浮気1

友人たちの経験した浮気話。

彼氏が浮気をしていると判明したのは
見知らぬ女性が突然やってきて
友人に 「あなたがいるから私たちは結婚できないのよ
 別れなさいよ!」 と迫ったからだ。

凄いのは、その相手の女性が40代独身女性で
彼氏は当時、20代半ばだったので
どういう気の迷いなんか、はたまたそういう嗜好なんか
友人から話を聞いた仲間は全員、首をひねったもんだ。

彼氏を問いただすと 「一時の気の迷い」 みたいな事を言って
友人に許しを請い、友人も承諾したのだが
その女性は友人のとこに何度も文句を言いに来る。
その内に、不思議な事に友人は気付く。

「彼氏との会話を全部知ってるのよ。」
他の友人が 「立ち聞きしてるとか?」 と、聞いても
「そう思って、見回るけどいないのよね。」

友人はアパートで、一人暮らし。
詳しく聞くと、最近はその女性が付け回すので
彼氏とは直接会えずに電話で話しているという。

彼氏に聞いても 「もう会ってないのでわからない」
と、言うだけで、友人はそれを信じている。

「だったら、それ、盗聴器だわ。」 と言ったら
全員が 「ありえなーーーい」 と、呆れてくれた。

ああ、もう・・・・・よおく考えてみいよ。
彼氏がその女性と話していないなら、盗聴以外にどんな可能性がある?

当時は今のように、盗聴が一般的 (?) じゃなかったが
それでも怪しい通販とかでは売られていたのだ。

とにかく、信じられなくても、外壁に付いている電話線ボックスとか
電話機の中や、電話機の電源が繋がっているコンセントボックスを
チェックするようにと説得したけど
「よくわからない」 のひとことで一蹴されてしまった。

その後、彼氏はその女性を避けるために転勤願いを出し
友人をひとり残し、他県に引越してしまい
その女性は、どうも彼氏を追いかけて行ったようだ。
彼氏の引越しと同時にパッタリ姿を消したからである。

自分のせいで発生したヘンな女性を彼女の側に残し
ひとりで引っ越すってひどくねえ?
しかも、結婚は 『まだ早い』 とか言っていたんだぜ。

何ちゅう展開だよ、と思ったが、私の指摘は
ことごとく友人一同の不評を買うので、黙って見守ったさ。

案の定、その女性は彼氏の転勤先に出現したらしいが
友人は 「その女性とは、もう付き合っていない」 という
彼氏の言葉を信じ続け、数年後に無事結婚をして
今も別れてないので、結果的には良かったと思われる。

別の友人の話だが、妊娠中に電話が掛かってきた。
「役場からですが、出産はどこの病院でなさるんですか?」
電話の相手は女性で、友人の名前を知っていたそうだ。

その友人はとても慎重な性格なので、ヘンだと思って
「どこの役場のどの課ですか?」 と、確認すると
「じゃあ、いいです。」 と言って、電話は切れた。

「何の電話だと思う?」 と聞かれたので
「旦那さんの浮気相手じゃない?」 と、即答したら
「絶対に違う」 と、言い張る。

過去に浮気歴がある夫で、当時は無言電話も続いてて
何故そこまで浮気じゃないと断言できるのか?
まで、ガンガン突っ込みたかったが
他の友人たちも、「違うんじゃないの?」 と、口ごもるので
それがオトナの態度なんだな、と察して控えた。

友人は無事出産したが、そのうちに夫が帰宅しなくなり
生活費も入れてくれなくなったので、離婚した。

この離婚の原因が浮気だったのかは、わからずじまいで
友人はいまだに 「浮気ではないらしい」 と言っている。

あの時に、友人が私の意見を考慮して
夫に問いただしても、この結果は変わらなかったんだろうか。
と、悶々とした。

1ってことは、2へ続くってことだ。

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