せせくりまくった愛車レビンを手放してから
憑き物が落ちたかのように、車に興味が失せた私。
今では、車種の見分けすら付かん有り様。
映画 “ワイルド・スピード” を観たのは3回目。
はっきり言って、面白くも何ともねえ。
何で観るかっちゅうと、単に裏番組が面白くないからである。
アメリカには、“コンパクト・カー改造マニア” な
若者たちがいて、彼らに人気なのは、日本車。
この映画は、そういうヤツらの話らしい。
出ている車も、ほとんどが日本車らしいが
どれがどれだか、さっぱりである。
ボディの強度も考えず、無理矢理パワーアップさせて
最高時速のみを競うバカモノどもを観つつ、ぼんやりと考えた。
日本車メーカー、バカじゃねえ?
世界の車と、何の競合をしたいのか、よくわからんが
日本人と外国人では、車に求めるものが違うような気がする。
日本人は車がステータスなので、大事に手入れし
燃費やフォルムや居住性、利便性など、きめ細かく要求する。
が、あいつらは、そんな事は1mmも考えちゃいねえぞ。
車内にはコーラの空き缶やポテチの袋が散乱
ダッシュボードにはカートリッジガン
シートにはコーヒーのシミ
ハンドルはドーナツの砂糖でベトベト
窓は手で拭い、洗車は近所の高校生のバイトお願い時のみ
塗装の色あせも、傷も、ヘコミも、錆びも、模様と認識
荷物をボスボス投げ込み、ドアをガーンと閉め
バンパーはぶつけるためにあるので
ビッチリ縦列駐車をした前後の車を
自分の車でガッツンガッツン押しのけて走り去る
ギアボワボワの、サイドブレーキゆるゆる
ブレーキのフットパネルはパッコンパッコン
走行中は、ドアバネル内部のどっかでボルトがカラカラ鳴り
グレート肥満が乗るので、左のスプリングだけヘタっている
米大使館経由で苦情がきそうだが
それが私のアメ車のイメージ。
日本メーカーにゃ、この味は出せんだろうーーー。
そこで、海外で日本車を生産する時は
同じ土俵で戦わず、日本独自の個性を出す方が良いと思う。
単に車名を日本風にしとけばいいのだ。
バイクではあるだろ、カタナとかニンジャ。
それプラス、タトゥーで人気の漢字にして
筆文字のエンブレムを付けるのだ。
“富士山” “芸者” “寿司” “天麩羅” と
生半可日本ツウにおなじみの車種名にする。
マニアには “願堕夢” “婦離宮亜” “聖羅亜無雲”
“宮崎兄目” “似次元萌絵” “大田区” “冥土” など。
車自体を真面目に作っていれば
こういう単純な戦略で通用すると思うが、物足りないヤツには
白黒の塗装で、“霞ヶ関警視庁” と、両サイドに入れ
車種名は “百十番” ってのは?
海外なら規制には引っ掛からんだろ?
想像すればするほど、すげえ良い案に思えてくる。
絶対に話題になるって! (どういう意味でかは保証できんが)
言い出したのは私だから、もし実現化する時は
粗品のひとつも持ってくるのが筋だぞ、メーカー。
肝心の映画の内容は、何故か何度観ても覚えない。
えーと、カーアクション?
日本車好きにはお勧め。 (あからさまに無責任)
こんだけ興味が薄いのに
何故か2も観たので (こっちも覚えてない)
多分、3も観るんだろうなあ。
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