喫煙者の悲劇

この話題は出したくないが
世のマナー悪の喫煙者を責める以上
己の事だけ避けるのは卑怯なので、しょうがねえ。

私の喫煙歴は16歳からである。
当たり前だがその頃、周囲の友人は誰も吸っていない。
ひとりで、ごく自然に吸い始めたのだが、今思うと
父がロングピースのヘビースモーカーで
しかも火を点けて置きタバコという吸い方をしてたので
私は生まれてからずっと副煙流の中にいた事になる。
もしかして既にニコチン中毒になってたのかも知れん。

ま、理由はともあれ、私もヘビースモーカーで
1日に40~50本ぐらい吸う。
かろうじてニコチン0.1mgのに落としてはいるが
そんな事は何の気休めにもならん。

このタバコというのは、良い事いっちょもなしで
まず金銭面。
1箱270円で、それを計算すると
過去とんでもない金額になるし、未来も目まいがする金額になる。
もう、絶対に計算したくない。
次に健康面、美容面。
私の体調不良の原因は、元を正せばすべてタバコに起因すると思う。
美容もタバコのせいで、せんでいい努力が不可欠。
普段の生活でも、例えばタバコの臭いを消すために
ミントは常に持ち歩くとか
ヤニ付着防止のための歯磨きにも余念がなく
マウスウォッシュも2種類常備。
こうやって、いらん金がどんどん飛ぶのである。
これらは詳しくは言いたくない・・・。

では何故こんな弊害を受けてまで喫煙をするのか?
それは、吸ってしまったからである。
それしか言いようがない。
タバコは最初から吸わないに限る。

私の場合は、止められんと言うより、止める気がない。
ふと、アル中やヤク中とどっちが良いんかな、とか考えてしまう。
そういう比較をしたくなるほど、タバコは厄介である。

こんな私は、外出をしてもタバコは手放せない。
美味いとは思わないが、吸わないと落ち着かないのだ。
デパートとかでキーキー買い物に走りまくっても
最近の茶屋は喫煙席もないところが多いので
灰皿のある場所で一服、となる。
行きかう人々には迷惑かも知れんが、ごめん、見逃して、と
端っこで細々と吸うのである。
それが大抵は寒空の下 (夏は炎天下) で
「こんな思いまでして吸うんか?」 と、情けない事この上ない。
なので、堂々と歩きタバコをしているヤツを見ると
「おめえらがそんな事をするからーーーーー」 と
喫煙しないヤツが思う以上に殺意を覚える。

まあ、どこで吸おうが、他人に副煙流は迷惑だし
全席喫煙可でも、周囲への気遣いは必要だ。
外では吸わないのが一番良いんだが、それができんので困る。
他人に迷惑を掛けないように、出来る限り努力をしているとはいえ
この部分では、私もモラルがないと懺悔する。
皆様すいません、なるべく早死にするように心掛けます。

タバコを吸うのは、タバコに自分の幸せを吸われてる事になる。
酒を呑むのは、酒に幸せを呑まれている事になり
覚せい剤を打つのは、自分の人生に終止符を打つ事だ。
常習性のある物に手を出したら身の破滅。

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