私は国内の政治にはうとい。
昔は、「参政権などいらないから、税金免除してよ」
とまで思っていたほどである。
しかし、世界情勢には興味があり、各国の問題を調べていると
いずれは自分ちの近所の揉め事にも目が行く事になる。
中国を見ると、朝鮮半島が視野に入る。
それを調べようとすると、日本の政治を避けて通れないのである。
だから私が国内の政治も、嫌々ながら
ちょっとは見聞きするようになったのは、ほんのここ数年の事なのだ。
いまだに、ややこしくてよく把握できていないのだが
私の興味ある関連の方面は、少しずつ学んでいる最中である。
そんで、数年前までは、選挙になど行きたくもなく
行っても白票ばかりだったのが
最近は、「今はこういう流れだから、今回はこの政党支持で」 とか
浅い知識で、しかもロクでもねえであろう結論を出して投票している。
地方政治と中央政治では、動きを変える必要があると思う。
都道府県の議員には、地元の政治を考えてもらう必要があるが
国会議員は、地元優先ではなく、日本国優先で考えてもらわねばならない。
選挙というものがあるから、どの種類の議員であろうと
地元優遇にせざるを得ないのは、地元民が大バカである。
参院選や衆院選は、国策第一で選ぶべきだ。
今回の参院選の争点は、年金問題だった。
安倍総理がやった事ではないとは言え
自民党政権がやった事で、惨敗もやむなし。
しかし、年金問題ばかりがクローズアップされ
他の政策の話題が出なかったのは、私にとっては恐怖だった。
年金問題は、全党が問題視し解決したい事柄なので
どの党が対応しても、同じ結果になるであろう。
真の問題は、各党の普段の主義主張なのに
年金問題に対する罰下しオンリー選挙になってしまった。
実際、こういう動きは必要である。
「いらん事をしてると、野党に堕ちるよ」 という
国民の意思は示さなければならない。
今までの自民党政治に国民が 「ＮＯ！」 と言ったわけだ。
だが、安倍総理は選挙の責任をとっての辞任は、したらいけない。
それは年金問題に対する責任の取り方にはならない。
他の自民党議員が総理になるだけだ。
何より今回のような、過去にさかのぼって
追求をせねばならない問題のせいでも
選挙に負けたからと辞任する慣習が出来たら
国会議員は、本来の仕事を差し置いてまでも
選挙優先で動くようになってしまう。
民主党の小沢議員が、国会を休んで選挙活動をしてたように。
（呆れる話だが、これについて擁護をするとしたら
小沢議員は与党経験が長かったので
政治をするには、何が何でも政権を取らねばならない、と
わかっているのだろう、って事ぐらいかな。）
議員たちが国政を放っといて、選挙対策に走り回るようになるなど
そんなバカな、と思うだろうが
ただでさえ議員にとって、選挙に勝つ事は絶対条件である。
敗戦 ＝ 即辞任になったら、今まで以上に選挙選挙だぜ。
ま、これは私が議員の使命感を信用してないからゆえの意見だが
大いにありえると思わんか？
とにかく有権者がもっと知識と信念を持って、投票に行くべきだ。
「自分の１票では何も変わらない」 という気持ちもわかる。
私も今でもそう思いつつ、投票しているからである。
だけど、そう思って投票に行かないヤツが全員
投票をしてみたら、日本は確実に変わるんだよ。
私はその時が早く来る事を願い
捨て石のつもりで、投票所に行っている。
不平不満があるからこそ、政治に目が行くってもんで
国民が政治に興味がないのが、真に平和で幸福な状況なんだろうがな。
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