ニンテンドーDSの脳年齢ゲームが
オヤジどもの間で流行ってるらしい。
「脳を若返らせよう」だってさ。
私の脳年齢は3歳ぐらいなので
これ以上若返ったら胎児になるぞ? ああー?
皆、普通にそうかと思ってたら
違うようなので、自慢にしとるが
私はガキの頃や思春期の頃の
気持ちをはっきり覚えている。
これが、「いつまでも子供の心を」とか
美しいもんじゃねえんだよな。
“気持ち”は、喜ぶべきか恥じるべきか
はっきり言って、今とほとんど変わらんのだ。
違うのは、年を取る毎に知識や経験が増えていき
それのおかげで、理解できる状況が増えただけって感じ。
特に高校ぐらいの頃は
わからない=不安 に繋がって
文字通り、とても不安定な精神状態だったもんだ。
年齢を重ねるにつれ、知識と経験で
物事ってのは、本質は単純なんだと気付いてくる。
そこでようやく落ち着くんだが
これは実は、頭が良くなったわけではない。
基本的なバカさ加減は、ほとんど変更なしである。
これに気付いたら、ちょっと沈むが
頭の良し悪しは一生固定項目のようだ。
この“頭の良し悪し”は、学校の成績の事ではない。
記憶力、理解力、判断力、応用力、順応力などなど。
ほんと、脳の働きみたいなもんだな。
しかも、これが年々衰えてくるんだよ。
私なんか、20歳を過ぎたあたりで
ガクーーーーーッときて
不安になって、兄に相談したもんね。
「頭の中に霧が掛かってない?」
身内は冷たいもんで、即、流されたが
あの頃は、自分の脳細胞が日々死んでいくのが
実感できて、いずれ脳死状態になるんじゃないかと
マジですんげえ怖かったもんだ。
今じゃ生きてる脳細胞はロクに働かずに
生き長らえているヤツらばっかりなんで
悩みも減って目出度えもんさ。
だから、頭が鈍くなるってのも
本人にとっちゃ、そう不幸な事じゃないかも知れん。
ただ、頑固者ってのは、周囲には迷惑だよな。
ニンテンドー、相変わらず良いところに着目する。
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