TVドラマ 「ライアーゲーム」 の
最終回3時間スペシャル “だけ” を観た。
土曜の夜なので、なかなか観る機会がなく
この3時間スペシャルもたまたま観たのだが、面白かった。
何で観なかったんだろ、私・・・。
(延々とダイジェストをやってくれてありがたかったよ。
毎週観ていた人は激怒しただろうが。)
このドラマの趣旨は、“人を信じる” にあると思う。
この心理に関しては、私にはちょっとした信念がある。
信じる事が美しく、疑う事が醜いわけではない。
信じる事が善で、疑う事が悪でもない。
どっちも人間に備わった、単なる思考回路なだけだ、というもの。
人が人を信じる理由は、それは良くも悪くも
信じた方が、断然ラクだからだ。
信じてもらう事によって、人は救われるのだろうが
信じた本人も同時に救われているのである。
しかし人生、裏切られる事もある。
もちろん私もそういう時は、普通にショックを受けるのだが
人を憎む恨むという行為とは、ものすげえきつい事だと痛感した。
そんな想いを持ち続けるなど、私の貧弱な根性じゃ無理。
でも、人を信じるのはやめようとは思わない。
疑うために、脳みそや神経を使うのもしんどいからだ。
だったら、信じる時には覚悟して信じよう、と思った。
つまり相手の、裏切る事になるかも知れない可能性も
そういう場合の言い分も、予想した上で全部信じる。
この判断が間違ってたら、自分のバカさ加減を嘆けばいいだけだ。
これ、ものすごくラクである。
それで被害に遭わないのか? と問われると
頭が弱いので、結果が出てても多分わかってない。
小さいヤツは小さいなりに、己の分をわきまえていたら
受ける害も小さいものだ、という事だろう。
信じる疑うという、人間関係の基本的な動作に
善悪の定義付けをするのは、人生の足かせになると思う。
こだわるヤツほど苦しむって寸法よ。
ライアーゲームでも、皆おおごとしてただろ。
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