「独身なのは、人生を楽しみたいからよ!
決してモテないわけじゃないのよ!」
「結婚 “できない” んじゃなくて、“しない” のよ!」
そういう女性って、世間からは扱いづらいんだよな。
プライドが高くて、NGワードが多そうだし
気合いが入り過ぎて、見てて疲れるし
そんなに 「ひとりって楽しい」 って、主張せんでも・・・
というか、主張すればするほど痛々しく見られる。
でも私が推測するに、「結婚しない女性」 ってのは
やはり、“できない” んじゃなくて
“しない” 場合が多いんじゃないかと思う。
その理由の大半が、「家政婦になりたくない」 だろう。
実際に主婦は家政婦だ。
共働きでも、家事のほとんどは女性がする家庭が多い。
稼ぎがあって、孤独に強い女性なら
家事をしない男性は足手まといになると考えても、不思議ではない。
しかもモテるのなら、ひとりに搾らなくてもいいんかも。
私の場合は、九州女子なので男尊女卑な感覚だけど
気が遠くなるほど生きてきて、ド腐れてるのが難点。
ちょい腐れなら救いもあろうが、発酵の域まで行ってるので
「“ちょっと家事ができるペット” 扱いがいいなー」
などと、甘い希望をしているのだ。
しかし、何かモテてる空気が一切ねえし
何よりも、私と結婚するなんて、波乱の人生もいいとこで
相手に気の毒すぎるような気がしてならない。
ついでに最近、女性ホルモンが枯渇してきたんか
恋愛戦線からリタイア傾向にある。
元々恋愛体質じゃない性格なので、果たして戦場にいたんかは不明だが
とにかく、そういう感覚からは益々、縁遠くなってるような気がする。
で、それでも一向に構わない自分が不安ーーー。
よって、“しない” んじゃなくて、“できない” から
逆に頑張る必要もまったくない、という不憫な連鎖。
頑張っているのが丸わかりも、痛いだろうが
これはこれで、心の底から同情される立場じゃなかろうか?
周囲も 「無理」 「むり・・・」 「ムリ!」 と
心の中で口々に叫んでいるようだ。
離婚した時に、親戚から 「これ以上戸籍を汚すな」
(言っとくが、犯罪歴もねえし、その1回しか汚してねえぞ)
という理由で、再婚禁止令が出された。
この度、かあちゃんの一周忌の席で、叔父から
「そろそろ再婚も」 と、禁止令解除が提案され
男性連中は 「うんうん」 と賛同していたが
女性たちは全員が、不機嫌そうに四方八方に目を泳がせていた。
この男女の反応の温度差の正体は不明だが
こういう場合、主に女性の方が冷静な状況判断に長けているので
もし再婚 “できた” としても
多分、私は数年置きに戸籍を汚すハメになるんだろうな。
あまりに道を踏み外していると
逆にしきたりなどに安易に当てはめられなくなるから
ラクになるよな、と、解き放たれている今日この頃だが
それでいいのかと問われると、耳が遠くなったフリをするのさ。
ほほほ (こういうのが老害ってやつ?)
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