料理には手間を掛けたくないタワケ者の心理としては
なるべく鍋やフライパンを使いたくないもんである。
大物は洗うのも大変なんだよ。
嫌いな事は、些細な事でもすんげえ面倒に感じるものだ。
そこで助かるのが、オーブントースター。
(レンジもあるんだけど、いまいち活用できていないんで
いや、オーブントースターも活用まではしていないんだけどさ。)
私がよくやるのは、ピーマン乗せ系。
何故ピーマンかっちゅうと、好きだから、というのもあるけど
ピーマンはナマで食えるんだから、生焼け腹壊しの心配がないだろ。
オーブントースターの威力をよくわかってないんで
生魚や生肉を焼くのは恐いから、とりあえず野菜でも、という思惑なんだ。
前に書いたのは、ピーマンにピザソースを塗ったくって
細切りチーズを乗せて焼く方法。
これの進化版として、私が考えたのがひき肉乗せ。
ひき肉をあらかじめ炒めて、味付けをしておく。
味付けは、塩コショウは基本だけど
和風にしたい時は、しょうゆと酒で炒め
洋風にしたい時は、ウスターソースとナツメグで炒める。
洋風になら、ケチャップを足しても良いかも知れん。
充分に火が通ったひき肉を、縦半分に切ったピーマンに乗せ
その上に細切りチーズを満遍なく乗っけて
表面に焦げ目が付くまで焼いて、鉄分補給用パセリを振って出来上がり。
結局、フライパンは使ってるわけだが
ひき肉少量なんで、目玉焼き用の小型フライパンでいけるし
生肉を詰めると、焼き加減に不安が出るし
肉の臭みを、どう処理すればいいのかわからんので
肉を先に調理しているのである。
また、パラパラのひき肉を乗せるだけなので
ボリューム的にも丁度いいんだ。
このひき肉ピーマンの応用として、揚げでもいける。
揚げをお湯で油抜きしてから、半分に切り袋状にする。
そこに、調理したひき肉、細切りチーズを入れ
口を爪楊枝で閉じて、トースターで焦げ目が付くまで焼く。
どんどん手抜きするのが私のサガで
油抜きを省略したら、ちょっと油っこいけど
パリパリの焼き具合になって、それはそれで風味がある。
爪楊枝で閉じるのをやめて、舟型に立てたまま焼いてみたら
それも何の支障もない。
ひと手間掛けるかどうかで美味しさが決まる、と言うけど
そのひと手間の価値がわからん味覚の持ち主なので
手抜きし放題で、ある意味ラッキーなような気もする。
やっすい肉しか使わないせいか、いつも肉の臭みが鼻に付いて
生肉の下ごしらえに苦労しているわけだが
試しにギョウザの具も、調理済みひき肉を入れてみた事がある。
まったく別の料理になっとったが、ギョウザと思わんなら美味い。
果たして、こういう姿勢で良いのかわからんが。
で、ギョウザの皮が余った時に、パンに塗って焼くソースシリーズを塗って
UFO型にくっ付けて、トースターで焼いてみたが
やはりピザソース + チーズ の組み合わせが一番美味かった。
何でUFO型にくっ付けるかというと
焼くシリーズ、結構溶けて流れるんで密閉したかったのだ。
アルミホイルを敷くと、裏返すのが面倒なんで
とかやってたら、密閉しきれてなかったんか、こぼれとったがな。
オーブントースターって、サッと拭くのすら面倒くさく思える形状の上に
妙に汚れが落ちにくい材質で、こまめな掃除をする気になれないよな。
長いこと見て見ぬフリをしとるんだが
そろそろギャフンと言うような事件が起きそうで恐い。
例1. 以前にこぼしたものが真っ先に焦げて、煙が出る
例2. 底に落ちていた物が激しく焼けて、発火する
例3. その発火で、網の上の物が類焼する
例4. オーブントースターから炎が上がる
例5. トースターをモップの柄で窓の外に叩き出し
ホースで水を掛けて消化する
例6. 近所の人々が何事かと出てくるので、頭を下げまくる
例7. こんだけ謝ってるのに、説教をくらう
例8. 実家でちょっとグチったら、覆いかぶせて説教される
例9. 何年経とうが、何かにつけてその話を持ち出される
これは架空の話で、体験談ではありません。
さて、うちのオーブントースターをきれいにしてくるか・・・。
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