手作りキャンドル 暴走中

また始まったが、タバコのカラで容器を作るのが億劫になってきた。
こんな事すら面倒がって、何で手作りをやってるのか
自分の性格のバランスの悪さには、ほとほと嫌気がさす。

でも、「必要が発明の母」 と褒め称えられるのなら
この “面倒くさい” という気持ちは、工夫の父である!

不満がないと、物事は改善はされんよ。
私なんか、いつもいつも如何にラクをするかに血道を上げて
熱心に試行錯誤しているのだから。
そりゃもう、「考えてる暇があったら、さっさとやったら?」
と、ケツを叩かれるぐらいにだ。

というか、今回の工夫の理由は、(珍しく) 面倒なだけではない。
固まったキャンドルを出そうと、タバコの容器をカッターで分解してたら
お約束通り手をブッ刺して、それがまた痛かった悲劇でもない。

いくら私がヘビースモーカーであろうと
点火後数分で燃え尽きるキャンドルを作るのに間に合うほど
タバコの空き箱を産出できないとこに問題がある!
タバコ1箱でキャンドル1個なんだよ。

別容器を考えたけど、いちいち洗うのは面倒くせえ。
使い捨て時代の申し子だし、お手々が荒れるざます。
弁当用アルミカップのような形状だと
広く浅いので、燃焼時間が短すぎる。
仏壇用ロウソクのあの形が、本当にベストなんだよなあ。

タバコ容器でキャンドルを作っている時に
テープ止めが甘くて、相変わらずダダ漏れさせていたのだが
アルミホイルの上に流れ出したロウが、すぐ固まるのを見て
これを故意に作って、容器に割り入れて別の色のロウを流し込んだら
モザイク模様のキャンドルになるんじゃねえ?
と、思いついて、カケラを作ってみた。

紙のカップに薄く流し入れて、固まったらランダムに割る。
これだと、容器に入りきれず余ったロウもムダにならなくて良いかも。

それで作ったキャンドルがこれ。
見栄えは悪いけど、燃えてる時は色がマーブル模様になって結構楽しい。
カケラと、注ぎ入れるロウの香りを変えれば
燃える時に、何となくブレンドされてる気がする。

更に、このカケラを調子こいて作ってた時に名案が浮かぶ。
ある程度固まって、まだ柔らかい時に
太巻きの要領で、芯が中心になるように
クルクル巻いていけば、長いロウソクになるんじゃねえ?

色を2色重ねたら、断面がうずまき模様になるし
2色をまだらに混ぜれば、マーブル模様にならねえ?

うおーーーーーーーっ、私って天才!!!!!!!
と、作ったのが、これ。
発想は良いが実行力が伴わず、道に落ちてたら恐い物体風情に。

いや、これを作るの、熱いんだよーーー。
ただでさえ不器用なのに、熱くてモタついて
オタオタしてると、ロウが固くなってくるし
あの巻き寿司用のスダレみたいなんが必要かも。

マーブル模様も上手く出来ずに、カラフルな乳牛模様になったし
端っこがデコボコになって、自立できないニートキャンドルになるし。

でも、この線、良くねえ?
キャンドルは必ず容器に入れなきゃいけないわけじゃないじゃん。
手でこねて立体に作り上げたら、何かの芸術的オブジェになるかも。

入れてるアロマオイルのせいで、手で触るとヌラヌラして
とても形作りにくく、手に付いた匂いも取れにくいのが難点だが
自称キャンドルアーティストになってみるぜ。

と、芸術に目覚めて作ってみた。
太巻きに丸めた棒状のピンクのロウを、容器の中心に立てて
周囲に白いロウを流し込んでみる。

予定では、中心のロウが周囲のロウの熱で溶けて
渦巻き模様のキャンドルになるはずだったが
何故か中央中央にピンクロウが寄ってしまう。

が、バラのようなデザインになって、これも結構美しいので
ハナからこういうのを作るつもりだった、と脳内変換して事なきを得る。

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