とてもイヤなタイトルだが、心配すな。
内容も充分にイヤだから。
私は腋毛の生えない淑女である。
左右合わせて、産毛もどきが10本あるかないか。
これって結構なネタになるので、あまり処理していない。
通りすがりの人に見られたらアウトだろうが
至近距離で見ないと気付かない存在の薄さなので、かなり無事故。
てか、この少数腋毛、交替要員がいないみたいなのだ。
普通、毛穴には休眠毛が2~3本はスタンバイしているはずなのに
一旦抜くと、半年ぐらい無人になっているので
こいつら、どうもものすげえ単独な生態っぽい。
闘病中と腋毛に何の関係が? とうとう熱暴走したか?
と思われるだろうが、よく考えれ。
今、私が腫らしているのは、脇 の 下 のリンパだ。
触診のみならやり過ごせるが、もし間近で凝視されたら
あの明るいドクターライトに照らされたら
私の脇は、死に掛けの草が数本風に吹かれる荒れ野に見えるに違いない!
と、(いらんとこにばかり気を回して)
38度の発熱中に、上半身裸で鏡に向かって腋毛を抜くハメになったのさ。
どうだ? 見事に納得できる思考回路だろ?
私のする事に、不思議系はない!
悲劇はこっからである。
鏡を見て、熱で幻覚が? とマジで思ったぜ。
脇の下に毛穴が出現しているのだ!!!
どこまで放置プレイなんか、ここ数年、自分の脇の下を見ていなかったが
以前は生えている毛にふさわしく、なだらかな大地だったのに
今は無数の隕石が落下して、滅んだ惑星のようである。
(いや、そこまでの惨状ではないが。)
で、毛が増えているのかっちゅうと、逆に減っている。
両脇合わせて、7本しか見つからなかった。
ただでさえ影の薄い毛なので見落としてるかも、と
しつこくチェックしたから、これは断言できる。
せっかくイイ気になって、恥も外聞もねえ毛なし自慢をしてきたのに
それがこんな大どんでん返しを受けるとは、まったく世の中あなどれん。
次は、「見て見て、毛穴はあるのに毛がないんだよー」
と、披露をせにゃならんのか?
てか、そもそも脇の下をネタにする女ってどうなんだか。
今更ながらに、己の厚顔無恥さを反省させられたぜ・・・。
何故、毛穴が出現したのか?
これ、何となく予想が付く。 ・・・老化だ・・・。
歳を取るごとに、傷痕がくっきりしてきたり
昔、跡形もなく治ったはずの傷が浮いてきたり
思わぬ人体の一生ものに、震え上がっているお年頃だが
こんな事、誰も教えてくれなかったのは何故だ?
先人たちは気付かなかったのか? 私が特殊体質なのか?
それとも取るに足らない事で、話題に上らなかっただけなのか?
とにかく、皮膚組織は狂うと元に戻らん、というのは実感している。
毛穴は皮膚の狂いでも傷でもないが
皮膚組織の劣化で、それまで埋もれていたものが
浮かび上がってきたのであろう。
自分の恥ずかしさに気付きながら、なおかつブログで腋毛腋毛連呼するのは
助言してくれなかった先達たちへの恨みからだ。
今の若い女性たちにも、誰も言ってくれないかも知れないので
(勝手な逆恨み動機の不純な使命感を背負って)
ババア真っ最中の私が言う。
世の若い女性たち、脱毛行為は充分に注意をもってせえ!
その時はキレイに脱毛できているだろうけど
歳を取った後の事も考えて、出来るだけ皮膚に負担を掛けないようにな。
プロに任せたら大丈夫なのか、どういう脱毛法が良いのか
そこまではわからないけど、抜くのは一番危険だと思うぞ。
渦中のこっちは、今後のケアをどうするかで困っている。
脇はアポクリン腺やら汗腺やらが集まっているので
いたらん事はすまい、と、開かずの間のごとく放置してたんだよな。
それが悪かったんかも知れんが
脇にクリームやらローションやら塗ったくって良いものだろうか?
パウダーは乾燥するから、老化毛穴にはご法度だよな。
とりあえず、ノースリーブは禁断の衣装になってしもうた事だけは確かだ。
ちなみに診察でスポットライトはあびなかった。
服を着たままの触診だけ。
熱があってヘロヘロで、目の焦点合わせにも苦労して
寒い思いをして、あげくいらん現実に気付き
ほんと悔やまれる脱毛行事だったぜ。
ああ・・・見つけなけりゃ良かった・・・。
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