赤ちゃんポスト

熊本で認可が出たなあ。

何で “熊本” かっちゅうと、少し心当たりがある。
熊本は、何とか会というのがあって
(この “何とか” には地名が入るんだけど、忘れた・・・)
孤児を育成して養子斡旋する組織が昔からあるんだ。

軍事都市なんで、戦の孤児とかが多かったんかなと、推察するんだが
そういう基盤があるんで、こういうシステムがをしようと
する動きが起きやすかったのかも。

この赤ちゃんポスト、賛成か反対か判断が付かない。
それは、私の知らない世界があるからだ。

ド田舎に行くと、今でも何十年も前の感覚が残っていて
子供を間引くだの、女児はいらないだのの風習が
現存しているところもあるらしい。

避妊はせんのか? と、普通なら思うが
家長絶対服従というのも残ってるそうだから
色々と計り知れない苦労があるんだろう。

にわかには信じがたいが、自分の知ってる世界がすべてではないので
そういう事もあるのかも、と思うと
この赤ちゃんポストは必要にも思えるんだ。

あと、たとえばレイプをされて妊娠した場合
子供に罪はないので中絶できないけど、子供を見るのは辛い
といった場合にも、外野は非難や指導はできない。

ただひとつだけ言えるのは、これができたからとて
虐待や育児放棄をされる不幸な子供は減らないという事。

言っちゃなんだが、そういうバカ親こそ
自分の子供を愛さないくせに、手放さない傾向にある。
逆に言えば、それで愛してるつもりなのかも。

折檻するのは “しつけ” だし
育児放棄は、自分優先が基本だから
それが普通で、ちゃんと育ててるじゃん、って言うことだろう。

パチンコに行って子供を放置するのも “たまの” 息抜きだそうだし。
入浴や歯磨きをさせないのも、“子供が嫌がるから” だし
すべての行為に、やつらなりの言い分があるみたいだ。

こんな親は子供が不幸など、思いもしないだろう。
中には手当てが出るから、と子供を食いものにしてる親もいるそうな。
そんで、親ヅラだけは人一倍。

こんなバカ親こそ、赤ちゃんポストを利用してもらいたいもんだが
まず、しないだろうな。

どっかで聞いたが、虐待認定されて施設に保護される子供たちは
養子に出す事が難しいそうだ。

まず、親が親権を手放さないらしい。
理由は、虐待じゃないという言い分の他に、虐待を自覚してても
「いつか自分の虐待癖が治った時に」 という希望を持ってて
そのために、一番大人の愛情を独り占めしたい時期に
子供は施設で暮らすハメになる、という。

それともうひとつ、虐待を受けた子供は、精神的な傷が激しく
メンタルケアを学んでない大人じゃ万全な対処ができないので
普通の家庭には預けられないのだそうだ。

こういう話を聞くたびに、“親の資格” を思う。
子育てなんて、何がどう転ぶかわからんものだが
途中で 「こんなはずじゃ・・・」 となっても
ただひたすら親が努力するしかないんだよな。

赤ちゃんポストを利用する人が
どういう境遇でそうするのか、想像が付かないが
「とりあえず赤ちゃんの命だけは救う」 と
見切り発車したように見えて、とても危なっかしい。

もちっと法整備をする方が先じゃないか? と思うが
その間にも子供が死んでて、何とか会の伝統のある熊本なら
しかたはないかな、とも感じる部分もある。

ただ、明らかに失敗したと思ったら、速やかに改善するよう願うだけ。

Comments

“赤ちゃんポスト” への4件のフィードバック

  1. 奈々のアバター
    奈々

    農家板を思い出しました

  2. あしゅらのアバター
    あしゅら

    ああーーー、コメント書いたら
    何を間違ったんか、また消した・・・。

    農家板?
    また自分で検索しろと・・・?
    ううう・・・・・
    (誤削除で、気力減退中)

  3. チョウチャンのアバター
    チョウチャン

    こういう問題は難しいよね。
    親元はなれて預けられて、成長して自分の親の事を聞いたときに
    どう思うんだろうとか・・・

    高田・向井夫婦の子供も産まれてきたけどこれからの
    教育とかどうするんだろう・・・

    そういう事も含めて少子化対策していかないと駄目
    なんだろうなぁと思う。

  4. あしゅらのアバター
    あしゅら

    そうだよね。
    人の生き死にと “事情” に関しては
    ほんと意見の取り方が難しいぜ。

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