喫煙家はもれなくニコチン中毒に侵されていて
数多くの禁煙挫折談から
その中毒はとても大変なものだと恐れられている。
今回はどうも自画自賛の入る余地がなさそうなので、ここで折り込むが
私に禁煙挫折の可能性はない。
このわたくしが 「止める」 と決めたのなら、そこで決定である!
人に堂々とあーだこーだ言いたいから、自分の事も死ぬ気で律する。
ある程度の善意を持っていないと、人を追い詰める事は出来んと思うんだ。
私の善の心は、自分をも追い込む平等さで表現しとるわけだ。
つーかな、普段からこんぐらい腹をくくって言っとるわけだから
言われる方もありがたく聞け、って話だがな!
よって、初手から禁煙成功者のつもりで
“禁煙” というものがどんなものかを観察してきた。
俗に言う “ニコチン中毒” の禁断症状は
思っていたよりも辛かった。
ものすごいチェーンスモーカーだったのだけど
症状が起き始めたのは、意外にもタバコを止めた翌日からである。
最後のタバコがなくなったのが、夜7時ぐらいで
翌日の朝までは、吸いたい欲求しかなかった。
このニコチン中毒、倦怠感やら無気力を連れてきたけど
症状は2~3日でなくなるんだよ。
えらい早い脱皮なんだ。
何日も辛い思いをするのを覚悟していたんだけど
実際にやってみたら、ニコチン、あっさりと抜けてしもうた。
中毒の度合いにもよるだろうけど
ニコチンの禁断症状は、普通の風邪の辛さレベルだ。
禁煙するにあたって大事なのは
吸いたい欲求と、禁断症状を分けて考える事だと思う。
禁断症状は身体的な事だけど、吸いたいのは心理的なものである。
今までの禁煙談は、ここをゴッチャにして語られていたので
えらいな難関だとして伝わっているんだと思う。
あ、自賛場所見つけた!
よく聞いとくように。
私のような、冷静かつ客観的で観察眼の鋭い天才がいなければ
ニコチンの中毒が恐ろしいものだ、という都市伝説は
いつまで経っても消えなかったわけだ。
存分に私に感謝してくれて良いんだぞ? ああ?
で、今でも天才・私は、タバコを吸いたいわけだが
この、“吸いたい” という欲望の正体もわかった。
手持ち無沙汰とか、ヒマとか、間が持たないとかもあるけど
一番の理由が、“区切り” なんだよ。
禁煙をしてから、どうも生活のリズムが狂ってしまい困っていたのだが
それは、自分の生活に区切りが付けられない事による
ペースの乱れが原因だと気付いた。
「一服してあれをしよう」 とか、「ふー、ここらで一服」 とか
気分転換 方向転換 規律 習慣
タバコを吸うという行為には、平穏に生活する上で
すんげえ大事な要素が全部入っちゃってるんだ。
タバコの箱から1本取り出し、それを口にくわえ
火を点けて、吸ってふーーーっと吐く。
そしてそのタバコを手に、ボーッとして、また口にくわえる。
1本吸うのに数分、絶妙な長さの時間である。
吸って吐いて吸って吐いてとリラックスしていき、自分を取り戻す。
タバコの火を消す事で、よし、と次へと進む気分になる。
普通なら、お茶を飲む、軽くストレッチをする、など
手間の掛かる手順を踏む必要があるんだけど
喫煙者は、タバコ一服でそれらを全部解決していたんだよ!!!
この要素を手軽にひとつで満たせるのって、タバコぐらいしか思いつかない。
喫煙とは、ものすごく合理的な行為だったわけだ。
こんな便利な代替行為を、そう安々と忘れられるわけがなく
禁煙挑戦者は、それを “欲望” だと思い違いをして
苦しんだあげくに、己に落伍者の烙印を押して挫折するんだな・・・。
前も、欲望ぐらい自分でどうにかせえ と書いたけど
実はこれは説明の段階を踏むための矛盾もあって
正確に言うと、喫煙はこういう図式だと思うんだ。
代替行為 >>>>>>>>>>>>>> 欲望 >>> ニコチン中毒
禁煙するにあたって大事なのは、自分の喫煙行為の意味の構成を理解し
代替行為の代替を、何にするかを探す事だと思う。
大抵のヤツは、これを “食い” に持っていく。
そんで、禁煙成功後にダイエットをするらしい。
あ、すまん、自画自賛場所、ここにもあったわ。
ちょっとやらせてくれ。
もちろんスレンダー系ナイスバディの私は、4~5kg太って
ようやく普通体型になれるので、食いに走っても一向に構わんわけで
そういう悩みとは無縁であるんだが
ほら、何せ上品で食い意地がないもんで
食ってよっしゃあ! は、私にはあまり効果がないんだよなあ。
と言う事で、今後の課題は、代替行為探求になる。
もう私は禁煙しちゃってるんで、切羽詰まってるわけだが
これから禁煙をするつもりのヤツは
・ タバコを吸わない事によってできたヒマを、何をして潰すか
・ 一服によって上げてた腰を、何によって上げるか
特にこの2つを考えておくように。
ヘビースモーカーであればあるほど
タバコに取られていた時間が長いから
その一瞬一瞬の “間” を、ものすごく持て余すんだ。
禁煙が難しいと言われるのは、習慣を変えるのが難しいのと同じレベル。
ニコチン中毒や依存は、それほど障害にはならない。
この2つは商売に繋がるんで、あおってる業界があるんじゃないのか?
恐れるに足らず、だぜ。
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タバコ中毒の真相
Comments
“タバコ中毒の真相” への4件のフィードバック
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あー。なんかもうやっぱり大好きです。
崇拝させて頂きます。 -
代替行為…
何か良いの見つけたら、一儲け出来そうだな…
しかし、元々吸わんから思い付かん。
一服の時間内で完結するものが良さそうなんだけど…
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>手持ち無沙汰とか、ヒマとか、間が持たないとかもあるけど
一番の理由が、“区切り” なんだよ。まさに、この一文につきるわオレの場合
何かを終了→一服→何かを終了→一服が生活パターンだったので
なによりも、煙草に代わる終了合図が無いのが辛いわ・・・
で、もって飴とかガムとかに走ってる訳だが・・・察しの通り禁煙1カ月終わったらダイエットする予定ww
それまでは禁煙重視で何でも無制限に食べて良しと自分に言って聞かせてるww
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のん、このブログに来るヤツは
何故かババアか変態しかおらん(笑)カズ三世、逆に喫煙者としては
タバコを吸わないヤツが
何で区切りをつけているのかがわからんのだ。区切りの習慣を付けるのが、喫煙行為なのかな?
という事は、しなくていい区切りを
してしまった、と言う事になるのかも?何か儲けられそうな分野だよな。
がぶり、食っていいけど繊維質系にしとけ。
食った分を短時間で排出すれば
栄養を吸収するヒマもなくなりそうじゃん。ケーキでもバナナ系とか、プルーンとか
飴もキシリトール入りとか。太るのはありがたいんだけど
妙に腹が減るのが恐いんだよなあ。
過食の始まりじゃねえよな・・・?
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