関西に来て、街の車を観察してて
自分のそれまでの運転が、とても荒かった事に気付いた私。
私の運転は熊本の流儀に沿ったもののはず、と
今回の帰省で、熊本の交通事情を意識してチェックした。
今回はタクシーに計8回乗った。
タクシーの運転手は、全員、喋りすぎるぐらい喋ってくれ、疲れるが
愛想が良く親切丁寧で感じが良い。
なのに、運転はとても荒いのだ。
まず、ブレーキで前のめりになる。
しかもポンピングをしてくれるので
ガッコンガッコン前後に揺さぶられる。
私の腹筋が弱いせいか? と、己を疑ったが
兄は乗り込むなり、手すりを握り締めたので
自分の身体能力のせいじゃないと確信。
ちょっとゆっくり走っている車がいると、皆
「道に迷っとっとですかねえ?」 と、言う。
いや、その車、制限速度で走ってるだけだから。
ある運転手なんか、片道2車線のバイパスで
制限速度50kmで走っている車の後ろにつき
「何ばしよっとだろ、迷っとっとですかねえ。」
と、車を左右に振る。
その遅い (?) 車の斜め前にも車が走っていて
車線変更で追い越せない状態なのだ。
おめえこそ何をしとるんじゃ、と、思っていたら
運転手はギアをセカンドに落とし、アクセルをベタ踏み
ウオオオオオオオオオオンと、エンジンをうならせ
車線変更をし、前にいた遅い (?) 車に並行し
斜め前にいた車の真後ろにつき、再び車線変更をし
前にいた遅い (?) 車の前に割り込んだのだ。
んで、次の交差点で右折した・・・・・・・・・。
おめえは信号ひとつたりとも、遅い (?)車の後を走れんのか!
と、突っ込みたくて突っ込みたくて、でも、こらえた。
また別のタクシーで、大学の近所を走っていた時のこと。
大学周辺は学生が多く、道も狭いので、とても危ないのだが
案の定、わき道からノンブレーキで自転車が飛び出し
こっちのタクシーと同方向にカウンターをきって曲がった。
こっち車線の中央まで来ている。
飛び出しは私にも見えていて、危ない、と思う猶予があった。
運転手は 「熊本の自転車は危なかですもんなあ。」
と、言いながら、中央線をはみだしつつ自転車を追い越し、かぶせた。
ブレーキは1mmも踏まず。
“交通弱者” という単語を知っとるか?
と、問い詰めたくて問い詰めたくて、でも、こらえた。
またまた別運転手。
熊本では、割り込みに対して、とても厳しい態度で臨むので
わき道から合流するには、大変な労苦を強いられる。
大人しく待ってても誰も入れてくれないので
ポコッと車を全身させたりと、フェイントをかますのだ。
まったく混んでない道で、わき道で待機している車で
カックンカックンとフェイントをしている車があった。
ちょっと待てば、すぐ車が途切れて合流できるのに
そういう事をしてるのは、よほどの短気者か
ドヘタな素人運転としか思えない。
こちらは本線側を走っていて、その車まで30mぐらい。
運転手がどうしたか?
「威嚇しよっですなあ!」 と、アクセルをガスッと踏み
ガーーーーーッと中央線をはみ出してまで、強行突破した。
・・・普通は速度を緩めて、注意しつつやりすごさんか?
てか、割り込まれたら、どうある?
と、追求したくて追及したくて、でも、こらえた。
実家が利用しているタクシー会社は、なじみだからか
皆、本当に礼儀正しく良い人で
年も50~60代の、落ち着いた男性ばかりである。
なのに、何故、あんなにも運転が荒いのか?
ブレーキというものが存在してないかのような運転である。
しかもそれが、周囲の運転から浮いていない。
やっぱり、熊本の運転は荒い、で、決定。
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