偶然チャンネルが合ってて、電車男のドラマを見た。
あああ、最初から見てればよかった、と後悔した。
オタクをTVで見るのがこんなに面白いとは。
これは映画も観てみるべきだな。
電車男の実際の書き込みを知らないヤツに解説。
ドラマじゃ、かなり脚色しているみたいだから。
そもそも電車男はエルメスを助けたわけではない。
目の前に座っていたおばさんにジジイが絡み
それを電車男が注意したら、ジジイが電車男につっかかってきて
もみ合ってる時に、電車男の隣に座っていたエルメスに
腕が当たっただけ。
ついでに言えば、ジジイを取り押さえたのは
おばさんが隣の車両から呼んできたサラリーマン。
エルメスの本当の恩人は、このサラリーマンで
電車男は極端に言えば、加害者なのだ。
この出来事は、駅員が警察を呼んで、交番に行って
調書まで取っているのに、どこの記録にも載ってなく
調べても事実確認はできなかったそうだ。
エルメスがお嬢様だと言うのは、スレの住人の思い込みで証拠はない。
一戸建てで車があって、家の中で犬を飼っていたらお嬢様
と言う、独身男板の住人の感覚のおかしさにはビックリさせられる。
一体どんなヤツらが書いているんだ? と、興味深かった。
電車男が言うに、エルメスは “準” オタクだった。
確かに、最初から電車男をターゲットにしているとしか思えない
純情ぶりつつカモーンな言動には疑問を抱いたが
これが同人女だったら納得がいく。
(今の同人女は見た目も良いのが多いので無問題)
この “準” というのは、電車男の感覚だから怪しい。
彼はエロ同人オタクで、ちょっとロリが入っているようだ。
状況を考えずに 「今からプリキュアが始まるので30分後に」
とか、平気で言うのは、オタクによくある行為である。
スレの住人たちが電車男の報告を14時間待っていようが
電車男は自分の趣味を最優先するのだ。
こういう事を当然のようにするので、オタクは一般人に
受け入れられないというのに・・・・・。
この話の本当の最後は、電車男がエルメスに過去ログを入れた
CDを持って行き、それを読んだエルメスが感動し
「もっと書いて」 と、せがみ、スレの住人が止めるのに
エルメスとの性行為をエロ小説のように書いた直後に
突然、電車男はいなくなる、という展開。
これ以降、電車男は一切現れなくなって
それがまた疑いの種になってしまう。
この話にはおかしな点がいくつもあって
電車男の話はウソだ妄想だと議論がなされている。
私の感想は、この一連の話は電車男の妄想だ。
エルメスは、電車男みたいなヤツにとって
とても都合の良い言動をしてくれる女性で、現実味がない。
だが、大事なのはそこではない。
この話のどこが素晴しいのかと言えば
電車男の相談や迷いに、スレの住人たちが
優しく根気良く叱咤激励している事。
それが女性から見たら、見事に的外れで
だからモテねえんだよ!、と突っ込みたい部分も多々あるが
それでも、通りすがりの匿名野郎に対して
こんなに親身になれる住人たちには感動させられる。
電車男の書いた内容がウソか本当か、どうでもいい。
これは充分にドラマなのだから。
・・・・・と、思ったが
書籍化映画化ドラマ化されるに当たっての
利権問題でもめてるようで
現実はやっぱり美しいままには終わらないんだよなw
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