暴言失言での失敗談

ネットでは、非常にきめ細やかな気遣いで
問題ある発言など、ただの1粒もない私だが
リアルでは数々の暴言・失言がある。

今、思い出せるのを書いてみよう。

友人に初めての子供が産まれたので
入院している病院にお祝いに行った。

新生児室はガラス張りになっていて
廊下から産まれたばかりの赤ちゃんたちが見られるのだ。

どんだけ物知らずなんか、まったくもって恥ずかしい話だが
新生児を見るのは、それが初めてである。

ズラッと並んだベッドに寝ている赤ちゃんたちは
皆、まるで南米で発掘された土偶のような顔をしていて
「おまえらリトルグレイじゃねえのか?」 と
驚愕している私に、友人が指を刺す。

「あれが私の子供」

見たら、そいつもやっぱりケロリンで
こんな美人の友人から、こんな爬虫類もどきが???
と、すっかり動揺しまくり、無言になった私。

「あっっっ・・・何かとにかく褒めないとーーー」 と
礼儀作法を思い出したはいいが、パニック脳内グルグルで
「褒めると言えば “可愛い” が伝統!」 で、出た言葉が

自分の子供だったら可愛いだろうねー

言った後に 「ん?」 と、何か違和感があり、ちょっと考えて
それでもまだ動揺しているのか、事態が飲み込めず
「ごめん、今、私すんげえ失礼な事を言った?」 と
友人に確認をする、狼藉三昧・・・。

友人は、クスッと笑って
「いいよ、あんたの性格はわかってるから」 と、言ってくれた。

もう、ほんと、ヨソで言わなくて良かったーーーーーーーー!
友人、ごめんーーーーーーーーーー!

帰ってから、即行、母親に電話をして
「あからさまに可愛くない子を褒める時はどう言えばいいの?」
と、泣きついた。

「そういう時はね、『あら、元気そうね』 『パパ似ね』
『大きくなったら美人になるわよ』 とか、言えばいいのよ」

さすが、年季の入ったババアは凄い!
と、感動していたら、何故そんな質問を? と聞かれ
素直にありのままに状況を説明したら
「あなたは何て事を言うの!」 と、説教をくらうハメになった。

おまけにこの話は、叔母にまで伝わり
後日、あらためてババア姉妹揃っての説教会が
華やかに激しく開催された。

・・・許されても、罰はきっちりくらうという教訓・・・。

私にやたらつっかかって来るヤツがいた。
「あしゅらはいいよね、何の苦労もなくて。
 私なんか○○で大変だし・・・」 というような事を
言葉を変えて、しつこくしつこく言うのだ。

今思えば、そいつはイヤな事があってイラ立っていたんで
(後で聞いたとこ、恋愛関係のゴタゴタだったらしい)
目の前で私がのほほんとしているのが目障りだったんだろう。

確かに私は鈍いのは認める。
でも、困難に強いのではなく、困難に気付かないのだ。
気付く事ができた困難には、ちゃんと悩むぞ。
そうそう幸せの絶頂な人生でもねえんだ。

別にそいつの攻撃はイヤではなかったが
ある日、非難や反撃のつもりではなく
何気なく思った事を質問した。

でも、おめえの不幸は私のせいじゃねえよな?

周囲全員が凍りついたさ。
それ以来、そいつは私をとても嫌ったようで
陰で悪口を言われるようになり
私は周囲から 「涼しい顔でバッサリ斬る」 と
辻斬り扱いをされるようになった。

失言なのは認める。
じゃ、関係ない相手にネチネチとイヤミを言うのは
まともなヤツのする事か? と、言いたいが
結論は、どっちもロクでもない、が真理だな。

学生時代の話なので、それが救いっちゃ救いかな。

・・・と、〆たのが大ウソであるかのように
救いなく暴言失言を繰り返している私・・・。
気付いてない場合も多いんだろうなあ・・・。

これを思えば、ネットでの私は天使だぜ。
ネット、書き込む前に読み返せるんで、ほんとありがてえー!
(「読み返してこれかい」 は、荷が重すぎだってば)

Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です