スーパーファミコンの “エストポリス伝記Ⅱ” のリメイクだと
言い張っている、ニンテンドーDSのRPGソフト。
スーファミのエストポリスと思ってプレイすると
落胆する! と断言しよう。
スーファミのは、ターン性のコマンド入力の戦闘法で
4人パーティーだったけど
DSのは、Yボタンで攻撃、Bでジャンプ、Aで回避、Xは必殺技。
しかも、戦うのはひとり。
何度でもバトル中もキャラチェンジ出来るけど、とにかくひとり。
私の記憶の中の、スーファミのエストポリスは
ごくありふれたRPGのひとつに過ぎず
だけどおまけ要素の、不思議系のダンジョンがすんげえ面白くて
猿プレイをしてたら、ソフトが壊れて
肝心のストーリーの方はクリア出来なかった
というアホウみたいな思い出のゲームである。
よって、思い入れはまったくなかったけど
それでもこの変化には愕然とした。
アクションRPGになってるんなら、買わなかったよ・・・。
何でこれを “エストポリス伝記Ⅱ” として出したかな。
まだ安売りで買ったんで、傷も浅いけど
思い入れのある人、定価で買った人、ほんと気の毒に・・・。
このゲームは、スーファミ版を知らないなら
それなりに楽しめる内容ではある。
しかしボリュームが少なすぎる。
あっという間に終わる。
それは、2周目プレイを推奨してるから、のようだけど
何で2周する義務を課しているんだ?
ちぃーーーっとセリフとかが変わってるっぽいけど
それが何なんだよ?
お陰で1周目のダンジョンは、30階までしか降りれない縛りが!
・・・すまん、ネガティブになっていた。
ここまでの改悪は経験がないので、ついつい。
えーと、冷静にこのゲームの合理的な攻略法を書く。
このゲームは、メンバーが全員HPゼロになるとゲームオーバーになる。
その際に、レベルブレイクをするか? と選択肢が出る。
レベルブレイクは、全滅直前からLVを5上げた状態で再開できるのだ。
これをする事によるデメリットはなし。
地道な努力をしようという心が失われるぐらいである。
いっつもいっつも LV上げにヒイヒイ言ってたけど
あれって大事な作業だったんだな・・・。
我が身の安全を絶対に確証しないと、体調が悪くなる私でも
完全格上敵なし状態は、面白くなかったよ・・・。
このゴミめがウヒャウヒャ とか言って
虐殺できて楽しいかと思ったんだが
やはり私も善人だったんだなあ、と自分を見直したさ。
という、レベルブレイクだが
これをする条件はただひとつ、全滅。
ところがこの全滅、後半に行くほどしなくなる。
防御力も上がるし、落下のダメージを受けないキャラもいる。
よって、開始直後の主人公ひとりの時に
わざと死にまくって、レベル99にしておこう。
ゲームバランス、ダダ崩れだけど
ドラゴンエッグを集めたいなら、それが一番効率的なのだ。
と言うか、エッグドラゴンと戦う魅力ないし
こういう事をやってると、ほんと面白くないんで
1周目はドラゴンエッグの事は無視して
レベルブレイクの誘惑に負けずに
純粋にプレイをした方が良いと思う。
そして2周目の開始直後に、レベルブレイクでLV99になって
2周目にエッグ集めに専念しなされ。
悪い事に、2周目には違うラスボスが来るんだけど
ま、そいつは汚い手を使ってごめんね、と軽くヒネって
3周目に入ったらエッグドラゴンを倒しに行けば良い。
これで完全クリアである。
そういうプレイをいとわないのなら、
アンド、このゲームを1000円代で売ってたなら
買っても良いんじゃないかな。
本当にエストポリスを楽しみたいのなら
スーパーファミコンとソフトの方を買うべきだが
正直、そこまでする価値はないと思うんだ。
スーファミ時代のエストポリスを知らない人だけ
1000円代でのみ、
他に何もする事がないのなら、自己責任で買え。
歳を取ったら終わりだな、と落胆させられたよ。
攻略本のインタビューを読んだらよ。
この改変、自信たっぷりに本当に良いと思ってやったんだ?
はあ・・・、ファンじゃない私でさえ、ガッカリだぜ。
て言うかさ、このゲーム、発売されたのが2010年2月25日なんだよ。
定価は5980円。
私が買ったのは、その半年後で
ソフト本体より攻略本の方が高いじゃん! と驚愕したんで
1300円以下だったと思う。 新品が。
値崩れするのは、理由があるんだなあ。
関連記事: エストポリス 挫折 10.9.14
ババアのゲームの買い方かっ! 10.9.16
コメントを残す