これ、最近気付いた事なんだが
ババアになると、メイクが断然難しくなってくる理由がわかった!
隠すべきアラが多くなるので、それに時間を取られるのだが
ババアの肌はなあ・・・
一旦乗せたメイク料が直せないんだよっっっ!!!!!
たとえば、クマを消したいと思って、コンシーラーとか塗るだろ
それが小ジワに引っ掛かって、ヨレる。
そのヨレを直そうと、ちょっとこすると
ちりめんジワが出現して、コンシーラーが更に引っ掛かる。
こりゃあかん、と、スポンジパッティングでなじませようとすると
スポンジの目の型も加わって、益々マダラになる。
もう、「メイクに失敗したから、今日のお出掛けはしたくない」
と、どこの王族の姫だよ? というようなゴネをしたくなるぜ・・・。
(これ、一度試しに言った事があって、ものすごく非難されたから
冗談ででも、絶対にしたらダメだぞ。
マスクとサングラスを用いてでも、約束は死守せえ!)
若い頃と何が違うんか、そりゃアチコチ違うが
それにしても、一度乗せたメイク料を
肌の上でほとんど動かせない、という理由がわからない。
毛穴の凹凸や、キメのささくれ立ちが、そこまで違うんだろうか?
ファンデやアイシャドウでも、この現象が起きるのだ。
若い時は少々ザツに塗っても、修正が効いたが
それがまったく通用しなくなってしまう。
よって、“メイク料は最初に置いた部分が厚くなる”
よく言われるメイクのこの常識は、ババアになってから痛感する事になる。
何を塗るにも、最初にそれを手に置いてから。
手に置いたメイク料を薄く取り、それから顔に塗る。
ファンデも粉もチークもアイシャドウも
パレットから筆で取った後に、手の甲でほとんど払い落とし、顔に。
指を手の甲と顔を往復させ、少量を何度も何度も塗り重ねていかないと
ちょっとでも量が多くなると、突然 「あっ・・・!!!」
という事態になってしまうので、爆弾処理も同然の緻密さが必要なのだ。
ちなみに私の場合、手の甲をパレットにするのではなく
手の平側でやっている。
この理由は、手の平の方が付いたメイク料が落としやすいからだ。
手の甲はパールが付いたら、どうしてもキメに残ってしまう。
メイク後に手を洗うのなら問題はない。
だがメイク前に、顔と同時に手のお手入れもして
メイク中には浸透するよう、放置時間を取り
顔のメイクが終ってから、手にも日焼け止めを塗る
という、時間の掛かる手順を踏まないと
外出時に、長時間手の美しさが保てないから
出掛ける寸前にそれを全部するのは、時間のロスなのだ。
出がけにちょちょっとハンドクリームを塗るだけで良いのは
若い娘さんにのみ許される作法!
だからファンデなどの練り系は、手の平で混ぜ
粉系は、ゴミ箱の上でブラシをティッシュではらって調節している。
いずれにしても、よく美容雑誌に書いてある注意点
少量ずつ乗せる、体温でなじませる、等々のメイクの小技の価値って
昔はまったく意味がわからず、必要もなかったのだが
年を取るにつれ、その重要性をヒシヒシと感じるようになってくる。
長年女性としてやってきた人たちなら、コツもわかったつもりで
流れ作業のようにメイクをしていると思うが
一度、基本に立ち返る、という事をしてみると
色んな発見がある事、請け合い。
あれ? 何でキレイに付かないんだろう? と思った時がチャンス!
必ずそれを、(少々なりとも) フォローするアイテムが存在する。
自分にとって、必要ないもの、新たに必要になってきたものを知る
良い切り替え時期になる。
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