近視用のめがねは、良いレンズにすると
フレームが普通のクラスのにしたとして
大体1つあたり、5万円ぐらいから掛かる。
めがね店でのレンズの利益率は、3割だというので
これは人件費その他を考えると
今の日本では、まあ妥当な価格だと思う。
何故良いレンズにするのかというと
めがねを買い替える、という事を気軽に出来ないからである。
まず、同じ度数でもフレームの形状によって
見え方に微妙な差が出るので、慣れるのに時間が掛かり
これがまた慣れるまで、めまい頭痛肩凝り吐き気も出る場合がある。
だからレンズには、傷みにくいように
傷防止のコーティングは必須。
この感覚は、人それぞれらしくて
レンズにやたら細かい傷が入っている人がいて
聞いたら、安いレンズなのに
ちゃんとめがね拭きや専用スプレーを使っていなかった。
見えづらかろう、と思ったけど
それで平気なその人が、正直とても羨ましかった。
私にはレンズの汚れなど、耐えられないからである。
ザツな性格なのに、こういうとこだけは神経質なので
自分でも、とても苦労をする。
で、遠近両用のめがねを買った。
お試しのつもりだったので、ネットで探した安いめがね店で。
平日の空いている時間帯に行ったので、客はひとりふたり。
スタッフの数の方が多い。
ところが、スタッフが接客に来ないのだ。
安い店だから、まあこんなものなんかな、と思ったけど
私がスタッフを呼びに行って
「遠近両用を作りたいんですけど、このサイズのフレームは大丈夫ですか?」
と訊いたら、「ちょっとお待ちください」 と誰やらに訊きに行って
戻って来て、「大丈夫だそうです。」 で、サーッと向こうに行くんだよ!
「すみません、こっちのサイズは?」 と、もう一度訊きに行っても
待て → 伝言 → 立ち去り の繰り返し。
おめえはゼノブレイドのモンスターかよ?
(ゼノブレイドの敵は、追いかけて来られても
こっちが逃げて、ある一定の距離を取ると
追うのを止めて、猛スピードで元いた場所に帰って行く。)
おい、ちょっと待ってくれよ、私、買いたいんだよ
相談に乗ってくれよおおおおおっ
と、追いすがりたかったけど、安い店だからサービス削減だと思い
大体これ以上のサイズなら、遠近オッケーだろう
と自力で選びに選んで、2つまで絞った。
そして再びスタッフを呼びに行って
「これかこれで迷っているんですけど、どちらが良いと思いますか?」
と訊くも、「好みがありますから・・・」 って
好みでこの2つに絞ったから、後は客観性を求めているんだよおおおっ。
ここの店さ、ひとつ質問する度に
「ちょっと待ってください」 と、上の立場らしき人に訊きに行くんだ。
遠近両用は日数が掛かる、と言われて
何気なく 「どのぐらいですか?」 と訊いたら、数分待たされる。
こういう、何気ない質問の数々に 「ちょっとお待ちください」 なのだ。
割に買い物が早い私なのに、ものすごく時間が掛かり
でもまあ、安い店だから略と思い、もう最後まで自分の勘だけで選び
眼科医の処方箋を出して、これでお願いします、となった。
今回は遠近両用で、近視の方も度数を上げたんだ。
ところが出来上がっためがね、今までのより見えないんだよ。
掛けた途端、見えないのがわかったので
それを伝えて、調べてもらったら
近視の焦点を上のフレームギリギリにして
老眼の焦点は下のフレームギリギリなんだ。
遠くを見る時はうつむいて上目遣いで、ってアホか!
そういう使い方は出来ない、と言い張った。
というのも、作る前にそれだけは念押ししたからである。
まず、私には首の骨に異常があって
なるべく首は固定せねばならない事。
そして以前に焦点が自分の目の中心点とズレて、苦労した事があるからだが
そこのスタッフは、「焦点はズレてもそんなに影響はない」
と、言い放ちやがった。
1mmでもズレると、大変なのだ。
何故だかわかるか?
人間は制止していないからだ。
通常の目の人が、近視のめがねを覗いても目まいはしないだろ?
だけどそのめがねを掛けて、動き回ってみい。
クラクラするから。
この時点で、ここのめがね店は止めれば良かったのである。
案の定、聞き入れてくれなかった。
しかもそれは、私のお願いとは違うにも関わらず
「慣れやすいように」 と善意でしてくれたらしいんで
私の我がままで作り直しをする事になったんだとさ。
スタッフは、赤のマジックでレンズにザカザカ線を引き
「ペンの先を見てください」 と、ペンを掲げる。
「ペンのどこを見れば良いんですか?」
「この先です。」
「何故そんな上に上げるんですか?
私は普段、真っ直ぐに物を見ているので
ここに通常の視線がくるんです。」
と、グイッとスタッフのペンを持つ手を下げたよ。
そうだった・・・。
最初の時も、こうされたんだった。
あの時は意味がわからなかったけど、今回はわかるよ。
そんな測定をしてるから、上のフレームギリギリに焦点がくるんだよ!
2度目も見えなかったけど、もう妥協したよ。
もうこの店には期待できないとわかったから。
自力で良いメガネを作るには、私は素人すぎる・・・。
レンズは、客の都合で2回まで交換できるんだとさ。
で、私はもう1回交換した事になってたさ。
その説明もまったくなし。
説明されたら、さすがに 「私の都合か?」 と怒ったのに
気付いたのは、帰宅後保証書を熟読した時だった。
いや、私の都合なんだけど、作る前にそれを伝えてたんで
店側のミスだと思うんだ。
そして数日後に、眼科に行って調べてもらったさ。
度数、処方箋通りに保証書通りに出てなかったよーーーっ!
眼科医には作り直してこい、と言われたけど、2度目の交換には行かない。
安い店だから、こんなものなんだろう。
遠近両用はレンズの値段がプラスされるから
そこまで安くもなかったんだがな。
この店には二度と行かないよ。
上記の経験だけで充分だろうが、更に激怒項目があるんだ
上でサラリと書いただろ、スタッフが赤のマジックでレンズに印を付けた事。
その時あまりにもザツな書きように、あ然とさせられたんだけど
多分、無言で怒ってたんだろう。
それはともかく、新品のフレームにその赤マジックが付いてる!!!!!
しかも2箇所! 拭いても取れない!!!
(これは後日、他店で落としてもらった)
ファッション的に使い捨て感覚でめがねを掛けたい人には
安いめがねは良いと思う。
あと、単焦点の人。
遠近両用は追加料金なので、それほど安くはないと思う。
私は目には苦労しているので、この手の店は向いてない事がよくわかった。
なお、こんな言い訳はしたくない程、怒っている私だけど
予防線を張っておく。
この店が特殊なのかも知れない
この支店が特殊なのかも知れない
私が行った日がたまたま悪かったのかも
私が当たった店員さんがたまたま不慣れだったのかも
その店員さんの調子がたまたま悪かったのかも
・・・こんぐらいで良いかしら?
“安いめがね屋さん” というジャンル全部が
こうじゃないかも知れないので
~~~・・・、めんどくさいんで、後は気合いで察して!
後日、普通のめがね屋さんに行って、お高いめがねを買ったよ。
んで、そこの店員さんと懇意になった。
年齢がいってからの初の遠近両用は、プロの支えがないと慣れにくいと思う。
その人には随分、助けられた。
んで、その人、他府県に移動になった後も連絡をくれるので
今度レンズを買い換えるために、旅に出るんだー。
遠いんだよ、その移動先。
原価がいくらだろうが、どんなに安かろうが
丁寧な説明と親切な接客に、私は諭吉と敬意を発動させる。
そんで買った品も出来た縁も、大事にする。
それが私の理想の買い物なんだけど、貧乏な今は無理かもー。
分相応な買い物法を探さないと
今回も余分な出費になっちゃったよー。
評価: サンエス
コメント:めがねって折りたたみを繰り返して、ネジ部分とかに緩みが出ないんかな? その不安があるので、めがねスタンドはそのまま置けるタイプを推奨。 ・・・この猫はゲームのキャラだ。 こいつ、一見可愛いけど、爆弾を投げてくるんだよ。 ボス戦で足を引っ張られて困る! |
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