コメント欄で、美人に優しくしてとお願いしたら
動揺されまくりながら、ちゃん付けされた。
その意外な言動に激しく驚かされたが
ちょっと思うところがある。
あしゅちゃん・・・
うちのかあちゃんは、私をちゃん付けしていた。
それは、溺愛している娘だから、普通っちゃあ普通だが
うちのかあちゃんは、普通じゃないので
“ちゃん付け” の効果が際立って目立ったわけだ。
つまり、どんなにロクでもねえ事を言おうが
それはすべて娘への愛ゆえだから、しょうがない
と思わせる、目くらましパワーが
かあちゃんの “ちゃん付け” には秘められていたのである。
私が小学校1~2年の頃、毎日学校帰りには
5~6年の男子数人に暴行を受けていた。
“イジメ” と言わないのは、よくわからないからである。
髪を引っ張り回され、服を破かれ、殴られ蹴られ
石を投げられ、時にはお金や物も盗られる。
これ、強盗じゃねえ?
まあ、そういう感じで、毎日血だらけで号泣しつつ帰るのだけど
うちのとうちゃんは、それを 「子供のする事だから」 と言う。
ただでさえ、よそものなので
文句を言おうものなら、村八分になりかねない状況である。
しかもうちは権力者。
ひとことの苦情が、大きな波紋を呼び起こしかねない。
幸いにも私が、自我のない頭の悪いガキだったので
自分のされている事を理解せず
すぐ忘れて、翌日には普通に登校していたので
かあちゃんは我慢できたようである。
可愛い娘が、他人のガキに暴力を受けても
何も出来ないなど、母親としてさぞかし辛かっただろう。
私が血をダラダラ流しながら泣いているのを抱きしめながら
かあちゃんが私に言う。
「・・・あしゅちゃん・・・、金持ちケンカせずよ。」
・・・今思えば、おめえは愛娘に何ちゅう教育をしとるんか!
と、かあちゃんに激しく説教したいが、よく思い返すと
うちのかあちゃんの言う事、全部こんな。
100円札 ← 硬貨じゃなく紙幣の時代! を出して言う。
「あしゅちゃん、この紙を食べてもお腹は膨れないでしょ?
お金はただの紙切れでしかないのよ
お金は使わないと、意味がないのよ。」
少食な私が、お菓子を食い残すと
「あしゅちゃん、貧乏な子はおやつに草を食べてるのよ
こんな贅沢をしてたらバチが当たるわよ。」
・・・草は、実はおめえの娘も食っていたんだぞ。
野山には、食える実や草が結構あるんだ。
野いちごとか、むっちゃ美味かったし
校庭の花壇の花の蜜は、全部私が吸ってた事を
うちのかあちゃんは知らない。
まあ、こういう具合に元富豪だったかあちゃんが
えらい何様な教育を私に施してくれたお陰で
落ちぶれてド貧乏になった今でも、私の心は裕福である。
一事が万事、かあちゃんがこの調子で
欲しがる前に揃えてくれたので
私はあまり欲がない性格になったようだ。
昔と比べて、生活レベルが4分の1ぐらいまで減ったけど
この “4分の1” って、なってみると、ものすごい差なんだけど
私には耐えられるんで、持てない荷物は背負わされないもんなんだな
と、人生の真理を実感している最中なんだけど
それでも老後の心配は尽きないわけだ。
あ、今はまだ老中な。
こんなババアに育ったのは、かあちゃんのあの
むちゃくちゃな経済教育のお陰だと感謝しているよ
かあちゃん、割にありがとうー。
話を戻して、何が言いたいかと言うと
うちのかあちゃんは、結構な黒い事を言ってたわけだが
丁寧な言葉遣いと、“ちゃん付け” で
その黒さを和らげていた、という事。
つまり、私ももちっと丁寧な言葉遣いにしたら
もっとロクでもねえ事を言っても、見逃してもらえるんじゃないか? と。
ただ “ちゃん付け” には、ひとつ問題があるんだ。
私の今までの経験上、呼び捨て出来ないヤツとは真に仲良くなれない
というジンクスがある。
これがあるからこそ、このブログではいきなり呼び捨てをしてきたんだ。
実は皆と仲良くなりたいのさ。
でも、暴言失言の目くらましになるかも知れない
という魅力は捨てがたいので
ここは、これから ちゃん付け推奨 で!!!
いきなり妙なルールを作って、ほんとすまんこったが
色々実験してみたいお年頃なんだ。
何せ、地獄への門がちょっと見えてるんで焦っててな。
どうしたら、なるべく人を傷つけずに
言いたい放題できるか、それを模索中。
私のこの右往左往に付き合ってくれ。
あ、義務じゃないし強制じゃないぞ。
合わない人は、私がちゃん付けを試してるのを見守ってくれれば良いから。
「止めろ」 という、毎度の意見も随時、受け付けております。 うへへ
評価: 株式会社 ユナイテッドジェイズ
コメント:持ってる人の人格を疑われかねない、危険度NO.1の扇子。 いくら冗談とは言え、その冗談を選ぶのも本人次第だもんな。 そこ、見逃しはしねえぜ! ところでこの商品、アマゾンサイトじゃ598円になってるんだけど、何その段階的値上がりは??? |
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