私のピアス歴史は、穴の化膿との戦いだった。
金属アレルギーはないと思うんだけど
私の場合は、銀のをすると一発でグジュグジュになってしまっていた。
銀の方が好みのデザインが多いのに。
中には18金でも、かぶれるのがあったりして
ピアス選びは、ほんと当たり外れがデカかった。
(金属アレルギーってのは、銀の加工や金メッキとかにも使われる
ニッケルによって起こる場合が多いらしい。
純銀や純金は、アレルギーの原因にはならないんだと。)
あまりにムダ打ちが多いので
アレルギー防御用のコーティング剤も使ってみたが
(アクセサリーに塗って、金属アレルギーを防ぐ液)
すぐ剥げるのか、1~2回使ったら効き目がなくなるんで
こまめに塗らなければならないし、それをしてると
ピアス自体がすごく汚くなるので、いまいち役に立たなかった。
(マニキュアを落とさず塗り重ね、を想像してくれ。 あんな感じ。)
ピアスの材質だけが、化膿の原因ではなく
テキトーにピアスを付けてたら
穴の途中で先端がガリッ、とかも、よくあった。
私の耳たぶが、割にブ厚いせいもあるんだろうが
ピアス穴、カーブしてんじゃねえの? と
穴10個を開けてくれた看護士友人の腕に
大いなる疑惑を持ってしまってたわ。
そのせいで、ピアスの装着や取り外しは
鏡を凝視しながら、ゆっくり丁寧にしなければならず
病院や美容院で、気軽に 「ちょっと外してください」 と
言われるのがすんげえめんどくて
アンド 人の苦労も知らんと、と、ムカついて
“右耳のみ” という、選択の失敗もあったんで
ピアスとはきれいさっぱり、おさらばしたのであった。
んで、これ、あまりに汚い話なんで公言できず
潜伏にも詳しく書けなかったのだが、カミングアウト。
(てか、今回のブログは、潜伏の記事の補足だな)
もう、ずーーーーーーーっとピアスをしていないので
当然てっきり普通、穴も全部ふさがったと思って放置していた。
耳たぶなんか、見もしなかったさ。
ところが、例の穴10個の看護士友人が
「“昔はピアスをしてたけど、今は落ち着いたんでしない” という
ピアス穴を持つ男性の耳に、無理矢理ピアスを突っ込んだら
(しかも自分が付けてたピアスを外し、消毒もせず)
ブチッといったけど通った、まだ穴が生きてた!!!」
という、どんだけ鬼畜なんだ? という報告をしてくれたのである。
そこで、もしかして私の穴も・・・? と、不安になって
鏡2個を駆使して、チェックしてみた。
そしたら、ピアス穴が黒い点になっていて
何だこりゃ??? と、耳たぶを押してみたら
鼻に出来るような角栓みたいなんが、ニュルッと!!!!!
恐る恐るピアスを入れてみたら、まだ穴が通ってるだけじゃなく
入れたピアスによって、穴の長さほどの汚れの棒が
押し出されて出てきたわ!!!!!!!!!!!!!
もう、ガーーーーーーーーーーン! ほんとガーーーーーーン!
ショックでしばらく、うずくまったよ。
私、何て不潔なんだ!!!!!
どうやら、角質やホコリなどが詰まっていたらしい。
黒く見えたのは、酸化しちゃってたからだ。
見た目も、まんま顔にできる角栓と同じで
まるっきり、顔の毛穴と同じ汚れ方をするんだなあ
と、ちょっとした発見をした気分だった。
穴・・・、相変わらず3個生きてて、1個は途中までだった。
(この4個目の存在は、妙な場所なんで
ピアスを付けてた頃も放置してたのに
まだあがいてたんかい! と、驚いたぜ)
何ちゅう生存率の高さなんだよ。
ゲイ御用達な右耳のみのピアス穴など
とっとと閉じてもらいたかったんだが
もう、この3個は永遠に閉じない気がする。
耳の周囲は、ちゃんとお風呂で洗ってたんだけど
それだけじゃ、ピアスの穴の中まではムリって事なんだよな。
だから今は、ピアス穴専用の洗浄剤を買って、時々掃除をしてる。
ちなみに、このピアス穴洗浄剤、糸みたいなコヨリと洗浄液のセットで
コヨリは便利だけど、洗浄液が何かきっつい。
まだマキロンの方が安全じゃねえ? って感じで
ちょっと刺激が強いのでお勧めはしないが、一応書いとく。
(株)ワンダーワークスのピアフロスって商品。
値段・・・すまん、忘れた。
大雑把すぎるが、多分1500円以上はしなかったと思う。
大きめのスーパーのコスメ売り場で見つけた記憶がある。
ミント成分とローズ成分の2種があって
ミントはしみそうだったので、ローズにしたんだが
何がローズなんだか、な匂いであるのは間違いない。
ピアス穴の化膿は、繰り返すヤツは繰り返すようである。
私の知人なんか、一日中ピアス穴から膿が
ポッタンポッタン肩にたれて
服が何着かダメになった、と嘆いていた。
おいおい、そこまでなってて服の心配かい! と突っ込みたかったが
化膿は完全放置で自然治癒させたとさ。
とんだツワモノもいるもんだ。
ピアスをやめたのに、ピアス穴と縁が切れないなんて思いもせず
ほんと、とほほな過去を引きずってる気分だ。
右の耳たぶの長さも、依然として気になるし
こりゃ左にも穴を開けて、左にだけピアスを付けて
左右の長さのバランスを取るべきか?
しかし、どうせ以前と同じ苦労をするだろう事は
容易に想像できるので、その面倒くささにちゅうちょしている。
すんげえ足手まといなピアス穴だーーーーーーーーーーっっっ。
耳でさえ、こんなにしつこくて大変だってのに
これがヘソだの舌だのだったら、どんだけ気を遣う事やら。
穴はどこの穴でも、大事にしなくちゃいけないとよくわかったよ。
(最後の最後に下ネタかよ!)
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