被災していない人たちへ

この記事は、被災していない人の災害マニュアル 11.3.15
を、私の解釈で訳したものである。
 
いや、私、長文が頭に入らないんだよ。
だから私の復習用だ。
 
 
1.金銭援助をする場合
 
よくわからんとこに募金せん方が良いぞ。
大阪でもあったんだよ、グリーン何たらという募金詐欺。
私も実際によく見かけてたんだけど
若者に募金を呼びかけるバイトをさせて
集めた金が、“収入”。
 
大々的に募金をするには、警察や役所の事前許可がいるけど
個人的に空き缶をおいて、等の “お願い” には
許可はいらないらしいんで、誰でも出来るらしい。
だから募金をするなら、コンビニとか役場で
身元が確かなところにした方が良いぞ。
 
私は、私のなけなしの金が
私以上に恵まれた人の懐に入るのはイヤなんで
出来るだけマージンを取らないところで募金したいしな。
 
でも普段からボランティア活動をするには
それこそ運用資金とか必要になるだろうから
ボランティア団体の “手数料” も
しょうがない事ではあるんだよな。
 
 
2.物を送る場合
 
もう、はっきり言って、物 は 送 る な !
 
今の日本では物資がなくなる事は、ほぼない。
なくなるのは、関係ないアホウが
マスコミが煽る恐怖を真に受けて、買いだめをするせいだ。
 
そういうアホウには、そいつの身に何かあった時に
自給自足を頑張ってもらうとして
支援は出来るだけ金でしよう。
 
“きん” じゃないぞ、“かね” だ。
金属を送ってどうする、ばかもの。
いや、ゴールドでも良いけどな
だったら換金までしてあげろよ。
 
何でかっちゅうと、しょせんこの世は金! だからだ。
金さえあれば、被災者側は “買える”。
 
あれが足りない、これが足りない、と
何回も人に “お願い” しなくて済む。
好き勝手に、その時に必要な物を買えるのだ。
 
何か、善意もクソもねえ事を言ってるけど
結局は、それが一番助かるんだよ、日本ではな。
 
これも必要だよな、あれが喜ばれるかな、と
貰った人の笑顔を想像しながら、物をダンボールに詰める権利は
母親にしかない、と思いたまえ。
何その差別。 これが現実さ、ふははははは。
 
 
3.情報収集、発信
 
これはひとことで済むよな。
 
ア ホ ウ の 伝 言 ゲ ー ム は 止 め ろ
 
「て言うか、今このブログを書いてる事自体、罪かも?
 私もしかして将来は地獄直行かも?」
こういう私利私欲のために、私にしては
むっちゃくちゃ言葉を選んでいる今週の記事だけど
日本のTV、何? あれ。
 
欲しい情報を、中立で流さないどころか
買いしめの場面などを、しきりに映すもんで
被災していない地域の人々まで
差し当たって、いらない物を買いに走るじゃないか。
 
私もすんげえ不安になったよ。
私が買いしめに走らないのはなあ
買 い し め る 金 が な い か ら だ !
 
・・・これで、普段の備えもしていない言い訳になったか?
しまったなあ、ポリタンクぐらいは持っておくべきだった・・・。
・・・・・・・・・・・・・
あ、今すんげえ真理が浮かんだぞ!
 
私には水の入ったポリタンクを持てる腕力がない。
だからポリタンクがあっても、意味がない。
おお! 買えなくて正解だ!
ムダ金を放出せずに済んだ。 ありがとう、売り切れの神よ!!!
 
 
4.安否確認
 
これには、私は信念がある。
被災地に安否確認をしない。
 
安否確認は、親兄弟配偶者が優先だと言いたい。
友人知人は、しばらく我慢せえ。
 
これを常識にしたいから
被災地の人は、落ち着いたら必ず友人知人に自分から連絡をする
という約束事を作ってもらいたい。
 
被災時の連絡は、被災者から出来るように
通信回線を空けておくようにすべきである。
 
 
5.ボランティア活動
 
技術や特殊知識がない人は、手も口も出さずに金だけ出せ。
それが一番の助けだ。
 
自ら行って活動したい人は、色々な資格を取って
ボランティア団体か自衛隊に入れ。
もう、これに尽きると思う。
 
何の特殊能力もない凡人なのに、何かあった時に
役立つヒーローに変身できるベルトなんてねえよ。
日頃から地味に積み重ねをするべきだな。
 
あとな、ボランティア、そこまで感謝されないぞ。
ボランティアは人ではなく、仕事をこなすロボットだ。
そういう気持ちでしないと、裏切られた気分になると思う。
 
 
6.無力感、罪悪感
 
どこかで大変な目に遭っている人々がいるのを知ると
自分はどうすれば良いのか、何が出来るのか、悩んでしまうよな。
それどころか、飯を食うのにも罪悪感が出たりする。
私もそういうところがある。
 
これも客観的に言うと、とてもうっとうしい。
他人事扱いで、楽しく祭でもやる、とかいうのは論外だが
自分に出来る支援をしたら、通常の生活を
ちょっとだけ気を引き締めて、やれば良いと思う。
 
大事なのは、思いやりと戦いを学ぶ事である。
この両極端のふたつの事だけど
助け合うには、この両方の心が必要なんだと思う。
 
自分だったらどうするか?
常にこれを念頭に、判断をすれば
よっぽどのド腐れ外道じゃない限り
そこまで間違う事はないよ、私たちは。
 
 
押さえておくのは、こんなところかな。
うーん、同じような事を言っていても
鬼のような私が言うと、ここまで邪悪になるもんかな。
 
募金先や伝言サービスは、まともなサイトを見れ。

Comments

“被災していない人たちへ” への4件のフィードバック

  1. 匿名のアバター
    匿名

    現在私は西日本にいるのですが、
    こちらでも米や衛生用品の箱買いが増えています。
    ただ、これには理由があります。
    田舎では就職先が少ないために
    都市部に就職に出ている家族を持つ人が多く、
    店頭から物品が消えて困っている親類縁者の為に
    米、衛生用品、特に赤ちゃんの為のおむつやミルクを
    箱買いして送るというのが主な理由のようです。
    (カップ麺などは全く品薄になっていません)

    都市部でも、「物流が回復したときに援助物資が
    送れるように」と買占めしている人が結構いるようで
    それに煽られて不安になった人が更に買占めに走るという
    悲しい連鎖が生じている面もあるようです。

    物流が回復した際は、西日本から
    被災地に一気に送ることもできるので
    都市部での「援助物資備蓄」は避けていただきたいと
    切に願います。

    私事ですが、今回夫が東北の漁港施設に出張しており
    一時安否不明になって非常に不安な思いをしました。
    幸いにも偶然乗船勤務中で、辛くも転覆を免がれたと
    太平洋上から連絡がありました。

    テレビとUSTをザッピングして、一瞬でも画面に
    映らないかと半狂乱で注視しましたが
    無事を確認した後は、帯域の負担を軽減する為に
    USTの視聴は自粛、携帯電話の発信も自粛しました。
    あしゅさんがまとめられているうように、
    通信の譲り合いもとても大事だと思います。

    今回、安否以外の面で一番苦しく感じた事は
    事前に夫の東北出張を知っていた友人知人から
    「ここを見なさい!」「○○に大量の遺体が!」
    という一方的なメールが頻繁に届いたことです。

    こちらが知らなかったらいけない、という
    ありがたいお心遣いなのですが、
    既に知っている情報や聞きたくない情報が
    安否確認の為に遮断できない連絡ツールから
    どんどん押し寄せてくるのです。

    中には、「海外からこんな評価が!」
    「自衛隊がこんなにがんばってる!」という物も。
    救援活動は本当にありがたいと思いますが、
    不安に苛まれている者にとって、
    「今それを聞く余裕は無い」という情報を
    誇らしげにメールで送られるのは苦痛でした。

    被災地以外では過剰な情報に翻弄され、
    被災地では未だ情報の少なさに困窮するという
    極端な状況が、早く落ち着けば良いと思っています。

  2. ぽにこのアバター
    ぽにこ

    お久しぶりです~
    お元気そうでなによりです
    覚えていてくださっているでしょうか…?

    うちの地域は原発に怯える毎日ですので
    チェンメ、苛立ちます!
    やれ放射能だ有害物質だと…
    逃げられないので精神衛生上
    良くないですね

    募金で明らかに怪しい人って
    宗教団体多いですよね…
    募金したときに宗教のチラシ
    渡されましたよー(笑
    入れたのゲーセンのコインでしたが…

  3. あーみんZのアバター
    あーみんZ

    こんばんは!

    個人での救援物資を個人的に被災地に送るのは
    中身がわからないので仕訳しなければならず
    段ボールの山になり、かえって迷惑になるそうです。

    もしも救援物資を送りたければ
    自分の住まいの自治体でまとめて被災地に送ってる場合は
    何が必要か自治体のホームページに募集をしてるので
    そちらで確認して自治体から送ったほうがいいそうです。

  4. あしゅのアバター
    あしゅ

    匿名、説明をありがとう。
    なるほど、都市部の買いしめは
    そういう事もあったんか!
    すげえ納得させられた。

    匿名のような立場の人へは
    「何か私に出来る事があったら言って」
    の1通だけで、あとは自分の方で出来る事を
    探しておくだけに留めるべきだと思う。

    でも、その友人知人たちも
    心配のあまり、パニックになってたのがわかるよ。
    本当に善意なんだよな。
    だからこそ、匿名も “我慢させられる”
    というジレンマに陥るんだよな。

    今回の事で、こうやって体験談を語り合って
    良い教訓になると良いんだけど
    まだ終わってないから、“復習” は出来ない。

    匿名、大変だな。
    グチはここで言え。
    何故かここは、記事に関係のないコメントをしてもオッケー
    というルールを作られてしもうたから
    いつなんどきでも良いぞ。

    ぽにこ、覚えてるかって?
    失礼な! 忘れるわけがねえだろ
    まだボケとらんぞ!!!

    チェーンメールが流行ってるんか。
    「拡散希望」「なるべく多くの人に」 の善意版か?
    それでアフリカ諸国が転覆してるから
    あなどれないよな。

    しかし私、そういうの一度も来た事がねえよ。
    多くの友人に囲まれてるけど、その大多数がアホウなのと
    少数精鋭 (友達少ない) では
    どっちが良いんだろうな・・・。

    えっ、募金、宗教の場合もあるんか。
    しかもゲーセンのコインを持つ女か!

    あーみんZ、“お金は下品なので物で”
    の感覚があるんかな。
    物を送りたがるのは。

    被災者に現金を渡して
    移動物販車を回す、じゃダメなんかな。

    ガソリンの手配に手間取ってるのが
    今回すごい足かせになってるよな。
    アメリカ、今、空爆をせんでくれ!

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