堀江社長のダンス

今回のライブドア騒動で、私が一番感じたのは
マスコミの変わり身の早さである。

堀江社長は、嫌われてる嫌われてるという割には
ちょっとした事でも、もてはやされていたと思うんだが
逮捕された途端、よってたかって悪口に走る。

そりゃあ犯罪を犯したんだから
悪いヤツ扱いは当然かも知れんが
まだ容疑者で刑も確定していないだろう。

堀江社長はよくマスコミに顔を出していたが
それを見て、いわゆる “業界人” というのが
本当に特殊な感覚の持ち主なんだ、とわかった。
堀江社長は、一般社会では特殊な個性だろうが
それでも “業界人” と比べると、一般人に近く見えた。

インタビュアーのわけわからん質問が常々疑問で
でもインタビューをされる側は、普通に答えてて
この質問に疑問を抱く私がアホウなんかと思っていたが
堀江社長はそれに噛み付き
あ、やっぱ変な質問なんじゃん、と安心できた。

堀江社長は、「すぐイラだつ」 とか、よく言われていたが
私ならもっと早くキレるし、答えない。
堀江社長はいちいち質問に答えてて、すげえ気が長いぞ。

テレビ朝日の女性記者?が、逮捕前の堀江社長に
電話でインタビューをしていて
それが家宅捜査の最中なのに、30分おきに電話をする。
しかも喋り方が、何か失礼な態度なのだ。
相づちが 「うーん、うーん」 みたいな返事。

これが普通なのか?
堀江社長がこの女性と友人だったら、わかるが
普通に話してるだけでムカついてきそうなヤツで
こういう女性と喋り続けるなど
堀江社長は何て親切なんだ、と思った。
私だったら、どうしても話したい事がある場合
他の人にチェンジかけるがなあ。

堀江社長の一連の流れは
一般人がTVの世界に足を突っ込んだらこうなる
という、失敗例に思える。

“時代の寵児” とか言ったのはマスコミだろう。
話題になるなら、すぐ喰いつき
高く持ち上げて、叩き落すようなマネを平気でする。
懇意にしてたヤツもいるだろうに
ひとりぐらい表立ってかばうヤツはいないのか?

私はいまだに堀江社長に興味はないし、共感もしないが
豪勢な生活から一転して、暖房もない拘置所生活になって
すげえ可哀想だ。
調子ぶっこいて、踊りすぎた後の静けさに哀れを感じる。

何が悪かったか、とか、突っ込みどころは山ほどあれど
それは検察がこってりやるだろうし
転んだヤツに石を投げたくはない。

数ヶ月後か数年後かに
つんのぼせて戻ってきたら、また叩くだろうが
今はただただ、人生の転落を見たイヤな気分。

何か、自分でもよくわからんが
まるで自分が叩かれてるかのように、シュンとなっちゃって
この話題、書いててどんどん辛くなって、途中でやめたかったが
いつもより筆が進まず、時間が掛かったので、消せねえ。
読み直すのもイヤなんで、このまま載せる。

読んだヤツ、すまん、おめえの時間を浪費させちゃったぜ。

Comments

“堀江社長のダンス” への2件のフィードバック

  1. チョウチャンのアバター
    チョウチャン

    ライブドアと楽天のどちらがプロ野球に参加するかと議論してた時
    大半がライブドアの味方だったような気がしたが
    今朝のテレビで「楽天になってよかった」と言ってる人がいた。
    そうかもしれないけど・・・・

    細木数子に前にテレビで「表に出るのにスーツ着ないで行くから負けたのよ」って言われてた。
    牢屋でも「株価見れないんですか?インターネットもだめですか?」って聞いたらしいけど、
    堀江ってやりたいことやってきた子供みたいな人なのかなぁ。

  2. あしゅらのアバター
    あしゅら

    あのだらしない格好は反感を持つよな。
    「僕のTシャツはあなた方のスーツより高いんですよ」
    とか、記者に言ってたらしいが
    値段じゃねえ、見た目だっての。

    ハングリー精神に比例して
    成功した時の態度もデカくなるという法則を発見だな!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です