬉しいんだけどな。
そんで、発火とけがのおそれがある、って
言いっぱなしな気がするんだけど
実際に起きたら、メーカーに
「ほら、みた事か」 と言われるんか?
うきーーーっ、それ、腹が立つーーー!!!
暑さのせいで、いらん妄想をして
ひとりで怒っていてバカみたいだが
みたい、じゃなくてバカなんだ。
で、何の話だったかな。
あ!
昨日は休んで、どうもすみませんでした。
やっぱり持ってるヤツが老齢だと
機械もすぐ壊れるようで
(と、最初に戻る)
うちのパソコン、Windows7にして
どうも調子が悪くてなあ・・・。
やっぱり持ち主が頭が硬いと
機械も新しい機能についていけず
(と、また最初にもどる。)
パソコンともども
どうもすみませんでしたーーー!
何か、今後も人機あわせて
こういう事がちょくちょく起こりそうで
その度に心配をかけるのも心苦しいので
“毎日更新” という縛りを
なくす事にしたよー。
これからは、のんびりと
更新していく事にする。
でも、これ、難しいーーーっ!
まずは自分が、休む事に慣れねばな。
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昔、ゴジラのライターを持ってて
それを持ち歩いてたんだけど
かさばるわ重いわの割に
瞬間芸的位置に見られるので
家でしか使えなかったよ・・・。
「いつから始めますかな?
それがしは今日からでも構いませんぞ。」
思いがけずに降って湧いた、
青葉との接触の機会。
それも八島の殿の “命令” に
勝力は浮き浮きしていた。
軽い男ね・・・、青葉は少しイラ立った。
「今日は駄目です。
これから槍・・・のお礼に
乾行さまのお・・・墓に
お参りしたいのです。」
また涙が溢れてくる。
すっかり泣き癖が付いているようで
困った事ですこと。
青葉はグイと無造作に涙を拭った。
「では、それがしも
護衛で付いて参りましょう。」
青葉は即答した。
「いえ、ひとりで行きたいのです。」
勝力はしつこくしなかった。
代わりに馬や花の手配を
テキパキとしてくれた。
その手際の良さに驚く青葉に
勝力はニッと笑う。
「武闘派だと思われがちですが
それがしは文武両道なのですよ。」
墓所は町の外れの寺にある。
乾行の墓には、煙を上げる線香が
置かれていた。
つい先ほど誰かお参りなさったようね。
自分も花を添え、しゃがんで手を合わせる。
わたくしも、いつ天命が尽きるか
わかりませぬけど
姉上や乾行さまが先にいらっしゃると思うと
恐くありませぬ。
姉上も美人だから
きっと乾行さまはお喜びですわね。
クスッと笑う青葉。
帰りは少し遠回りをして
草原の方へと向かった。
横座りをして、青葉は馬を飛ばす。
肩の下まで伸びた髪が風になびく。
まだ少しの時しか経っていないのに
こうやって馬を走らせるのが
随分久しぶりに思える。
わたくしはすっかり
お転婆になってしまったのかしら。
青空に向けて、スウと息をする。
こんなにも世界は広かったのですね。
馬上で気持ち良さそうに空を仰ぐ。
ああ・・・、これでまた頑張れますわ。
その時、遠くで何かが聞こえた気がした。
注意深く見ると
草むらを数人の男が走っている。
「誰か!」
女の声に、駆け寄る青葉。
行ってみると、女が男たちに追われていた。
「お待ちなさい!」
青葉の言葉に振り向いた男たちが喜ぶ。
「おおっ、これは
ものすげえ美人じゃねえか。」
「おい、待て、あの格好は
良いとこのお嬢さまだぜ。」
「良いとこのお嬢なら、余計に好都合だぜ。
恥を恐れるから
口止め料もはずんでくれるさ。」
男たちの言葉に、青葉の怒髪は天を突く。
「なるほど、下衆なお方たちですのね。
試し斬りにはちょうど良いですわ。」
槍の包みをほどく。
日光を反射して槍の刃が輝く。
「槍は技術がないと接近戦は不利
馬上から振り下ろす事。」
「右利きなら、常に馬を左回りに動かし
死角を潰す事。」
「多人数を相手にする時は
まず全員に傷を与えて動きを鈍らせ
全体を見つつ、無理をせずに
ひとりひとり仕留めていく事。」
乾行の教えを忠実に実行して行く青葉。
赤槍は、初めて使うとは思えないほど
手に馴染んでいる。
高価な着物をちゅうちょなく血で汚し
男5人を余裕で倒した青葉は
槍に愛おしそうに抱き締めた。
「乾行さま、ありがとう・・・。」
続く
私の母は、何というか
独特な人であった。
私がまだ小学生の時。
チャイムがなり、玄関に出た母が
大声で叫びながら居間へ走って来た。
「あなたーー、ほらふきさんが
いらっしゃったわよーー」
その時、私も居間にいたのだが、
父の青ざめて目を剥いた顔が
印象深く記憶に残っている。
実は “ほらふき” さんとは、苗字ではなく
その人の普段の素行で
回りの人から叩かれていた陰口だったのだ。
父が玄関に出てみると
そこにはもう誰もいなかったという。
それから母は正座して、
父の激しい説教をくらうことになるのだが
私には、母にそれが苗字だと思い込ませるほど
陰であだ名を連呼していた周囲の人の方が
悪いと思える。
父方の親族の集まりがあり
母がそこで起こした出来事。
私の従兄弟(20歳以上年上)に
母が声を掛けた。
「あら、六郎さん、お元気でした?」
その場が凍りついた。
(もうおわかりかと思うが)
“六郎”さんとは、希望大学を六浪した
ボンクラなその人のあだ名で
その人はそんだけ浪人したあげく、
希望の学部には結局入れず
他の学部に滑り込んだという
経歴の持ち主である。
しかも、長男だった。
長男に “六” はつけないだろう。
その人はその後、やさぐれたとみえて
跡取りだというのに
大モメにモメて京都に養子に行く。
私が東京にいた時、親族の弔事があった。
父がうるさく言うので
仕方なく手伝いに行ったのだが、
親にきつく言われた通りに
「お手伝いさせてください」 と
しおらしく台所に行くと
そこでは和服を着た女性が
場をしきっていた。
私の顔を見るなり
その女性は 「じゃあ、これを切って」 と
タコを丸ごと私の前に出した。
切るどころか、触ることも出来ない。
あやうく混乱魔法をかけられそうになったが
「恐れ入りますが
切り方を教えて頂けないでしょうか」 と
あくまでも、親の顔を潰さないように
タコをも触る決心で
気を遣いまくっている私に
その女性は京都弁で言った。
「まあまあ、おかあさまが
大切にお育てになってらっしゃるから
包丁も握ったことがありませんのねえ。
ほっほっほ」
(京都弁略)
「かあちゃんのしつけが悪いとか以前に
初対面の相手に
いきなり嫁いびりのような真似ができる
おめえの脳みそは
一体どういう仕様なんだよ!」
と、暴れたかったが
見事に要点を突いた攻撃には
何の言い訳も出来ない。
その後その女性は、何故か
私にしつこくからんで来たが
そこまであからさまに
嫌味を言われた経験は初めてで
何か新鮮で面白く、イキイキと
「申し訳ございません」
を、繰り返していた私であった。
後日、その女性が
“六浪” さんの奥さんだったことがわかり
“江戸の仇を長崎で討った” わけだな
と判明した。
この騒動の発端は母にあると思うのだが、
見事に 「役立たず」 を披露した私が
以後、親族の集まりに
出席することはなかった。
中学の頃は、部活があるので
土曜はお弁当だった。
いつも、おかずが玉子焼きと
ウィンナーだけだったので
「たまには違うのを入れて」 と
お願いした私に
母が、「じゃあ、何がいい?」と聞いてきた。
まさか、そういう質問がくるとは
思っていなかったので
何も考えていなかった私は
自分でも何故そんな事を言ったのか
よくわからないのだが
「・・・かまぼこ・・・とか・・・?」
と、とっさに答えた。
次の土曜日、うきうきと
弁当箱の蓋を開けた私は、即行で蓋を閉めた。
おかずがかまぼこ1本丸ごと入っていて
しかも、それのみ。
かろうじて切ってはあったが・・・。
こういう結果は読んでる人は
想像してただろうが
実際にやられると、かなりヘコむ。
弁当の2度見など、誰がしたいだろうか?
文句を言う気力もそがれて、
私は母に告げた。
「いつものお弁当でいいよ・・・。」
そんな母だが、遠足とかの行事には、
何故か異様に気合が入るようで
お弁当も三段重箱とかをつくるのだ。
私はその、一体、何人で食うんだ
というような、重くデカい重箱を
かついで山登りをしなくてはならず
かといって、文句を言おうものなら、
きっとまた “悪気まったくなし” の
倍返しが待っているので
同級生たちに気の毒がられながら、
この苦行を黙々と遂行していた。
・・・結局、食いきれないので
中身がほとんど残り、帰りもまた
その重い弁当をかついで帰るハメになる。
そして帰宅して
「外だと、食欲も増すのにどうして残すの」
と、物事には限度があるだろう、と
反論したくなるようなお小言をいただくのだ。
うちの母は無心で
人を窮地に陥れるタイプの人間であった。
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保温保冷両用タイプの水筒。
私もこの手に、ぬくめのお湯を入れて
持ち歩いている。
うん、頻尿になるんで
お茶からお湯へと降格したんだ・・・。