掲示板にある意見を書き込んだら、忠告がきた。
私の書き込みは、どう見ても問題などひとつもないと思える。
単に誰でも知っている事実を書いただけ。
だが、それでもいけないと言われる。
その類の話題は一切出すな、と。
私は当然、拒否した。
「問題のある内容ではない」
私は甘いんだと。
本で読んだような知識しかなく、現状を知らない。
世の中、正論では通らない事も多いと。
それでも納得できなかった。
だって私には、何の他意もない。
そんなだから問題が解決しないんじゃねえの?
しかし、その人の言ったひとことで、それを覆した。
「他の人にも迷惑が掛かるかも知れない」
なんか、脳天を岩で殴られたかのような衝撃だった。
自分の事しか考えてなかった自分を、心底恥じた。
そう言われたら、私の少ない知識での正義感など
即行ドブに捨てるさ。
その人の忠告は、正直、脅迫のようなもので
それにも反感を持ったし
納得できないのなら、とことん突っぱねる。
私は痛い目に遭わんとわからんバカだからな。
でも、周囲が巻き添えになるかも知れないと言われると
白い物も黒いと言って構わない。
私のちっぽけなプライドなど、それに比べたら何の価値もない。
あっさり削除をした。
本音を言うと、今でもよく理解できていない。
今まで書きたい放題やってきたのだが
何が良くて何が悪いのかもわからなくなった。
かなり落ち込んだ。
書く事すら恐くなった。
だけど、冷静になって状況をよく見直すと
その忠告をしてくれた人にも、敬意をはらうべきだと気付いた。
言いにくい事を、よく言ってくれた。
あんな事は、誰も言いたくはないだろう。
本人も、無知な私に対して
どう説明していいかわからないらしく、とても苦労していた。
自分には関係ないのだから、放っとけばいい。
なのに、あえて言ってくれた事に激しく感動した。
こういう事があると、自分はひとりではないのだな
と、つくづく実感する。
特にネットなど、見知らぬ他人が個々に
好き勝手な事を言い捨てる場に見えるが
こうやって心配してくれる。
私も心配している。
顔も名前も知らないのに、確かに繋がりができている。
不思議な空間である。
今回の件で、心配をしてくれた人、不愉快になった人
ここに来てくれている人、皆にお詫びをします。
そして、何よりも感謝を。
皆、ありがとう。
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