私は方向音痴である。
10回ぐらい連続して通らないと道を覚えない。
女性は地図を読めないと言うが
読むどころか、作るのも大得意なのに。
多分、地図を作るのが上手いのは
自分が方向音痴ゆえかとも思うが
この方向音痴、どういう仕組みでなってるのか
最近ちょっとわかってきた。
上に 「連続して10回ぐらい通らないと覚えない」 と書いたが
これと同じ状況にある事が、もうひとつある。
人の顔も、10回連続ぐらい見ないと覚えないのである。
これはとても失礼な事なので、重々気をつけてはいるんだが
これが努力してどうにかなるような事じゃねえんだよー。
でも、覚える方法がある。
写真に撮って、しょっちゅう見りゃいいのだ。
(たまに写真写りが別人! っていて、それだとほんと困る。
あと、人の顔って年月その他で変わるだろ。
新鮮な写真じゃないと意味ねえんだよな。)
道は歩いても覚えないが、地図があれば行ける。
顔を見ただけじゃ覚えないが、写真だと覚える。
これ、共通点じゃねえ?
ようするに方向音痴は、目視だけで記憶できる能力が弱いのである。
目から入ってくる情報を、脳内で認識しにくいわけだ。
髪型を変えた事に気付かず、友人に文句を言われた時には
「そんな細かい事をグチグチ言うなや」 と、逆切れしたが
車を買い換えた事に気付かずに乗せてもらってた時には
さすがに友人のバカ呼ばわりに同意せざるを得なかった。
この分じゃ、見知らぬ人が知人ヅラして来ても
まったく気付かず、詐欺に遭う可能性大だ。
しかし、方向音痴を直す方法はない。
脳の機能だから、ロボトミー手術でも受けるしかねえんじゃねえ?
でも、カバーする方法はある。
それは地図を描く事。
「地図、読めなーい」 とか言う女性脳、よく聞け。
地図の基本の基本は、東西南北と日本地図。
まず、世界地図を大体覚えて、日本がどこにあるか知る。
次に、日本地図を覚えろ。
そんで自分の住んでる地域、行く地域を
東西南北をきっちり踏まえて確認するのだ。
この東西南北、すっげえ大事だぞ。
自分を中心に、北が上! 南が下! 東は右! 西は左!
太陽は、ほぼ東から昇り、正午にはほぼ真上、そしてほぼ西に沈む。
(ほぼほぼ言ってるのは、季節によって太陽の軌道が違うからである。)
これを記憶せずして、地図は読めも作れもしねえよ。
地図が作れるようになったら、どうにか方向音痴もフォローできる。
地図に疎かったら、カーナビも携帯ナビも意味ないからな。
これ、人生の必須課題だぞ。
とはいえ、方向音痴の一番の弊害は、実は日常生活にある。
だけど、買い物に行って迷っても遭難するわけじゃなし
デパートのようなデカい建物にも必ず出口はある。
人の数倍、歩き回って疲れるだけだ。
これはもう、自分のバカ脳への罰だと思って耐え忍べ。
何より、自分は画像処理能力が劣っているんだな
と自覚するだけで、ちょっとは違うと思うがな。
ただ、山歩きは絶対にやめとけ。
一歩外れると、そこはもう別世界。
コンパスを持っていても、日本、結構広いので
人に出会えず、最後の手段で海に出ようとしても餓死するだけだぞ。
遭難未遂経験豊富な山育ちからの忠告は聞いておけ。
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