夢自慢

病院で風邪をうつされた。
今年一番の大風邪で、もうフラフラである。

ハシカが流行っているので、再び病院に行く気がしない。
この上、ハシカ菌にまで感染したら、ほんとマジ死ぬ自信があるよ。

こういう辛い時は、大抵良い夢を見る。
脳がバランスを取ってくれているんだと思う。

今回の夢は、ゾンビの夢だ。
割によく私の夢に出るジャンルである。
それが何で良い夢なのか、恐い夢じゃないかと思われるだろうが
ホラーファンがホラーの夢を見て、喜ばないわけがないだろう!

それに私のゾンビの夢は、世界に誇れるグレードなのだ。
ホラー好きに見せてやりたいぐらいだよ。

今回も、雄大なロケーションの中
街中にあふれかえるゾンビたちから逃げ回っていた。
何故か周囲は、ゾンビも追われる人々も皆白人。

襲い掛かるゾンビの眉間に銃弾が命中し、ソンビが崩れ落ちた。
「ええ???」 と、思い
丸腰で逃げてた私を救ってくれた人に聞いた。
「何で一発でゾンビが死ぬの?」
今時のゾンビの設定は、脳を吹き飛ばさないと死なないからだ。

その人が説明するに、ゾンビには脳の構造が狂ってなるから
脳の機能をストップさせれば、全身が機能停止する
弾が無限にあるわけではないから、1ゾンビ1発必中でいけ、と。

小さい子供まで、銃を撃っているので
さすが銃社会だと感心していたら (舞台はアメリカなんだろうか?)
あれはエアガンだ、何発も実弾を撃てるほど子供の肩は強くない。
ゾンビは体が脆くなってるので、エアガンで充分だ、と言われた。

病気の時は、1時間おきに目が覚めるもので
ここで目が覚め、私の脳内設定ちゃんとしてるじゃん、と満悦。
再び眠りについたら、続きを見た。

危機ありの感動ありのの、実に完成されたゾンビ映画になってて
何と、エンディングのスタッフロールまで流れたのだ!
(英語だったんで読めず・・・)

また目が覚め、「私、すげーーーーーーーー!!!」 と、感動する。
更に驚く事に次に寝入ったら、“2” が始まったのだ!
今度はビルが舞台で、1 (?) で味方だった人が
ゾンビになってしまっていた。 (見知らぬ白人男性)

逃げるために慌てて荷造りをするのだが
その時の私の思考が、意外なほど現実的だった。

実際に私はツールボックスに化粧品を入れているのだが
その宝物も同然のメイク道具を全部放り出す。

電気もガスも止まるであろうこの状況で
メイクなんかしてる場合じゃないし
でも日焼けは避けないとヤケドになったら困るし、と
日焼け止めとクレンジングとニベアをボックスに入れたのだ。
そして、ハサミやらナイフなどをかき集めていた。

食料品や医薬品はお店で調達すりゃいいや
とにかく、とっさに利用できる金物系を重点的に持って行こう、と。

起きてから、自分って案外サバイバル能力があるのかも
と、己の隠された能力を激しく自画自賛したぜ。

正直、自分の事を、パニックを起こして
真っ先に二次災害を巻き起こすタイプで
すぐにおっ死ぬ、生命力の弱い役回りだと、心から思っていたが
意外や意外、すんげえたくましい。
あのやる気は、普段は一体どこに眠っているのだろう?

何のかので、1晩で5~6回寝たり起きたりを繰り返し
「ゾンビ1」 と 「ゾンビ2」 の2本立てを堪能させてもらった。

熱で何もする気がなく、ホラー映画でもレンタルしたいけど
借りに行くのもしんどいなあ、と諦めていたのが
まさか夢で観られるとは!!

当たり前だが、映画を観るよりリアルな恐怖で
渦中にいる時はそれどころじゃなかったが
思い返すと、ものすげえ楽しい思い出 (?) だ。

ゾンビはちょっと腐りかけの死体って感じでグロじゃなかったし
(最近のゾンビ映画はスプラッタ過ぎるぞ!!)
山のふもとの街がゾンビで埋め尽くされるという壮大な景色は
緑の木々と灰色の街並みで、とてもキレイだったし
いっそ自分で映画を撮りたいぐらいだった。

私って、ほんとセルフな幸せ者である。
風邪は一向に治る気配がないが・・・。

Comments

“夢自慢” への2件のフィードバック

  1. 奈々のアバター
    奈々

    ホントに風邪?
    黄砂が原因とかって、ないか?
    ハシカは、接種してない世代が感染しているだけでしょ
    今は、100日咳ってのが流行ってきつつ有るとか無いとか。。。

  2. あしゅらのアバター
    あしゅら

    風邪・・・だと思う・・・。
    でも、おかしな風邪で
    熱が引いたら、咳が出てきて
    咳が治まったら、再び熱が出るんだ。

    一時、気管支のとこが熱痛くて
    気管支炎になるかも、と恐かったよー。

    黄砂が原因だったら
    すげえ公害病になりそうで恐えよ。

    ハシカ、私の抗体
    もう役立たずのような気がするわい。
    とほほ

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