ババアの眉

眉には流行がある。
メイクというのは、時勢に乗らないと
途端に古臭い顔になってしまうので、流行は取り入れるべきだ。

だが、ババアの眉をそのまま流行通りにするのは危険である。
ババアの眉を流行に合わせるためには
長さは、1~2mm単位でのみの調整
太さは0.5mm程度の調整でどうにかするしかない。

細い眉は、基本的に老け要素満載。
どんなに細眉が流行っても、ある程度の太さは死守すべきである。

眉の色は、明るすぎる茶色は絶対にNG。
たとえ髪の色が金髪だったとしても
(その時点でキテレツババア決定だが)
眉色はダークっぽいブラウンにすべき。

明るい茶眉は、何故かわからんがすげえ老けて見えるのだよ。
海苔貼り付けにならない程度に
グレーのニュアンスを感じる茶にするように。

鉄則は、眉頭はとにかく自然にボカすって事。
眉でくっきりラインを残していいのは眉山から眉尻までだけ。

眉の角度と長さは、一番自由が利く部分なので
それで流行に沿うといい。
と言っても、老けない程度ってのが第一条件。

ジジイはあちこちの毛が、どんどん長くなるようで
風になびくフサフサ眉を誇っていたりする。

女性も年を取るとそうなるのかはわからんが
ロング眉毛になってもならなくても
眉毛1本1本の長さは1cmは死守してほしい。

眉を整える時に、眉毛コームで眉全体を持ち上げてハサミで切る
眉毛カッターを使用する、これ絶対禁止。

眉は、毛の短い部分と長い部分とあって
長い部分は、そこだけ密集地帯になっているが
これはマスカラなどで毛流れを分散させるべきなのだ。

どうしても密集をどうにかしたい場合、間引くしかないが
眉毛は抜くと生えてこなくなる種類の毛だそうだ。

今、自分の作る眉の形が、未来永劫完璧だという自信があるか?
そのひと抜きが、後悔の元になってる女性をよく見るぞ。

眉は、「ここだけは私の今後の人生において
(将来の皮膚のたるみを計算しても) 絶対にいらない!」
と思える部分のみ、抜く事を許される。

それでも、“抜き” にはデメリットが付きまとう。
抜いていたら、その毛穴が色素沈着になった、とか
内出血なのか、赤い点が消えなくなってしまった
毛穴が陥没した、毛細血管が浮き出るようになってしまった
など、よく聞くからである。

これ全部、眉の話。
体全部、毛を抜くとこういう危険性があると思うんだが
眉は目立つから、より一層悩んでしまうんだろう。

だから眉は出来る限り、ハサミで処理をしよう。
間引きは、ピンセットなどで1本持ち上げて切り
1本切ったら、全体をチェックするという
心臓マヒでも起こしそうな勢いの真剣勝負でいけ!

黄金法則は、「眉尻は眉頭より上の位置で終わらせる」 だ。
これを守らないと、下がり眉になってしまう。

何だか垢抜けない、と思ったら、眉を見直してみい。
全部普通のメイクをした場合、一番目立つ部分だから
メイクの出来が眉に左右されるといっても過言ではない。

眉の形など、人それぞれの骨格によってベストが違うが
自分の骨格って、わかるかあ?
私はわからないから、とにかく鉄則だけは守っているよ。
あと、ヘンな眉メイクの人を反面教師にしている。
眉、ほんと難しいよ。

流行は結構、ヘンとか老けは考えられてないものだから
年を取ったら、自分にとって何が有益かの取捨選択が
美の分かれ目になってくる。

ババアは、頭に働く脳みそを詰めてないと
中身カラッポ、外身ボロボロなど、シャレにならん。
頭の良い女性ほど美しい、というのは、ババアのための言葉である。

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