スペツナズとは、ロシアの対テロ特殊部隊だが
数ヶ月前からツタヤに、このタイトルのDVDが出現していた。
裏書を見ると、えれえスリル満載のハードアクションのようだが
ロシアのTV番組のDVD化で
何か私の脳内の怪しいセンサーが警報を鳴らすので無視。
だが、ツタヤに行く度に、そのタイトルが目に付いて付いて
辛抱たまらんので、3本中、1本だけ借りてみた。
借りた1本は、2話入っていて
小学校立てこもり事件と、アフガン?の将軍警護の話。
(注: アフガンとか、アルメニアとか、自信なし。
間違って記憶しているかも)
小学校に立てこもったのは、強盗をした素人5人。
潜入したスペツナズたちは、子供の目の前で
犯人の脳天ブチ抜くは、首をひねって殺すは
あげくが、「ここに隠れてなさい」 って
足元に犯人の死体が転がってるっつーの。
そこにスペツナズ隊員の子供が
作戦中に、親の仕事の邪魔をしたいのか
「パパー」 と、学校中に響く大声を発しつつ走ってきやがり
「危ない! ううっ」 で、隊員倒れ
でも防弾チョッキで隊員は無事で、チュイーンで子供が昇天。
素人に何発撃たれてるんだよ、特殊部隊隊員・・・。
その後、隊員の妻が、夫を含むスペツナズを
人殺し呼ばわりして自殺し
隊員はスペツナズを辞めて、神父になる、と
アクションを極細におさめた逸品に仕上がっている。
元隊員の神父が赴任した先では
アルメニア?軍が、「女子供も関係ない、殺せ」 と
無抵抗の民衆たちを一列に並ばせ、銃殺しようとするなど
こんな非道なヤツはどこにもおらん、というぐらいの
無差別殺人鬼に描かれていて
多分、北○鮮のドラマも、米軍や日本軍は
こう描かれているんだろうな、と、世界情勢を憂えたさ。
次のアフガン?将軍暗殺未遂事件のための警護の話は
あらすじを言うまでもない、薄い内容だったので
突っ込みだけ、やりっぱなす。
まず、対テロ特殊部隊と警護は、まったく別の種類の仕事だと思う。
案の定、作戦がザルすぎて、兵士ボロボロ死んでるじゃん。
最後は守るべき将軍から離れて戦いまくって
ひとりぼっちの将軍、防げたはずの危機一髪で
“警護” って意味を知ってるのかと小一時間!
にしても、暗殺者、弾外しすぎ!
周囲の人間だけ眉間にヒットさせまくりで
肝心の将軍無傷って、上手いのか? 下手なのか?
これが伏線だと思い込んだ西側感覚の私は
暗殺は将軍の自作自演で、実は内紛だ、と推理したんだが
一番犯人としてピッタリな立場の副官が犯人だった、って
何のヒネリもねえええええええええええええ!
そいつ、最初から猿でも不信感を持つほど
怪しさプンプンだったじゃねえかよ!
始まった途端、そいつを隔離しときゃ解決したんじゃねえの?
そんで、私はミリタリーマニアじゃないので詳しくは知らんが
装甲車って、機関銃や重火器を積んでねえかあ?
逃亡する副官の車を延々追い掛け回して、踏み潰すって
どんだけ意味ねえ手間をかけてるんだよ。
ボタンポチッ、チュドーン、ドッカーンで終わらんかあ。
で、ここ重要。
家に着くまでが遠足、犯人の死亡確認をするまでが仕事!
グシャッ、やったー、即Uターン、って
いくら広大なロシアと言えども、そんな大らかさは認めんぞ!
もう、何か、すべてにおいて最小限で
1話を一日で撮っとるだろ? と、聞きたいわい。
アメリカ人が観たら、「こういうアホな国相手に
何年も何年も冷戦とかやってたんかい」 と、大ダメージで瀕死だな。
ああ・・・・・私のセンサーの感度バッチリ!
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