マルティナ

ドイツのオーガニックコスメである。
まずはハッピーエイジとローズの、各スターターセットを使用。

セットの値段は¥1155で、内容は
クレンジングクリーム、化粧水、乳液、クリーム。
化粧水だけ6mlで、他は4ml。

このメーカーの最大の特徴は
乳液とクリームを混ぜて、好みの濃度に調節できる事。
ためしに別個に使ってみると、乳液はごく普通の感触だが
クリームがちょっと硬くて伸びにくい。

匂いは、くっさーーーーーーーー!
特にハッピーエイジなんか、何の匂いかと問われても
漢方系っぽい植物? ぐらいにしか例えられない。
決して良い匂いじゃないと思うんだが
この匂いが効く気分を盛り上げてくれてるんだと思う。

塗ると慣れるんか、すぐ匂いを感じなくなるが
体調の悪い日などは、いつまでもその匂いが鼻につく。

化粧水はオーガニックにしては、まだ潤う方。
それでも使う必要性を感じないほど、肌に入らない。
クレンジングも、刺激もなく、落ちも普通。
大方のミルクタイプと似た洗い上がり。

オーガニックコスメには、“夜はなるべく何も付けるな”
という定番の考え方があり、クリームを昼用夜用と分けてる場合が多い。
ここも 「夜はなるべく素肌で」 と言ってはいるが
乳液とクリームは朝夜兼用なので、その点が便利。
ま、クリームは単体では伸びが悪く、とても使いづらいので
乳液も必要で、結局は2個持つ事になるんだろうけど。

他に目ぼしいクリームが見つからない場合、私はここのを使うかな。
混ぜるという手間が、何かワクワクするんだよな。

アイクリームのサンプルはないが、現品で買ってみるつもりである。
ここの商品は、会社の理念や製品のシステムも
“オーガニック” という事では、ハズレはない気がする。

理念? 自分で調べろよ、と高飛車に言いたいが、簡単に書くと
創始者の女性が子供の頃に、顔を犬に噛まれてすげえ傷になって
大きくなったら皮膚移植をしようかね、っちゅうとこに
どこぞの医者から薬草クリームを勧められて、塗ってたら
少しずつ傷跡が目立たなくなって、移植いらね、で
自然の力ってすごい! になったんだと。

ほら、私が伝聞すると感動もへったくれもねえだろ。
原料とか製法とかにもこだわってるみたいだから
カタログやサイトを読んでみると良い。

肝心の値段はといえば、1年ぐらい前にユーロ高で
各商品が数百円の値上がりをしたらしい。
どれも微妙に “良いお値段” なのだ。

ハッピーエイジシリーズだと
 クレンジングミルク 150ml ¥5880
 化粧水       100ml ¥4725
 乳液        100ml ¥6930
 クリーム       50ml ¥6930

な? 高いだろ?
化粧品としての値段では普通の範囲だけど
私の身分だと、買うならローズじゃないと無理。
ローズシリーズになると、各¥1500以上安くなるんだ。

という事で買っちゃった、ローズミルクとクリームの現品。
クリームは表面が変色しているのが恐いけど
湯葉だって栄養があるんだから、と思いつつ強引に使う。

化粧品の感想を書いてて思ったんだが
対象があいまい効果の化粧品だからなのか、褒めるのが実に難しい。
雑誌では、天にも昇るような高評価が並んでて
美容ライターってほんと凄いな、と思うぜ。
自分が粗探しばかりやってる人間に思えて、落ち込む事多々。

だが今回のマルティナローズ現品使用は違う。
使い心地は良いは、肌は柔らかくなるは、ツルツルな手触りになるは
しぼんだ肌がイキイキしてきて、ありがたやーありがたやーなのだ。

上の “可もなく不可もなく” の感想と180度違うだろ?
実はこれを使う前に、タウトロッフェンのローズナイトクリームを
使ってて、それがえれえ伸びが悪く肌になじまないのでイライラして
途中 「もう何もつけなくていいわ!」 とか、投げ出したりして
使い切るまでに、5ヶ月ぐらい掛かってしまったのだ。

タウトロッフェンは今でも、効きそう、と期待してしまう
魅力があるメーカーだが、クリームの使い心地が悪すぎる。
マルティナのミルクは、ほんと普通の使い心地なんだが
タウトロッフェンのナイトクリームの後に使ってるんで
極上の肌なじみに思えてしょうがねえんだよ。

これを考えると、お手入れも継続がやはり大事なんだろうな。
“使い続けられる” って、化粧品にも重要な項目だとよくわかったぜ。

ちなみに、オーガニックコスメは開封後の使用期限がやたら短く
それでもマルティナは、開封後3ヶ月以内? だったと思うんだが
08年の11月末から使い始めて、途中他のメーカーとかにも浮気して
使い切るのに何と半年以上かかっちゃったぜ。
匂いや見た目に変化はないけど、変質してるかはわからん。

使い始めたのが寒い時期で、クリームがないと乾燥が治まらない
と思いつつ使ってたんで、クリームが先になくなってしもうたけど
春になって暖かくなったら、乳液単体でもベトつく。
夏はクリームは使いづらいと思う。

Comments

“マルティナ” への3件のフィードバック

  1. yukiのアバター
    yuki

    はじめまして。
    ブログ、楽しく拝見させてもらいました。
    あの、昨年の記事の「ポリマー」についての実験のその後の記事はUPされたのでしょうか?
    その後のノーポリマーでお手入れした結果の記事があれば教えてください。
    とっても興味あるブログ記事でしたので・・・(^▽^;)

  2. 青空のアバター
    青空

    そうそうリポソームに配合されてるリン脂質だよん。リポソームの場合はリン脂質で覆ったカプセル自体が0,1ミクロンだかなんだかでできてるからより、浸透を良くさせるんだけどもね。世の中には色んな化粧品があるねぇ。
    ところでミンティアがしきりに出てくるけど、また『胃にはミント』で胃を悪くしているの?大丈夫れすか?
    私は夜久々号泣しちゃったよ。なんだろね。過去って取り返しつかないから。
    泣いて片付けていくか忘れていくかしかなくなった事に泣いてたんだろうね。
    なんだか今日は疲れたぞ。

    おやすみぃ。
    チョコレートラテで自分を慰める今宵、雷雨は去った。
    沈むから今日は寝る~

  3. あしゅのアバター
    あしゅ

    yuki、ようこそーーー!
    今まさにノンポリマーのお手入れ真っ最中なんだ。

    08.4.18の “オーガニックコスメ” という記事で
    その詳細を書いてるよ。
    ポリマー入りとノンポリマー、という事での
    明確な違いは、よくわからんので
    いまだに結果を出せてないんだよー。

    何かポリマーってのも、よくわからん・・・。
    調べても私の頭には入ってこない分野のようだ。
    ほんと、すまん。

    青空、胃、投薬中だよ。
    あっ、これ記事のネタになりそう。
    ヒント、感謝!

    過去ってさ、結構取り戻せているっぽくねえ?
    あまりにも変形して返ってきているせいで
    気付かないだけでさ。

    “過去があってこその今の自分” って言うのは
    取り返しがついてる、って隠し要素もあるからじゃねえ?
    と、最近思うが、これは生きぬくための自己弁護かもなあ・・・。

    チョコレートラテって、要するに牛乳入りココアか?

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