ドメスティックバイオレンス 攻撃編

別にあえて調べる事はしなくても
漠然といつも疑問に思い、考察している事がいくつかある。

こういう疑問は、ある日突然、答が天から降ってくる事がある。
何故いきなり判明するのかはわからないが
勉強もせずに、答がわかる事はありえないので
多分、いつもの勘違い & 思い込みなのだろう。

今回、朝起きて寝ぼけ眼でコーヒーを淹れてて
別にそれについて考えてたわけでもなく
暴力を振るいたいほど、機嫌が悪かったわけでもないのに
突然、DVをするヤツの気持ちが理解できた。
(自分のこういう、わけわからんところが
 神様に壮大に釣られまくってる人生のような気がする)

DVを振るうのは、相手に愛がないからである。

相手がたとえ、親だろうが、奥さん子供だろうが、愛してないのだ。
DV後に、人が変わったように優しくなる
俗に “ハネムーン期” と呼ばれる言動は、罪悪感からである。

最初は愛していたかも知れない。
だけど愛が冷めると、他人がしても許すような事なのに
冷めた相手にちょっとでも気に食わない事をされたら
どうしようもなく腹が立つ。

そして殴る蹴るをするのだが、その後
「自分はこんなヒドいヤツじゃない
 相手も一生懸命やってるんだし」 と、罪悪感が襲ってきて
出来る限り優しくして、やり直しに努める。

だけど、その決心が薄れてくると
また相手の些細な言動にイラつき・・・、と、この繰り返しなのだ。
相手と別れないのは、自分に都合がいいか、単なる執着。

いくらイライラさせられるヤツでも
いるはずのヤツがいなくなるのは、寂しくて我慢ならんのである。

普通のヤツは、愛がなくても情がある。
(厳密に言うと、この情も愛なのだが)
だから、恋愛感情が薄れても相手を思いやる。

だが、DV野郎の優しさや思いやりは
恋愛の名の下にしか発揮されないので
(ある意味、恋愛感情に囚われるヤツなのかも)
家族に対しては、自分の気分でしか優しさが出ない。

何故なら、友人知人恋人は離れていく可能性があるから
嫌われないように振舞わなければならないが
家族は永遠に一緒にいて当然、が大前提だからだ。
    ↑ この “永遠” ってのが、感覚の分かれ目だと思う。

そして多分、家庭は自分にとって思い通りにならなくては
いけない場だと思っているのだろう。
自分の家庭の構成員が、意に沿わない事をしたら
それが一大事になるのである。

家族を所有物と思っているのかはわからない。
この “所有物” の意が、私にはまだ理解できないからである。
自分が所有される事にも、そう抵抗がない。

愛がないからと言って、暴力を振るうのは
既に人として、どっか壊れているし
DVされてるヤツは、DV野郎には確実に愛されてないので
即別れるのが正解だな。
混同しやすいけど、所有は単なる癖で愛ではない。

こうやって書いてみると、ごく一般的に言われている
DVに対する認識そのものなんだけど
これが何故、“目からウロコ” 的な天啓に思えるのか?

それは今まで、DVをされるヤツに同情 & 呆れ
DVをする側には、軽蔑や怒りを持ってしか考えられなかったからだ。

なのに、私は今朝の一瞬、DV野郎の気持ちに同化できた。
まるでイタコのように、私の脳内にDVをする心理が降りてきた。
つまり、DVをする時の、心の動きが明確に把握できたわけで
稚拙な説明しかできないので、伝わらないのが残念。

こういう記事を書くと、おめえはDV資質があるのか? とか
何の悪巧みをしてるんだ?、とか、あらぬ邪推をされそうだが
まっっったくないから!

・・・・・・とも言えない。
実は、暴れたくなる気持ちも、ちょっとわかる。
なので、次はDVされるタイプについて考察しよう。

続き ドメスティックバイオレンス 防御編

Comments

“ドメスティックバイオレンス 攻撃編” への2件のフィードバック

  1. ナナシのアバター
    ナナシ

    ぃぁ、たんにSとMの属性では?
    と思ってたアタシ

    もち、アタシはS属性なので、カレシから殴られようなら、殴り返してから別れるけどな

  2. あしゅらのアバター
    あしゅら

    私も最初、そういうプレイかと思ってたが
    多分、SMじゃないと思う。

    SMなら爽快感 (か?) があるだろうけど
    殴る側、殴られる側、どっちにも
    罪悪感や不快感が付きまとっているようだぞ。

    だめだめ、殴り返したら
    告訴ができなくなっちゃうわよん(はあと)
    多くのDV野郎はストークする資質もあるから
    法的処置をした方が別れやすいぜ。

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