過剰出血

首のリンパ腺を腫らして
病院で採血とレントゲン撮影をする事になり
まず、採血をされた。

相変わらずここのは、ぶってえ針だなあ、とは思ったが
太い針だと、刺す時の痛みも倍増するのと
痕の内出血がひどいのが困るぐらいなので、この後の惨劇は予想できず。

採血後は、アルコール綿をテープで止められ、出血が治まったら
もらっておいた小さいテープを自分で貼るのである。

採血後に、看護士さんが 「じゃ、今からレントゲンに案内します。」
と言うので、ノコノコついていく。

レントゲン技師さんに声を掛け、振り向いた看護士さんが
「あああああっっっ!」 と叫ぶので、何事かとビビったら
さっきの採血痕から血がボタボタ落ちている。
多分、採血後にすぐウロウロしたので、余計に出血したのだろう。

まさか採血があるとは思わず
(「採血しましょうね」 の、担当医の言葉に
 「えっ、さっきお菓子を食べたんですけど大丈夫ですか?」
 と言ったら、大爆笑されたよ・・・。
 だって肝臓の数値も見るらしいから、血糖値が不安じゃん。
 
 通院を1年以上してて、こんなに笑われたのは初めてで
 これでとうとうバカ認定された・・・と、落ち込んだぜ。)

白いニットカーディガンを着てきてしまったので
これ、どうすんだよーーーーー! と、うろたえる私の目前で
プロであるはずの看護士さんが、何故か必要以上に動揺してて
ふたりして、その場で意味なくジタバタしてしまった。

そこへレントゲン技師の兄ちゃんが顔を出したが
「準備できましたー、どうぞ・・・ あっ、ごゆっくり・・・。」
と、ドアをそそくさと閉めて引っ込んでくれた。

ええええええええええ? ごゆっくり?????
と、呆然としていたら、看護士さんが
「○△@× (滑舌悪くなってて意味不明) を持ってきますーーー!」
と、慌てふためいてどこかへ走り去った。

その間、私はマイティッシュで流れ出る血を押さえる。
で、戻ってきた看護士さんの手に握られてたのは、綿とテープで
血だらけの綿の上に、それを重ね貼り・・・。
ちょっと圧をかけたら、前綿の血まで噴き出すのはどうすんだ?

ほんと、この後のレントゲン撮影には苦労させられたよ。
服に血をつけないように、腕にハンカチをあててジワジワ脱ぎ着。
ニットは妙な脱ぎ方をすると伸びるのにー。

で、撮影後も、血が気になるので
この寒い中、カーディガンの片袖を通せず
半袖Tシャツで待合室で、ひとり挙手。

いや、出血部分は心臓より上に、という原則に基づいてだが
端からは、かなり不気味なヤツに見られたわ!!!

というか、さすがの私も、想像以上の出血にはクラクラくるんだよ!
何かもうグッタリだぜ。
ああ・・・採血はレントゲンの後にしてほしかった・・・・・。

いつもはひとりでパニックを起こして騒いでいるが
今回は強力な仲間がいたので、より一層の惨状になり
二次災害の悲惨さを垣間見た。

いやあ、自分以上にパニくってるヤツを見たのは久々だったー。

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