ボコボコ肌

肌で一番隠せないのが、毛穴の凹凸。
俗に言う “オレンジスキン” というやつで
ニキビ痕がでっかいクレーターのように陥没している状態を指す。
顔中ニキビで悩まされた人に多い。

まず何故こうなるか。
ニキビは毛穴がふさがり、炎症を起こす。
ニキビは潰すと痕が残るなど言われるが
炎症になった時点で、周囲の皮膚細胞が痛手を受けているので
たとえ触らず治したとしても、何らかの痕が残るのだ。
その痕が定着するかどうかは、皮膚の治癒力に頼るしかない。

ニキビ痕を残さないようにするには
ニキビができてすぐ治す事しかない。
炎症が長引くほど、細胞がダメージを受けるからである。

あ、なんか赤くなってる、という段階で、即
消毒液を綿棒の先で、ニキビ部分だけにチョンチョンと塗る。
これを1日数回やってれば、ニキビは必ず治る。
オロナインが効くという人もいるが、オロナインは言わば
消毒クリームらしいので、これも理にかなっている。
ただ、皮膚用塗付薬は、ほとんどがヴァセリンを基材に
薬効成分を配合しているので、この基材の油分で
ニキビを悪化させる場合もあるから注意するように。
(私はオロナインではニキビが元気になったぜ)

いきなりでっかい炎症ニキビができたなら最悪。
中心に白い膿が溜まっている場合は、私の経験上
潰した方が早く治る。
ニキビ部分と指をよく消毒し、消毒液を含ませたコットンで
ニキビの両側から優しくそのコットンで押す。
膿が出たら、また消毒。
その後も気が付く度に、綿棒で消毒液をチョンチョンと塗る。

色んなニキビ用塗り薬が出ているが
基本は消毒だと心に刻んでおいてほしい。
薬を塗るにも、消毒するにも、ひとつ守ってほしい鉄則がある。
それは 「ニキビ部分だけにつける」。
健康な皮膚には薬も消毒もダメージになるから。

では、昔ニキビ満開肌でオレンジスキンになってしまった人。
これをどう治すか。
これは化粧品じゃ難しいのが現状である。
美容皮膚科で治療を受けるのが一番確実である。
間違ってもエステなどには行かず、医師の指導の元でやるべき。
完治しないまでも、目立たないまでにはなるらしい。

美容皮膚科でやっているボコボコ肌の治療法は
 ・細かい宝石や塩などで皮膚表面を削る
 ・薬剤で皮膚表面を溶かす (ピーリング)
このふたつが主である。

ピーリングというのは、簡単に言えば
皮膚表面をヤケド状態にし、跡形なく治すのが目的。
どちらの方法も、一気に皮膚表面の細胞を取り除き
新しく生まれてくる皮膚に期待を寄せるというやり方で
細かい粒子で削るのも、薬剤で溶かすのも
皮膚がケガ、ヤケドをした状態になるので
医師の的確な判断が必要になるし
完治するまでに数ヶ月から数年を要するから
その間、ボロボロの肌でいるのは、かなり辛いと思う。

だが、ボコボコの肌もボロボロの肌もどっちも辛さは同じだろう。
去年やってれば、今頃お肌はキレイだったんだよなー
と、思いつつ耐えるべし。

金額的には1回の治療は、そう高額ではないと思う。
(病院によって違うし、個人差があるので断言はできない)
ただ、1度だけじゃ済まない場合がほとんどで
その間の通院も考えると、完治するまでに
治療だけで10万円はいるんじゃないかな。
アンド自宅でしようする治療薬、化粧品などもあるだろうから
2~30万円は覚悟しとくように。

そんな金、かけらんねーよ! と、憤るヤツ
ならば自宅でコツコツとできる限りのお手入れをしよう。
自宅ピーリング用化粧品セットが各メーカーから出ている。
シャネルは¥26.250、ランコムは¥21.000。
「・・・貧乏人にゃキレイになる道は残されてねえんかよ!」
はいはい、その気持ちはよおーくわかります。
そこで、お肌はキレイでも財布と心が貧しい私が伝授。
3種類の安物でのケアで自宅ピーリング。

まず石鹸。
AHA (フルーツ酸) 配合の石鹸を使う。
有名どころでは、ドラッグストアで売っている
「クレンジング リサーチ ソープ」
メーカーはソニーCPラボラトリーズ ¥840なり。
プラスチック容器でデカデカとAHAと書いてあるから
すぐ見つけられる。

美容液。 VC配合の洗顔直後に塗るタイプ。
ロート製薬のオバジCシリーズが良いでしょう。
C5、C10、C20と3種類あり
化粧水もあるので良いと思うけど
確か1個¥8400ぐらいの値段だったような。
これが高いのなら、フューチャーラボのVC×100なら
オバジと同程度の容量で、税込み¥4750でお手頃。
VC美容液では、こっちの方が良いけど、通販のみなので
ネットで検索して購入してね。
(私も愛用中。 私にはオバジより良い)

その後、馬油。
(もう、馬油にハマっててのお)
馬油は皮膚の血行を良くするので、凹凸改善に高価があるそうな。
これも値段は店によって違うけど、¥1500台で買える。

あとは保湿目的の化粧水と
塗った化粧品が蒸発するのを防ぐフタの役目の
クリームorオイルが必要だけど、これはお好みで。
(馬油は浸透するので、フタをする力はない)

これらの化粧品を使ってコツコツとお手入れをしていたら
割に早く 最悪!→ちょっと悪 ぐらいにはなると思う。
結果が出ない人は、必ず自分が何か間違えてる。
たとえば紫外線に無防備だったりする、とか
ゴシゴシ洗う、保湿をおろそかにする、肌を乱暴に扱う、とか。

鏡を見てため息を付いているヒマがあったら
キレイになった自分を想像しつつ
化粧品に愛と気合いを込めつつ、幸せな気分でお手入れをせえ。
これで絶対に肌は変わる。

最後に注意点を。
どんなお手入れでも、やりすぎはやめれ。
ほどほどに、が、すべての合言葉。
そして、1年は根気良く続ける。 数週間やってダメだ、は、なし。
ピリピリブツブツしたら即やめる。 それは合わないってサイン。

肌は必ず変わる。
「変わらなーい」 なんて、肌をよく見てない証拠だ。
何もしなくても、肌は老化で変わっていってるんだから。
肌を変えないってのが、実は一番難しい事で
それができる化粧品があったら、もうノーベル賞ものだな。

つまりお手入れとは、肌の変わる方向を調節するもの。
化粧品プラス気合いで頑張れ!!

Comments

“ボコボコ肌” への2件のフィードバック

  1. りょうのアバター
    りょう

    目の細かい紙やすりで擦ります

  2. あしゅのアバター
    あしゅ

    プラモじゃねえんだから、やめとけって。

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