出会い系にハマりかけた友人

友人が相談があると言ってきた。
そいつは真面目で聡明で堅実なヤツなので
相談相手に私を指名するなんぞ、珍しい事もあるもんだ、と思ったが
その相談内容が出会い系だった。

なるほど、確かにヤツは利口だ。
私が、真っ当に生活する上では何の役にも立たん知識しか
持ってない事を見抜いているのだから。

肝心の相談内容は、携帯サイトを何となく見てたら
無料の出会い系サイトというのがあって
自分でも何をトチ狂ったのかわからんけど
つい登録してしまったのだそうだ。

ところが、無料というのは数日間だけ。
課金されるらしいので辞めようとしたら、メールが来る。
どうしよう? と。

もちろん出会い系のリスクなどを詳しく説明してあげた。
友人はビビってメルアドを変えた。

数日後に、「パケ放題だから安心していたら請求がーーー!」
と、ショックを受けて泣きついてきたので
“情報料”“利用料” などの落とし穴も解説した。

言っとくが、私は出会い系は1回もした事がない。
詐欺や特殊な商法に興味があるだけだ。

そういうのを利用するほど、女性ホルモンに恵まれていないし
私の性格上、ナンパとかにはすげえ冷徹に審査する方向に走るという
何様気質なので、数ヶ月単位でくどかないと
相手を男性とすら見ない、すげえ面倒くせえ女なのだ。

それもこれも、自分の恋愛心はどっかの小部屋に閉じ込められてて
そのドアが隠し扉になってるので、どこだかわかりませーん
という状態だからなんだろうな、と気付いたのはここ最近のこと。

ま、愛だ恋だで腹がふくれるわけじゃねえし
と思ってしまうのも敗因なんだか勝因なんだか、よくわからんが
とりあえず私のサカリ事情は放置しといてくれ。

しかし、あのお堅いあいつが、何でまた出会い系に?
と、不思議だが、それがよくあるワナなんかな。

幸い今回は人生を狂わせずに済んだが
「(メールのやりとりが) すごく楽しかったんだよー」
とか、今後がヤバげな感想を漏らしたので、こりゃ危ねえ、と
「楽しいのは当たり前じゃねえ?
 相手はお金を稼ぐために、おめえのご機嫌を取ってるんだから」
と、友人のプライドをちょっと壊しといてあげた。

友人はショックを受けたようだが、請求金額の後押しもあって
あまりの衝撃のデカさに、素直に自分と向き合ったらしく
「欲求不満なんかな・・・」 と、反省していた。

だが、「ダイエットして出直すわ!」 というセリフは
既婚者としてどういう意味で言ってるのか、恐くて追求できない。

何となく、友人の禁断の扉が半開きになってるような気がするのだが
「堅い事は言わんが、いたらん事はせんに限るぞ?」
としか言い残せなかった。

脂肪の神よ、友人をお守りください。
(痩せなけりゃ、出直せんだろ?)

Comments

“出会い系にハマりかけた友人” への4件のフィードバック

  1. 奈々のアバター
    奈々

    同じ文面で、住所と名前だけが違うメールなのにな
    なんで楽しいのやら???
    数年前に○○百科事典を作った事を思い出したわw

  2. あしゅらのアバター
    あしゅら

    同じ文面?
    そんな手抜きをやってるんか?

    その百科事典って何だよ?
    おめえ、何を怪しい事をやってるんだよw

  3. 出会いはまるのを見てのアバター

    通りすがりです、頑張ってください。

  4. あしゅのアバター
    あしゅ

    ありがとうー。
    でも、あまりに反対するのも何だし
    難しいところだよな。

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