これは、06年4月に発売されたプレイステーション2用の
和風アクションアドベンチャーに分類されるゲームである。
話は、アマテラスオオミカミの化身である狼を操り
何者かに穢されたナカツクニという世界を
修復していくのが目的だ。
バトルは□ボタンと△ボタンを押して攻撃、防御。
(装備する武器によってボタンの役割りが変わる)
戦闘によって経験値を得られるシステムではないので
固定ザコ、ボスキャラ以外は任意でオッケー。
特徴的なのは、“筆おろし” という作業で
これはイベントをこなすと解放できる神々から授かる技。
画面に筆で点や線を描くことにより
壊れた物を修復できたり、逆に物を壊したり
移動できない場所に飛んだり、風を起こしたり
火をつけたり、水を枯らしたり、雨を・・・
と、色んな事ができて、これが予想以上に楽しい。
バトル中も、敵の体に筆で横線を描いたら
敵がザックリ真っ二つ、とかできるのだ。
ナカツクニは荒れているので
筆おろしで枯れ木に花を咲かせたり、穢れを塗りつぶしたりして
少しずつ緑あふれる世界に復旧させていく。
それによって、民衆が復活したり、動物が出現して
その動物たちにエサをあげたりしたら “幸玉” というのを貰え
幸玉が貯まると、基本体力を増やしたり、財布をデカくしたりでき
これがいわゆる、このゲームの “ステータスアップ” になる。
日本神話の世界の地を順に進んでいくのだが
途中で釣りだの、モグラ叩きだの、穴掘りパズルだの
幸玉やアイテムがゲットできるミニゲームが沢山あり
決して同じ作業の繰り返しにはならない。
このゲームは、はっきり言ってヌルゲーである。
ストーリーは1本道でわかりやすく
アクションが苦手でもボタン連打の戦闘が苦手でも、サクサク進める。
アイテム数も少ない。
穴を掘って宝箱を出したり
木や岩を筆おろしで切ったり
置いてあるツボやハニワを頭突きで壊してゲット。
これがすぐ復活するので、アイテムやお金を取り放題。
しかし、このゲームの真価は、登場する動物の可愛さにある!
大神 (アマテラス) は、真っ白の秋田犬みたいで
むっちゃくちゃ可愛い!!!!!!!!
犬好きにはもうたまらん!!!!!!!
もう、意味なくタケノ掘りとかをさせて
うっとり眺めているよ。
放っとくと 「キュウ~ン」 とか言い始め
しまいにゃ丸まって寝るんだぜえーーーーー、ラブリーーーー!!!
途中出てくる、いつも寝ている熊や
八犬士である犬も、殴りたくなるほど可愛い!!
(と、アマテラスに頭突きをさせている。 ほほほ)
そして、笑いが満載なのである。
アマテラスは、ボス戦の場所に行く際に
ガケから落下して気絶するし
八犬士はご主人様のフセ姫が死に掛けているのに
召集されても、腹を減らしてエサをやるまで動かないし
ミカン婆は、桜餅を “必殺 餅!” で作るし
スサノオという男は、実は弱いくせに自分を強いと勘違いして
寝ている熊を自分が倒したと信じ込んでいるし
サクヤ姫は世界の守り神で、最重要人物なのに
アマテラスのナビ役の虫?にセクハラを受けまくっている。
サクサク進めて可愛くてほのぼの笑え
これは子供にもお勧めできるゲームである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???
・・・えーと・・・、書いてて何かよくわからん違和感を感じて
わざわざ攻略本と照らし合わせて、読み直してみたんだ。
大きな間違いを発見しました。
“筆おろし” じゃなく、“筆しらべ” でしたーーーーー!
このゲーム、プレイし始めて1週間以上経ってるんだが
その間、何の疑問も持たずに “筆おろし” だと思い込んでいた。
ここで書いて、やっと気付いたぜ。
今、初めて解き明かされた驚愕の真実!!!!!
“筆おろし” って、下ネタ用語だよな・・・。
ああ・・・私って・・・私って・・・。
と、激しく自己嫌悪に陥ったけど、1分も経たずに
「これが私じゃん、らしいじゃん!」 と、立ち直って
ネタとして、訂正せずに残す事にした。
でも、やっぱり心のどこかで自分を責める理性的な私がいるーーー。
・・・・・ちょっと涙目・・・・・
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