説明書

私は説明書はきっちり読む。
わけわからん半ボケの両親のために、家電の説明書全部を読破し
重要項目にアンダーラインを引き
更にわかりやすい説明書を別に制作してあげたほどだ。
しかも、老眼鏡をかけずに読めるよう、極太マジックで。
(ここまでしてもなお、読まずに電話で質問してきたうちの親は・・・)

まったく何も知らない人に、0から説明するのは得意なのさ。
「何がわからないかわからない」 って気持ちがよくわかるから。

今までの経験上、理系のヤツはド素人への説明がヘタである。
それは自分たちが普段使用している単語が通じるという前提で
ド素人に説明する事に原因がある。

ド素人というのは、1個わからない単語が出てくると
「非常に難しい」「高度な作業」 と、そこで挫折してしまう。
「私には無理」 と、その後の情報を脳がブロックしてしまうのだ。
家電なんて仕組みがわからなくても使用しているのにな。

このいい例が、携帯のCMのおやじと息子の会話。
「それの拡張子、何?」
私でさえ 「ええっ?????」 ってなるよ。
ド素人は “拡張子” の意味から調べにゃならんのだ。
「その “ファイル名” ってのの一番最後に書いてある文字は何?」
と聞いてくれよーーー。

ダラダラと不満と、自分のナイス指導ぶり自賛を書いたが
何が言いたいのかというと

携帯の説明書!!!!!

ブ厚いのはいい。 覚悟してたから。
でも中身の説明が、ハナから使い慣れている人向けなのだ。

文字も小さくて、ジジババはこの段階でシャットアウトだろうし
初心者はお呼びじゃないってか?

メールの作成法とか、わかっている部分は丁寧に書いてあるんだが
LEDの色設定とか、着うた自作の場合の限度容量とか
ちょっと芸を凝らそうとすると、途端にザツな解説になる。

「だから、まずどのボタンを押せばそこの画面に行くんだ?」
「こういう時にこうしたいけど、それはどこに書いてあるんだ?」
突っ込みどころ満載だぜ。

結局、説明書をアテにせず、自力でどうにかするしかない。
この説明書を書いたヤツは理系だと断言しちゃる。

ほとんどのヤツが知ってる事は
「バカにしてんのか?」 と言うほど、クソ丁寧に解説するくせに
本当に説明が必要な、ちょっとややこしい事に対しては
専門用語を使って、サラッと流している、この差は何だよ?
これじゃ初心者はいつまで経っても、通話とメールしかできんぞ。

こういう使えん説明書はPC関係にも多い。
HP作成ソフトの説明書など、何かある度に
いつも1ページ目から読んでいたさ。
肝心の部分だけじゃ理解できない書き方をされているんだよな。

素人が中途半端にどうこうしようと思うのが、既に間違いかも知れんが
「初心者でも大丈夫」 って触れ込みだよな?
どっからどこまでが初心者の定義なんだよ?

私に説明書を作らせてみろよ!
素人ユーザーが真に望む完璧なのを作っちゃるわい!

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