くだんの番組のテーマで
「学歴は必要か?」 という問いもあった。
東大卒作家とかが暴言を吐きまくっていて、嫌われまくっていた。
私に問われたら答える。
「学歴は必要」 と。
多くの人が、一流大学に入った事が勝利だと勘違いしている。
確かに勝利である。
が、それは何試合もある中の一勝利に過ぎず
人生の勝利ではない。
学生の義務は勉強で、それを頑張った成果が学歴である。
企業はその真面目さを買って、自社に入れるんであって
仕事でも同じように頑張ってくれるだろう、という目安なのだ。
「教科書に載ってる事って社会に出たら意味がない」
とは、よく聞く言葉だが、これも違う。
若い時に、脳みそを鍛え、一般教養を身に付け
与えられた事をこなすという性質を養うのだ。
それが義務教育の意味。
学歴は、「一生懸命頑張りますよ」 という
付加価値が自分に付くんであって
頑張ればちゃんと認められる証拠。
受験のためだけに勉強させられてるんではない。
問題は、一流大学に入ったら目的達成をしたという勘違い。
次は大学で自分が何をしなければならないのか
会社で何を求められているか
自分の環境によって、次々に目的を変えて
頑張り続けるという持続性がないと、意味がない。
学歴だけでは世の中は渡っていけないという現実は
こういう仕組みになっているからだ。
つまり、一生、頑張り続けろってこと。
では、学歴が直接関係ない仕事につきたい場合
それでも学歴は必要か?
その都度その都度、頑張ったら、それは自分の力になるから
結果として学歴をつけられる状況はついてくる。
進学するかどうかは、家庭環境にあるだろうが
寄り道できるなら、進学した方がいい。
どうせ人生、一生勉強なんだ。
それがメインにできる学生時代に、それをせんともったいねえ。
学歴がない人は?
学歴という付加価値に代わる武器を身につければいい。
逆に言えば、高学歴しかないヤツより、遥かにいい。
ヘタに高学歴になったアホウは、それを葵の御紋のように
使いまくって、己の品格を軽蔑されるもんだ。
家庭の事情とか、自分の学力以外の要因で
学歴をつけられない場合も同じ。
マシンガンにするか、アサルトライフルにするかの違いだ。
一見、マシンガンの方が万能に思えるが
マシンガンの本来の用途は支援的役目で
なのに敵からは、一番に標的にされる。
状況によって武器も選ばんと使えんってことだ。
そもそもが、「学歴なんていらない」 とか
「学歴だけじゃない」 とか
そういう言葉を言う気持ちがわからん。
学歴社会や高学歴天狗に対して言う事が多いだろうが
学歴社会は日本の一部で、全部ではないし
学歴を鼻にかけてるヤツにそれを言って何の効果があるんだ?
そいつは、それを言いたくなるほどヤなヤツなんだろ?
わざわざ自分が改心させてあげる必要はないし
聞く耳を持ってるのなら、ヤなヤツになんかなってない。
そんなアホをまともに相手にする
自分の信念の揺らぎを恥じれ。
そんなヤツのお世話より、その言葉が
頑張ろうとしてるヤツのやる気を失くすかも知れんから
売り言葉に買い言葉でも言うべきじゃないな。
うーん、書いてて思ったが、私の正確な答は
「学歴は必要」 じゃなく、「学歴は大事」 だな。
あの番組の問いには沿ってない答になる。
ヘンな質問をするから極論しか出ねえんだよ!
しかし、こういう説明は、親や教師がするべきであって
こんなバカな議論が出る世の中なのが悲しい。
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