最近のニュースは、何か事件があると
「ネットでこういう悪い情報が流れている」
「ネットで仲間を集って」 などと、何でもかんでもネットのせいにして
自分たちの方がいらん悪知恵を、より広域に垂れ流している事への
スケープゴートにネットの名を出しているような気がする。
そんなにネットが魔法の知恵袋なら
私なんか今頃は、天才で知らない事などないわい。
そもそもド素人に、いきなりネットを使って検索して
いたらん裏情報を探し当てる事が可能か?
そこが疑問だったので、あえてのヤッホーで
キーワードを検索する実験をしてみた。
検索キーワード “楽な自殺方法” ヒット数 313万・・・・・。
もう、こんな膨大な量の記事数だけで、既に見る気にもならない。
しかも1ページ目は、「自殺なんてダメ」 というブログか
掲示板でも茶化しがほとんど。
検索で2ページ以降には滅多に行く事のない私だが
義務的にタイトルだけを見ていった。
こんな妙な検索ワードで掛かったページなんて
ワンクリ詐欺に遭いそうで恐えんで、ちょっと入れないぜ。
切羽詰ったヤツは、このサイト群を細かくチェックするんかな。
結果を言うと、割と有効な情報はあったけど
アングラサイトには行きつけず。
キーワード “硫化水素” にいたっては、ヒット数1400万!
“硫化水素 自殺” でも、870万。
“硫化水素 自殺 方法” では、224万。
今、硫化水素の発生方法を書いたサイトは、削除されてるらしいが
確かに直接的な書き方をしているところは
ザッと見ただけでは見当たらなかった。
しかしヒントっぽいものは、ちょこちょこ見かける。
結論を出すには根気が足りなくて、データを集められなかったが
私の感覚としては、マスコミとネットはどっちもどっちだろ。
“混ぜるな危険” に関する私の知識は、昔見聞きしたニュースと
近所の人 (知らずにやっちゃってブッ倒れた人がいたんだよ)
からの話だけなのだが、それでも今回の自殺の材料はわかる。
これにネット情報をプラスすれば、鬼に金棒だろう。
硫化水素自殺のニュースをすべきではない、という意見もあるが
二次被害を防ぐには、情報は絶対に必要。
皆が皆、ネットを使えるわけではないので
TVが注意を喚起せんでどうする、と思う。
ただし、余分な知恵をつけさせないよう、情報の選択が命題だよな。
ネットの場合、情報の質の調整は無理だと思う。
でも検索してみて、自殺を止めようとする善意あふれる記事が多かったので
日本も捨てたもんじゃねえよな、と安心できる面もあった。
それでも、「親切にありがとう。 でもやっぱり死にます。」
というコメントを見かけた時には
だよな、変態が机の角を見ただけで興奮するように
死にたいヤツは、何を見てもどう言われても死にたいんだよな
と、絶望感に襲われたがな・・・。
もう、↑ これが結論だよな。
普通の精神状態のヤツには、どんな媒体の情報でも影響はねえよ。
今回の実験は、単に私の検索下手を披露しただけな気がする。
皆そんなに気が長いんか?
ネットで知りたい情報を的確に探せるヤツが、不思議でしょうがねえ。
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