中年男性に、耳のお手入れの質問を受けて驚いた。
そいつはこれまでの人生、どうやってたんだろう?
聞くと、風呂上りに耳の中を綿棒で熱心にこすり
たまに耳の穴の中まで石鹸で洗うそうだ。
・・・おめえは外耳炎中耳炎内耳炎になりてえのかよ・・・?
と、呆れたが、きっと男性はこういうヤツが多いんだろうな。
耳鼻科医がTVや雑誌で言っていたが、綿棒は耳に悪いそうだ。
耳垢も耳の中に入った水も、放っとけば自然に出てくるけど
どうしても我慢できない場合は、綿棒に水分を吸わせる感じで
とにかく、そっとしてほしい、と。
耳掻きや綿棒で耳の中を傷つけたり
耳垢を逆に奥に押し込む患者が、ものすごく多いのだそうだ。
耳の中は素人は触らないでほしい、と懇願していた。
ちなみに自然に出てくる耳垢は、パサパサタイプのもので
ベタベタした耳垢が出る人は、耳鼻科で掃除するべきだそうだ。
ただし、そういう耳垢の人は日本人には数%しかいないらしい。
美容的には、ベタベタ耳垢の人はワキガの可能性も高いと言われている。
と言う事で、耳の中は極力触らないようにしてほしい。
が、やっぱり気になるよな。
そこで、耳の中は専用クリーナーがちゃんとドラッグストアに
売っているから、それで月1~2回優しく拭けば良い。
このクリーナー、ものすげえスースーするんで
あまり良い気持ちの物ではない。
(耳の中がスースーって、何か不愉快だぞ)
何となく、アルコール系化粧水で良いんじゃないかとも思うが
デリケートな場所なので、いたらん事はせんに限る。
大人しく、専用品を使っとれ。
風呂上りは、ちょっとほぐして柔らかくした綿棒で
ほんとテキトーに水分を吸わせておく。
そして、耳の周囲、耳の内側のヒダとか裏側とかは
お風呂に入った時に、頭を洗う時にシャンプーの泡で洗う。
耳の穴近所は、綿やシルクの布をお湯で絞ったもので拭く。
これは、医療関係者から聞いた方法。
私は体の角質が硬い部分用に、シルクのピーリングタオルも
常備してるから、それを使う事もある。
ところで聞きたいが、体を洗うタオルはもちろん天然素材だよな?
多少、泡立ちが悪くても、肌に優しい素材のものを使ってほしい。
こういうとこに注意していないと、冬場に痒みの出る肌になるぞ。
話を戻すが、私は耳掻きは一切しない。
この方法で何年も耳のお手入れをしてきて
耳鼻科で耳の中がすごくキレイだと褒められたぞ。
そんな見えないとこより、もっとキレイでいたい部分があるんだが
そういうグチは美容外科に行って言え、っちゅう話である。
あと、その中年男性に忠告したのが、耳毛!
そこだけは奥さんに切るか抜くかしてもらえ、ときつく言っておいた。
男性は年を取ると、耳毛が生えるしな。
陰で “耳毛” 呼ばわりされたくなかったら注意すべし。
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