冬の夕食の定番は鍋である。
暖まるし、簡単で栄養も沢山摂れる。
しかし鍋というのは本来、大人数で囲んで食うべきもの。
それを個体で食すなど、虚しい以外の何物でもないが
料理嫌いで食が細いと、そんな贅沢は言っていられない。
冬は具沢山湯豆腐、白湯?スープなど、週に4日は鍋を食ってる気がする。
元々食うのにも興味が薄いので
こういう怠慢な姿勢でも何とか回していけるのだが
さすがに鍋づくしの食生活は、ウンザリする。
昨今は鍋のスープも数多く売られていて
味のバリエが増えて、非常に助かってはいるが
鍋は2日以上持ち越すと、不味い。
2日目も結構不味いのだが、これはもう諦めるしかない。
少なめ一人前の鍋で1食のみなど
市販の液体スープを使用したらもったいないだろ。
それと、食材の問題があるのだ。
あれこれと野菜をちょっとずつ摂取したいが
売っている野菜は、絶対に私的一人前の量ではない。
2週間分ぐらい、それでまかなえる。
残り野菜で他のメニューを作れば良いんだろうが
ただでさえ手持ちレシピが少ないし
嫌い分野の料理の研究勉強など、したくもねえ。
だから、月・火 湯豆腐 水・木 スープ系鍋 金~日 他料理
みたいなサイクルが、冬の間中続く。
冬が終わる頃には、長ネギも白菜も見たくもなくなるぜ。
さて、前置きが長くなったが (えっ! 上全部が前置き???)
鍋準備中に、包丁で指を切った。
粗こつ者だが、ドジッ子属性ではないので
歳による筋違い以外の負傷はあまりしないゆえ、ケガに慣れていないのだ。
しめじを2日分に切り分けようとしていて
何が起きたか定かではないが、ゴリッとなって痛っと思ったが
鍋グラグラ、目の前食材の山、そういう時に皆はどう動くか?
当然、小さい事など気にせずに作業を続けるだろ。
ところが食材を切っていると、血がダラダラ出てくるんだよ。
カッターで少々切っても、そんなに出血はしないのに
実はえれえな重傷を負ったのか? と、焦ったら
翌日以降の調理が不安になり、ええい、食材全部いっちゃえ! と。
血まみれでまるで牛肉のようになってる白菜やらを
洗い直して鍋にブチ込んで、大量鍋になったのはしょうがないが
傷口から出る菌とかなかったっけ? 膿んでいなけりゃ大丈夫か?
で、料理が終わって、手を洗ってからティッシュで押さえて
カットバンを貼ったが、血まみれでどこに傷があるやら。
そんで、やたら痛い。
鍋のしめじを見ると、イライラするほど痛い。
出血はすぐ止まったようだが、寝る前に貼り替えようと
ズサンにベリッと剥いだら、真っ赤になっててこれまた傷を確認できず。
洗浄のつもりで、消毒液をブッかけたら
部屋の中でローリングアタックをかましまくりたくなるほど激痛で
結局、傷の所在を目撃する事なく、投げやりな気分になって就寝。
翌朝起きたら痛みは引いていたけど、カットバンがまた真っ赤で
今度はちっとは敬意を払わねばと、要するにビビって
恐る恐るテープを剥がすと、何と切れてたんじゃなく削れていた。
親指の関節部分の皮を、包丁でガリッと。
こりゃ痛いわけだ、と思いつつ、傷丸出しで放置中。
カットバンってさ、ノリが皮膚に付いて散れないだろ。
あれってすげえイヤじゃねえ?
それに傷って乾かした方が、治りが早くねえ?
医学的に正しい事をやってるのか、まったく自信がないが
私の表面積の何百万分の1?の支障に、そんなに気を遣えるか!
とりあえず、しめじを憎んどく。
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