経済大国と流行

日本が現実的にどんだけの経済大国か、今はもう怪しいもんだが
GNPだのGDPだのBCGだのTBZだの
そういう常識的な内容をまったく抜きにして、私の勘のみで話をする。

妙な映画は観るくせに、芸能事情にはとんと乏しい私だが
日本人スターと他のアジア人スターを見分ける事が結構出来る。
それには、肌の質感が一番わかりやすい。

同じ黄色人種でも、日本人は透明感があるのである。
これは褒めているわけではない。
他のアジア人の方が、色が白く均一な肌色だからである。
何ちゅうか日本人の肌色は、色白でも皮膚が薄い感じなんだな。

ここでわかるのが、白は透明感がない色だという事。
そういや、絵の下塗りに白をベタ塗りする事もあるよな。

まあ、これは美容に血道を上げる私の余談なんだが
これだけでも結構、見分けが付くぞ。

そして次からが本題なんだが、見分ける第一は垢抜け。
どうも日本人の方が、垢抜けているのである。

何か書いてて、差別的だ、と取られる不安もちょっとあるんだけど
これは決して、他アジア人をバカにしているわけではない。
ここから、今日のタイトルが絡んでくるのだ。

大抵の芸能人は、大なり小なり “お直し” をしている気がするんだけど
同じ美容整形外科医のとこですると、似たよう顔になるのはしょうがないが
違うところでやっても、これまた似たような顔になる。
いわば、“その時の顔” になるのである。
美容整形にも流行があるのである。

その時の最先端の技術を使うから、というせいもあるんだろうが
“時代の顔” というのが、明らかに設定されている気がするのである。
それは、誰に、何によって決められるのかは、定かではないんだが
一番わかりやすいのが、ファッションショーである。

衣服と言うのは、多種にわたる業種から成り立っている。
生地の原料、染料、デザイン、問屋、マスコミ、他もろもろ。

生地の材料は農産物も多いので、天候も関係してくるし
デザインは1個だけで、はい終わり、じゃなく
何種も何種もデザインし、その中の1個が決まっても
今度は何だっけ? 型紙をおこす?時にも何度も試作を重ねて
それを布で仮縫い?する段階でも、試作を繰り返すらしい。

ファッション業界は、大げさに言えば数年後の事を
今やってるような、そんな感じだと思うんだ。
土壇場になって 「やっぱ流行違いましたー」 とかなったら、たまらんから
流行はあらかじめ決められているんだと思う。
もちろん世の動きによって、多少の軌道修正はあるだろうけど
何年も前から、○年はこの路線で行きますよー、みたいな感じで。

誰がこれを決めてるのかはわからんけど
売られている服は、流行と流行じゃないのと分かれていて
衣服業界は、大まかに二分されているようで
比較的、値段が高いのが流行の本筋を先導している気がする。

そして、これに合わせて化粧品業界もマスコミも動いているんで
服飾業界ってのは、ものすごく大きな産業だと言える。
こんな儲け話を、個々のデザイナーのその時の感性のみで
左右できるはずがない、と思うのだ。
その証拠に流行って何故か各ブランド、足並みが揃っているし。

で、経済大国だが、この服飾業界に絡めるのが経済大国。
服など、衣食住と言えども、最後の項目だろ?
食が安定して住が整って、なおかつ余力が出来てこその “衣” じゃん。

そんでそこに “流行” などという、余裕のある遊びを入れられるなど
どんだけ豊かなんだよ? と思わんか?
現にズッポリ貧乏にはまっている私なんか
なるべく流行に左右されない型の服ばかりを選んでいるし
何年も同じ服を大事に着ているんだぞ。

よって、大多数の国民が流行を追える国が、経済大国!
これが私思考で出た答である。

んで、“垢抜け” な。
流行を長年追ってこれた国って、慣れ感があるんだよ。
何というか、こなれてる?
どんなんが来ても、着こなせるっちゅうか。

日本と他のアジアでは、流行を追ってきた歴史の長さが違う。
だから、そこで自然に違和感の有無が発生するんだと思う。
流行の最先端にいるであろう芸能人でも
日本人と他アジア人と見分けが付くのは、そこだと思うんだ。

どだ? 今日は全部のキーワードをきっちりまとめられただろ
私の記事にしては、これはとても珍しい事である。
ミラクル!!!

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