色んなトラブルに翻弄されるお年頃だが
ババアはミクロでメイクを考えると、死にたくなるぞ。
“全体的な雰囲気” で挑む潔さが、勝敗の分かれ目である。
ただし、“軽減” はアリ、って事で、可能性を探そう。
人間、希望がないとやる気も出らんよ。
シミ隠し。
私の意見としては、これは捨てるべきである。
何故なら、シミを隠すコンシーラーは
塗った部分と塗らない部分の質感の差が激しいからである。
自分で確認した時は完璧でも、光の質や角度によって
塗っているのが丸わかりになる。
どうしてもカバーしたい人は、薄い重ね塗りが有効である。
シミ部分の下地に発光下地 → 白めコンシーラー →
暗めファンデ → フェイスパウダー → 暗めコンシーラー →
自分色パウダーファンデ → パールパウダー
この手順で、薄く薄く塗り重ねたら完璧にカバー出来る。
逆に言うと、ここまでしないと隠れないシミが
気になるシミだというわけ。
簡単に隠れるシミにはクヨクヨしないだろ?
こんだけの重労働を出来るのならいいけど
出来ないのなら、開き直る方が精神上いいと思わんか?
「シミ? バカンス焼けのせいね。 ほほほ」 ぐらい言っとけ。
「欧米か!」 だが。
私の経験では、シミはどんなに隠しても
数時間後にはカバーがまるでなかった事になってしまう。
何かもう、目立つシミのカバーは無理っぽいぞ。
ただ、密集している小さいシミや薄いシミなら
1段暗めの色のファンデで、かなり目立たなくなる。
このシミ密集地帯って、両側の頬骨の上あたりに多いので
最初にシミの密集地帯全体を、暗めの色のファンデで同化させ
目頭下から目尻下の範囲内に、繊細なパールの粉を乗せる。
これだけでかなり違う。
目尻を囲むこめかみ部分 (Cゾーン) に、ハイライトを乗せろと
よく雑誌などに書いてあって、それをしたくなるだろうが
これは顔が横広く見えてしまうので
黒目の外側の範囲には、ハイライトを入れるべきではないと思う。
白っぽい色やパールは、顔をデカく見せるので
パール入りの粉を使っていい部分は、ごく限られた狭い範囲。
光は狭い範囲の方が効果的なので、要所要所を部分的に光らせれば
ファンデの暗さは気にならなくなる。
暗めのファンデを使う事に抵抗があるだろうが
使ってみると、意外にお役立ちなものだ。
しかしあまりに黒いと不潔感が出るので
“1” 段階だけ暗くするように。
白い肌ほど、アラが目立つので
白肌信仰はババアにとっては、すんげえ危険な思想である。
女性は自分の肌は白いと思い込みたいようなので
多分、今使っているファンデより1段階暗めの色が
実は自分の肌色にぴったりの色だった、って人は多いと思うぞ。
大事なのは透明感で、それを出すのに心血を注いでほしい。
化粧品って、緩和するだけで0にはしてくれない。
遠目で見たら、気にならない程度にしか出来ないもので
しかもその効果は、一日中持続してはくれない。
もし、自分で、見てもわかるほどだったら
それは塗りすぎで、崩れた時が悲惨である。
メイクは厚塗りにするほど、崩れやすく
崩れた時に直しにくいという、やっかいなものなのだ。
後々の事を考えれば、絶対に薄塗りに徹するべきである。
それにメイクが厚い人って、うちとけにくいと思わん?
ナチュラルで自然なメイクの方が、多少アラがあろうと
安心して付き合える気がするのだが。
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