TSUTAYAに文句!

ゾンビ映画は普通レベルだった。
こういう同じ題材だと、監督の才能がはっきり出る。
ゾンビ映画の最高傑作は、昔のやつ数本
(相変わらずタイトルを忘れとる)
比較的新しい (それでも古いが) のだと、バタリアンが最高!

ゾンビ映画はどれも、観終わった後に
空しさが残るのがやりきれん。
未来があるんかないんか、わからん終わり方が多いからだ。
私だったらどうするんだろう、とか思ってしまう。
(バタリアンは、ここをクリアしていた。
 悲しい終わり方だったが、人類の未来は守られた)

こういう気分になった時は、超人的殺人鬼でも観て
すっきりしようと、「悪霊のいけにえ」 を観る。

・・・・・・・・・おおい・・・・・・・・・

ホラー映画に駄作は多い。
だが、それはホラーファンには覚悟の上。
ホラーを観るのはジェットコースターに乗るようなもの。
キャーキャー言って、それでよし、なのだ。

なのに、こんなゆるいファン心を踏みにじるほどの作品が
最近、多くなってきているのはどういう事だ?
学芸会のノリで作ってんじゃねえの? と、思えるほどだぞ?

こんなんで金を取っていいんかよ!!!!!
これが制作費かけまくりの大作と同価格でいいんかよ!

この 「悪霊のいけにえ」 の解説は
「殺しても殺しても死なない片靴のパイレーツが
 同級生を次々に惨殺していく」 だった。

裏書を書いたヤツ、この映画を観てねえだろ・・・。
ジャロに言うぞ、このやろう!!
もっと真面目に仕事をせんかい!

タイトルと内容はまったく関係なし。
殺しても殺しても、とあるが、1回しか反撃されとらん。
そして、ほとんどは片靴だが一瞬、両方靴を履いてたぞ!
ちゃんとチェックせんかい!

血はホースでピューだし、「キャア」 ドスッですぐ昇天。
役者も本気で逃げていない。
殺人鬼が迫っているのに、いきなり西洋版こっくりさんの
盤を出して、何と霊頼みをしようとしてやがる。
おまえはもう死ね! (もちろん死んだが)

バリバリうるさいチェーンソーを片手に
忍び足でソーッと歩く殺人鬼にも 「?」 だったが
その殺人鬼が踏んだ小枝の折れる音で、やっと
真後ろに危険が迫っている事に気付くヤツも、ほんっと不思議だぜ。
小枝のパキッが聞こえるんかよ、あのチェーンソーの轟音の中
ギャグか? 狙ってやってんのか?

吹き替えもふざけまくりで、声優陣もやる気なしとみえる。
「こんな汚い湖で撮影~♪」 って
ほんとーーーーーに原作でもそう歌ってんのか?

呆れ果てて、メイキングがついてたので、それをチェックする。
デブがヒッチハイクで車に乗せてもらうが
行き先を告げると、いきなりブレーキを踏まれ
車から追い出されるシーンがあるのだが
このデブ、とことん腹筋が脂肪になってたらしく
ブレーキを踏まれた際に、フロントガラスに激突し
なんと、フロントガラスにヒビが入ってしまうのだ。

メイキングでは、誰もデブの脳天の心配をせず
「おい、どうすんだよ、この車、まだローンが残ってるんだぜ」
と、本気で怒って大騒ぎ。
デブも 「ノーギャラでこれはあんまりだろ、ギャラをくれよ!」
と、反論し、汚い金換算な展開になっていく。
おまえら・・・それメイキングじゃなく、内輪もめだろ。

ご丁寧にNGシーンもあったが
この映画自体がNGなので、成り立ちません!!

こういう何の特典にもなっていない特典映像を見ていくと
ショートストーリー、とかいうのがあって
後日談とかかな、と観ると、まったく関係のない忍者映画だった。

そういや、本編にも日本車が出ていて
「こんなステキな人がトヨタ車で迎えにきてくれるなんて」
というセリフもあり、この映画の監督は
微妙に日本好きなんだな、と、思われる。

何故 “微妙に” か?
カンフーの達人が柔道着を着ているのも 「?」 だが
その襟が右前になってたり左前になってたり
シーンの度に変わっているのが、すんげえ気になったのさ。

しかも、正義の味方のカンフー達人が、苦労して苦労して
悪の忍者軍団に立ち向かっているのに
最後はアメリカの警官たちが現場に踏み込み
忍者軍団を警棒でタコ殴りにして、一件落着・・・・・。
最強は米警官かい。

この “ショートストーリー”
本編より長くて “ショート” ・・・。

唯一の救いは、主人公?の男の子がすげえ可愛い東洋人だった事。
クレジットを見たら、何と日本人だった。

この “ショートストーリー” にもNGシーンが入ってて
はいはい、撮ってる方は楽しかろうよ、と、空しい気分にさせられた。

こんなんに金を取るな!
観てもらえるだけでもありがたく思え!
タダでも観らんがな、ふん。

TSUTAYA、頼む
せめて “映画” と言えるものを置いてください。
良い映画なのに、置いてないのも沢山あるというに
何でこういうのを入れるんだよーーーーーーーーーーーー!

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