手作りキャンドル

先日の失態で落ち込んでいて、当分やめとこう、と思ったが
頭からキャンドルの事が離れない。

反省していると言ったはしから、同じ事を繰り返すようだが
火災未遂を起こしたのは、容器が紙だからであって
アルミカップだったら燃えてないんじゃないんか?
と、どうしてもそれを試してみたくなった。

結果、紙だから燃えた! のが判明。
すげえ当たり前の事だよな・・・。

しかし、アルミカップが大きすぎて
ロウソクをポタポタポタポタ垂らしていたら
一体何日掛かるんやら、という思わぬ障害が!

いや、これもちょっと考えれば予想が付く話なんだが
何を動揺しとんのか、今の私の選択はオール挫折方向になっているようだ。

中途半端に溜まったロウを前に、1時間ほど悩んだあげく
素直に湯煎をする事に決めた。

そもそも何でロウソクを1滴1滴溶かそうと思い立ったのかっちゅうと
私が子供の頃、兄が直径10cmほどのロウソクを持って帰り
それをベースに、洋風の城作りをやってた事があったからだ。

しかも、火の点いたロウソクを慎重に垂らして
屋根やら塔やらをチマチマ形作っていた。

そのロウの城が完成したのかと言うと
漠然と建物の形になってきたのを、兄が釣りに行ってる間に
幼児のわたくしが、どうしても “お手伝い” したくなり
そしてその好意はもちろん、仇となる結果を生んだのだが
帰宅して、ノイシュヴァンシュタイン城 (予定) が
ガラモンのシルエットになっているのを目撃した兄は
10歳年上という立場により、無言でそれを見て見ぬふりし
放置されたその物体は、その後母が処分していた。

そんな、昔から不器用でアホだったという逸話はどうでもいい。
黄色と紫の縞々にしようという、ほんとどんだけ色彩感覚がないんか
な配色のロウは、紫のクレヨンをまぶした時点でストップしていた。

補色のこの2色を混ぜるとどうなるのか恐かったが
あんだけ時間が掛かってたのが、湯煎をしてみたら一瞬で溶け
かなりの時間をムダにした事を思い知らされ、ムカついていたら
クレヨンが溶けて混ざり合ったら、まるで中国の川のような色に!

こりゃあかん、と慌てたせいか、何故か蛍光ピンクをブチ込んだら
何の奇跡か、透明感あふれる紫ピンクに!
ムチャクチャやっても、つじつまが合うのがラッキーレディ。

それをまたまた慌てて、ついうっかり握り潰したアルミカップに注ぎ
(もう、ここらへん、自転車操業な段取りの悪さ)
何とかキャンドルが完成したが、その形状は何の因果か
あの時の “お手伝い” 後の城そっくりに。

達成感に舞い上がって、早速火を点けてみたのはいいが
写真を撮るのを忘れたのに気付き、燃えてるとこを写す。

このキャンドル、アロマオイルをドボドボ入れたんだが
まっっっっっっったく何の匂いもせず、どういうこったい???
ただ火が燃えてるだけじゃん。

洋画とかで、部屋中にロウソクを並べて火を点けているシーンを見るが
あれはホラー映画だからじゃなく、アロマキャンドルっちゅうのは
そういう大量消費をせんと香らんものなんか?
だとしたら、冬以外は暑くてかなわんし、マジで火災が恐いんだが。

今回は作り方が悪かったんだろう、と
その後2個キャンドルを作ってみたが、まだ使用していない。
というのも、最初に作ったやつが、えれえ燃え残って
ロウソクというもの自体の存在価値に疑問が湧いたからである。

↓ これ、捨てるべきものか? 再利用アリか?

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