空気が乾燥する季節になると、唇が荒れる。
唇には自分で潤う機能がないので、お手入れをする必要がある。
これは男性でも!
ガサガサの唇は案外目に付き、印象も悪いし
あの剥けかかって乾いた皮は、意外な凶器だぞ。
触れられると痛いし、ヘタをすると傷も付けられる。
相手の女性 (男性の場合もあるが) は、いい迷惑だろう。
唇が乾くのは、自分自身も違和感があって不愉快だし
ひどくなると痛いし、血が出るし、飲食時にはしみるし
放っといてもロクな事がないので、リップクリームを塗ろう。
唇の皮剥けは、リップクリームをてんこ盛りに塗って
綿棒を唇の上で転がすように取る、が一番正解だろう。
これ、すげえ面倒くせえんで、ティッシュでゴシゴシしたいんだが
そんな事をやってると、マジで唇にシミが出来るから!
唇に悪い事はいくつかある。
・ 唇を舐める、噛む、こする
・ 飲食物が付いたまま
・ 紫外線
・ 何らかの成分
この最後の “何らかの成分” というのは
リップクリームに入っている成分の場合も多い。
リップクリームは、“味も大事” という条件があるので
他の化粧品とは違う香料や成分が入っている事が多い。
私の経験を語ると、普段は潤っているのに
口紅を塗るとカサつき、皮剥けをして困っていた。
ある日それが、愛用しているリップクリームのせいだと気付いた。
それにはリップクリームの常連成分のミントが含まれていて
そのミントが私の唇には合わなかったのである。
何故気付いたのかと言うと
こんだけお手入れをしているのに、荒れるなどありえない!
と、根拠のない自信の元に、原因を探しまくり
やっと、ミント入りのリップクリームを塗ってる時に
唇表面に感じるわずかな熱っぽさが
“刺激” のサインじゃないか? と、疑ったのである。
ミントなしのリップクリームに切り替え
数ヶ月かかって、ようやく口紅のノリが良くなった。
気付くまでに、3年ぐらいそのリップクリームを使っていたので
どんだけアホだよ? という証明な話である。
ミントが合わない人って結構いるみたいなので
リップクリームを塗ってても荒れる時は、成分を疑ってみるべきかも。
ところで、リップクリームには、あまり潤わないものもある。
これは私が発見した裏ワザなのだが
潤わないリップクリームでも、爪の表で米粒大ぐらい削り取って
指の腹で塗ると、別物? と思うほど、潤うようになる。
多分、塗る量が増えるのと、指の腹でのマッサージが効くのだろう。
直接リップクリームを唇にあてても、刺激があるとは思えないのだが
皮膚科医のデータに、スティックタイプのリップクリームを塗ってる人に
唇が荒れてる人が多い、というのがあるらしい。
はあ? あんなクリームの塊が刺激になるんかよ? と思うが
経験上、これは正しいような気がする。
プラシでもグロスのチップでも、唇は荒れる。
指で塗るのが一番トラブルがないんだよな。
この裏ワザをどうやって見つけたのかは、ちょっと誇れない話。
残り少なくなったリップクリームをほじくって使っていて、だからだ。
最初はヘラで削って別容器に詰め替えたり
使い捨ての耳掻き付き綿棒でほじくって、ブラシに取って塗ってたけど
何せガサツなもんで面倒になって、しまいにゃ指でガリガリ、だ。
このザツさが功を奏する事は滅多にないんだが
やってて、明らかな使用感の違いに気付けてラッキーだった。
指が汚れるのが難点だが、その指で爪もマッサージしてるぜ。
合わないリップクリームは、爪やカカトに使える。
リップクリームというものは、乾くと感じた時に即塗るものである。
1日1~2回で済む、と思うな。
茶を飲んでも、リップクリームが唇からカップに移動する。
タバコを吸うと、フィルターの紙が唇の水分まで奪っていく。
だから、唇に何かが触れる度に、リップクリームを塗りなおせ。
唇のお手入れとは、そういうものなのだ。
口紅を塗ってない人にはそれが出来るけど
メイクをしている場合は、リップクリームをこまめに塗れない。
だから、潤いのある透明グロスを持っておく必要がある。
何故透明かと言うと、色素やパ-ルは乾燥を招くからである。
乾燥がひどい季節だけは、リップメイクは口紅にまかせ
グロスは潤い重視のものに切り替えた方が良いと思う。
最後に、ものすげえ乾燥している時のリップクリームの選び方を。
ワセリンベースのタイプが密着性と持続性に優れているが
極度の乾燥や荒れには、潤いが頼りない物が多い気がする。
そういう時は、水分重視のリップクリームや唇専用美容液を塗り
フタとして、ワセリンタイプを重ねておこう。
傾向として、スティックタイプよりジャータイプの方が
潤いに優れているものが多いと思うが、出先で使うのには不便なので
スティックを2本用意する方がラクかもな。
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