何て言うっけ? ネットTV?
スカパーとか映るやつ、それを入れたんだ。
それで何を観とんのかっちゅうと、そのうち詳しく書こうと思うが
とにかくホラービデオ (またかよ!) を観ていたんだ。
そしたらご飯が炊けたんで、一時停止にして
キッチンで飯の用意をしてたんな。
すると、女性の声が聴こえた。
あれ? と思って、振り返っても何もない。
気のせいか、と引き続き飯準備をした。
そんでしばらくして居間に行くと、TV画面が動いている。
一時停止で一定時間が経つと、ビデオ解除になるんか? と思ったが
調べてみると、他の映画の視聴予約をしていて
予約時間になったんで画面が自動的に切り替わっていた、とわかった。
私はその映画の開始時間を、1時間遅く始まると間違えてたんで
ホラービデオを観ていたんだ。
ここで問題なのは、20時と21時の区別も付かんとか
すぐ早とちりの勘違いをするとか、そういう事ではない。
私が聴いた女性の声は、ドラマの声で
その時に、“確かに女性の声が現実にしていた、それも部屋の中で”
これ!!!!!!!!
それを、え? 何?何? 気のせいかー で、済ませた態度
ここに重大な問題があるのである。
私は頭も顔も性格も悪いが、耳も悪いのだ。
だから物音などはあまり気にならず、静かな生活を営んでいる。
そのせいで、居間のTVの音もはっきり聴こえなかったんだが
しかしな、あの声が霊だったらどうするんだ?
霊が出てきて怪音を発しても、「気のせい」 で流したんじゃないのか?
それでなくとも、日本の霊は奥ゆかしくて
存在を主張しようとせず、わかりにくい事しかしなさそうなのに
迎え撃つ私が超鈍感だったら、気付けるわけがない。
別に霊を見たいわけではなく
密かに祟られたりして、意味もわからんと不運が続く
みたいな目に遭うよりは、「あいつのせいだ!」 と
即座にわかった方が、対策しやすいんじゃないのか?
という危惧なのだ。
そう考えたら、飯を食うどころじゃなく、ガッツリ落ち込んだ。
ただでさえ暑くて食欲も減退してるっちゅうに
コトが起こるのは、できるだけ飯後にしてくれんかのお。
それにしても、改めて自分の鈍感さを思い知ってショックだったが
もしかして私は、今まで霊に遭遇してるのに
ことごとく気付いていなかった、って可能性もあるんかな。
自分には霊感はまったくない、と思っていたけど
案外知らず知らずに見てるんかも?
気付かないのなら、いないのと同じだもんな。
でも、いつも普通に見ている人の群れに、実は生きていない人がいるかも
と思うと、ちょっとした非日常感がある。
まあ、これは霊感がない者の空想でのロマンで
霊感があって困ってる人からすれば、ノンキな、と腹立たしいだろうが
ないものに憧れるのが人間の常なので、聞き流してもらいたい。
そういやちょい前に、霊感持ち知人から訊かれた。
霊感がない人は普通霊の存在を否定するのに、何故あなたは信じるの?
これは単純な話である。
霊とか神様とか信じていなくて、もし本当にいたときに
しまった! と思っても遅いような気がするからだ。
おまえ不信心だったから、もっかい修行ね
みたいな展開にだけは、なりたくない。
私の場合は信じても支障がないんで、信じる事にしてるだけ。
(これも信心があるなどとは、とても言えない心構えなんだが)
いるのかいないのかは、私には多分死ぬまでわからないだろう。
そして上でも書いたけど、私の聴力は人の半分ぐらいしかない。
私に聴こえない音を、普通の聴力の人は聴いているわけだ。
だから私に見えないものが存在する事にも、不自然さを感じないだけ。
劣った感覚の持ち主にとっては、自分の感覚は
気付かない世界を否定する材料にはならないのである。
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