北京オリンピック聖火リレー

もはや、リレーじゃないじゃん!
な様相を呈してきている聖火リレーだが
私は、またもや非人道的かも知れない意見を持ってしまっている。

今回のこの騒動は、チベット人の人権を踏みにじる中国には
平和の象徴と言われるオリンピックなど開催する資格はない
だから聖火リレーを阻止したい、という流れのようだ。

チベットの人権運動は、昔から行なわれていたけど
このような大きなイベントで、世界中の注目を集めたら
知らなかった人々にも、現状を理解してもらえるのも確か。

そういう思惑は、私にも納得できる。
ほんの少しではあるが、チベットの状態を知っていたからである。
この騒ぎで、何らかの好転があれば良いとも願っている。
なのにニュースを見ていると、ゲンナリさせられる。

派手な阻止行動をやっているのは、チベットと関係ない人じゃないのか?
最近そういう事情を知って、カーッとなって
言わば祭にのって大騒ぎしているだけの人が多そうに見えるんだが。

人権運動には、そういう野次馬的人々の助けも大事なのだが
果たして彼らが、オリンピックが終ってもその怒りを持ち続けてくれて
何らかの活動をしてくれるのだろうか?

まったくの邪推だが、ああいう風に瞬間的に沸騰して暴れる人たちって
クジラが危ないと聞けば、調査の妨害に行き
白熊が死んでると聞けば、大企業のセミナーに行って騒ぎ
“迫害” の流行に左右されているようにしか思えない。

そのくせ、本当に深刻でも、手に負えない事からは目をそむける。
こういうイメージが私の中にある。
こんなん、全部から目を逸らしている私には言われたくないだろうが。

自分が正しい、と信じて疑わない人の言動は
それが実際にどんなに正しくても
一片の迷いもないところが、気持ち悪く感じる。
特に一部の人権団体や環境保護団体。

平和を望んでいるのに、こんぐらいなら良いだろう、みたいな
モラルや法のギリギリの線を狙って、暴力行為をするなど
だったら戦争も規模が違うだけで、似たようなもんじゃないか?

大人しくやってたら、権力側には相手にされないのは確かだが
それにしても、そのエキサイトぶりがヒステリー集団に見えて
その正しい主張さえ、怪しいものに感じてくる。

そんな一部の過激的な言動は
真面目に地道に活動している人々にとっても
決してプラスにはならないような気がするんだがなあ。

多分、民主主義というのは、紛争が出来るというのも利点なんだろう。
そう思いながら、ニュースを眺めているけど
敵に回したら恐いヤツらって、“良い人” なのか?

Comments

“北京オリンピック聖火リレー” への2件のフィードバック

  1. 奈々のアバター
    奈々

    ニホンの長野での聖火リレーでは、消火抗議ではなく
    中国産ギョウザをもアピールすればぃくね?w

    テロ朝の加藤工作員の米も楽しみだしよwww

  2. あしゅらのアバター
    あしゅら

    世界各国で無難?にやり過ごしてるのに
    日本で事態が起きてほしくないぞ。

    てか、今回の聖火リレーは
    シューティングゲームっぽくね?
    特にアメリカでは
    スケールのデカいかくれんぼだったぜw

    まさかあんな方法を取るとは
    いかにアメリカ政府が、中国と
    波風を立てたくないかの表れだよな。

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