祝・天皇皇后両陛下ご成婚50年
サイパンのバンザイクリフで祈っている姿が、TVに映っていたけど
美しすぎて涙が出たのは、体力が弱っているせいだろうか?
私は昭和天皇は何となく好きなんだが
天皇家は国家機関と見なしているので、特別な感慨は持ってはいない。
ただ、今回のTV映像のように、天皇家の方々には
時々神懸かり的なものを感じるのが不思議である。
やはり天皇家は神道の長なんだな、と関心してしまう。
以前に何かで読んだのが、天皇は祈る事で日本を守っている
という、結構なオカルト話であった。
シャーマンのように書かれていて、結構面白かったんだが
内容をすったり忘れてしもうたので
その儀式ってのはどういうものなのか、調べてみようとしたけど
大まかな宮中祭祀の日程以外に、情報がまったく見つからない。
参加する人の素性すら秘密にされているらしい。
何かもう、病中に何をやっとんのか、と、しんどくなったんで
この話題を続ける気力がない。
そこで、ちょっと関係があるような、ないような話を。
先週だったか先々週だったか、関西ローカルニュースで
奈良県で何かが発掘されて、邪馬台国かもー、みたいな話をしていた。
もう、ここで既に記憶があやふやで、価値のない内容だと丸わかりだが
そのニュースを観て、私的には邪馬台国は奈良ナシ、と感じた。
魏志倭人伝の、海を何千里行ってうんぬんの記述からしても
地理的に関西はありえないと思うんだが
私の奈良ナシの意見は、奈良の歴史にある。
関西で奈良の話題がニュースになるのは、ほぼ遺跡と行事関係である。
奈良は遺跡掘り以外に何かやっとんのか? と地元民に問うと
改築でもして、自宅の敷地内から何かが出土したら
そっから調査やら保護やらで、何ヶ月何年も拘束されるんで
ヘタに庭も掘れん、と嘆いていた。
皆、遺跡出土にビビっているので、地下街も作れん地下鉄も通せん
道路も作りにくいらしく、地面に手を付けられん有り様なんだと。
奈良は過去の保護が使命の地なのだ。
そんな奈良に、果たして詳細不明の都があったであろうか?
もし奈良に、そんな繁栄した政府があったのなら
文献なり碑なりで、必ず証拠を残しているはずだと思う。
そういう知恵があったからこそ、奈良は遺跡の街なのだ。
そして、もうひとつ。
何も残せずに根こそぎ消滅したから、邪馬台国は謎の国だとされている。
この、何も残せず消滅する状況って、どんなんだ?
ものすごくイヤなものを感じないか?
邪馬台国は、かつては華々しい文化だったイメージがあるけど
キリスト教で言えば、もしかするとソドムの地だった可能性がないか?
人々が繁栄して調子こいて、モラルを失って神の怒りに触れて
根こそぎ滅亡した地である。
邪馬台国、と聞くと、何となくこのソドムかバベルの塔を思い出すのだが
もし私のこの印象が正しいと仮定したら
日本だから、怒った神は八百万の神だろ。
八百万の神ってのは神道で崇めている神々で、神道の長は天皇家だよな。
神話の領域だけど、邪馬台国が存在していた最中も
天皇家は続いているんだよ。
父ちゃん天皇で、息子が後を継いで天皇になってるんだ。
神を怒らせて都市滅亡までなったのに、その長が存続できるか?
よって、邪馬台国に天皇はいなかった、と、私は思うんだ。
ソドムの時も、王国は別の場所にあったし
邪馬台国は、単なる一地方都市だったんじゃないかと。
そんで怒りで滅亡させられた都市の跡に、都市を作るか?
そこに天皇家が来て住むか?
その後その都市が繁栄するのか?
もしかしたら、あえて天皇家が移住してきて浄化したんかも知れんが
だったらそれこそ、確固たる痕跡を残すだろう。
それがタブーだったとしても、後の教訓のため必ず言い伝えられてるはず。
平民には知る術がないから、“謎” なのかもだが
それでも有志はその存在を知る事が出来て
こんなに何もかもが謎じゃないと思うんだ。
てか、奈良なら残す。 絶対に地に証拠を残している。
私には邪馬台国は闇にしか思えないので
言わば “光” の地である奈良の過去には、存在し得ない気がするのだ。
邪馬台国の跡地は、今も人があまり住まない荒れ地になっていると思う。
と、オカルト好きのうがった視線で推理してみたけど
邪馬台国畿内説の奈良人に言ってみたら、何かえれえ納得されたよ。
奈良が “光” の当たる地だ、と言う部分に感動したらしい。
奈良は歴史上でも、華々しい表舞台にいた土地である。
いくら遷都されて、“中央” ではなくなったとは言え
その地の人々は歴史を愛し守り、他の地の人々が観光に来たがる。
今もなお、日本の主要な地域のひとつなのだ。
他県の観光課の人は、奈良が羨ましいと思うぞ。
そのゴロゴロある国宝級の歴史的遺産のうちの
いっちょの塔、いっちょの像でもうちにあればーーー
と、喉から手が出るぐらい欲しい県は多いと思う。
京都に比べて地味だと自嘲するけど、それは贅沢というものだ。
天皇皇后両陛下、ご成婚50年おめでとうございます。
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