30年ぐらい前 (!) に、歯科衛生士の友人に教わった方法。
1.歯ブラシを歯と歯茎の境い目に直角に当てる。
2.その当てた歯ブラシを、グッと押さえ
歯の先端方向側に45度倒す。
3.すると、歯と歯茎の境い目に歯ブラシの毛?が数本入り込む。
4.そのまま軸を動かさず、つまり絶対にこすらずに
左右に細かく歯ブラシを揺らす。
これが、歯1本の磨き方だそうだ。
全体的に歯を磨いた後に、歯石が出来やすい歯周ポケットを
1本1本こうやって掃除していくんだと。
何故、「1回の歯磨き時間は15分」 と言われているかと言うと
この磨き方で考えるからだそうだ。
試しに15分、思うがままに磨いてみい。
吐き気がしてくるから。
だけど、この方法だと確かに時間が掛かる。
なるほど、そういう事だったんかー。
が、そんなん、やってらんねえ!
と、この私が言わないわけがねえだろ。
最初こそ、律儀にやってたよ。
でも、歯周ポケットに毛、入りにくいんだ。
正直、意味ねえんじゃねえか、と思っていたところに
先端が極細の歯ブラシが登場!
こいつがむっちゃ、歯周ポケットに入る入る。
入りすぎて血が出るほど。
だけど、1本1本の面倒くささが減ったわけじゃねえ。
もう1本ずつじゃなく団体戦で、歯ブラシが当たってるとこらへんね
と、これが可能になったのも、先端極細ブラシならでは。
つい最近どっかで見聞きしたんだけど、この先端極細ブラシ、
えらい画期的な技術で、これのお陰で歯磨き事情が変わったそうな。
いや、詳しくは忘れたけど。
えっ、自分で調べてくれよー。 そんで教えてくれよー。
さて、前置きも存分にタメになっただろうが
こっからスムーズに、もっとタメになるかも知れない本題だ。
若い頃は、歯の汚れを落とせば、それで良かったガラスの世代。
歳を取ると、大事なのは歯よりも歯茎になってくる。
ほら、CMでもやってるじゃん、熟れたトマトうんぬんの不愉快な表現。
あれが切実になってくるのである。
うちのかあちゃんは、デンテクEという歯茎の薬を飲んでおり
歯科医に歯茎を褒められておった。
しかし私は持病で、腹いっぱい飲まなきゃならない薬があるんで
これ以上、体内に薬品を入れたくない。
そこで出るのが歯磨き粉。
“歯磨きペースト” とか言うべきだろうけど、字数が多いのがイヤ!
まず、歯ブラシを2本用意する。
1本は歯周ポケット用の、先端極細ブラシ。
私の経験上、リーチの柔らかめが好ましい。
ジョンソン・エンド・ジョンソン
リーチ 歯周病対策アルファ スリムな3列 ふつう
・・・あれえ? 何で “ふつう” の硬さのを買ってるんだろう?
えーと、値段は、ごめん、わからん。
高くても200円台だという予感。
もう1本は、歯茎マッサージ用。
尖ってない極細の毛先が密集しているやつ。
これが中々売ってないんで、見かけたら即買いせよ!
左 LION ハイテクト マッサージ&ブラッシュ ソフトタイプ
右 アース製薬 シュミテクト PROエナメル やわらかめ
値段、両方ともにきっと高くても300円台までのような?
ごめん、下でアフィリを探すから!
まず歯周ポケット用先端極細ブラシで、歯の表面をザッと磨く。
もちろん、全体的に見落としがないようにだけど
そんなに念入りにしなくて良い。
歯の汚れは、24時間以内に落とせば
歯垢にも歯石にもならない、とどっかであやふやに聞いたんだ。
だから歯の汚れは自転車操業的に
どっかで落ちれば良い、ぐらいに軽視して良いと思う。
何故ならば、歯のエナメル質が削れてきてるから!
素人が無知な磨き方をしてれば、年老いて歯も磨耗してるだろうよ。
私の年代では、知覚過敏というのが辛いので
とにかく、歯の表面を守りたいのだ。
1本目の汚れ落としの工程で、歯間ブラシやらデンタルフロスもやっておく。
これはお好みで、いつやっても良い。
2本目の歯ブラシでは、歯には触らず歯茎のみをマッサージする気持ちで。
歯の表面なんか、ブラシを当てないつもりでも当たってるんで
エナメル危機の老人は、意識してブラッシングしなくて良いと思うんだ。
不安なら、この後、あの歯の着色剤でチェックすれば良い。
噛み砕いて赤くする錠剤の方が強力だけど
人に会わない日にしか使えないのが難点だぞ。
丸1日は舌、真っ赤!
この歯垢着色剤、自分の歯磨きの弱点を直すのに良い。
毎日無造作にやってみい、磨き残し、特定の場所にあるから。
それを把握できて、磨けるようになったら
あとは1ヶ月に1回ぐらいチェックすれば良いんだ。
ヘンな磨き癖が再び付いてないとも限らない。
癖は、気付かないから癖になるんだぞ。
で、主役の歯磨き粉の話を忘れてたよ。
歯磨き粉は3種類必要になる。
キシリトール入り、シュミテクト、歯周病予防。
本来なら、知覚過敏防止にシュミテクトと
歯周病予防のだけで良いんだけど
キシリトールは歯科医がしきりに勧めるんで加えたんだ。
1本目の歯ブラシに、キシリトールとシュミテクトをつけ
2本目の歯ブラシに、歯周病予防の歯磨き粉をつける。
量はお好みで良いけど、3種類使うので1種類を少量にな。
そもそも歯磨き粉自体がいらない、という専門家もいるし
歯磨き粉の使い過ぎは、それこそ磨耗の元だぜ。
歯磨き粉ごときで、と誰もが言うけど
その内、シュミテクトの威力を思い知る時が来るさ。
歯周病予防のも、ないよりあったがマシ、と思うから
コツコツ使い続けているんだ。
と言うか、肌のお手入れに一生懸命に化粧品を使っている女性で
「歯磨き粉ごときで」 と、言うアンポンタレはいねえよな?
歯磨き粉の方が、よっぽど効果がダイレクトにくるぞ。
歳を取ったら、歯のエナメル層を守る、
歯周病になるのを先延ばしにする、
この2つを重視した歯磨きをしていくべきだと思うんだ。
「そんな丁寧に歯を磨いてらんねえ」 というヤツは
歯ブラシ数本使いを習慣付けろ。
おめえのいたらん点は、道具の機能が補ってくれる。
もちろん歯磨き粉選びも、よく考えてな。
歳を取るとな、硬いものが食えなくなるんだぞーーー。
くれぐれも、常日頃から歯を大事にな。
あ、そうそう、昔、大流行りした “アパタイト”、覚えてるか?
歯磨き粉ごときが、1個3000円ぐらいしたアレ。
私はその価格の高さに見合わない効果の出なさに
出始めの2年ぐらいで、使うのを挫折したんだけど
10年ぐらい使い続けてる人がいたんだ。
で、「効果ありますか?」 と訊いたら
「さあ、よくわからないけど
“ミクロの傷を埋める” とか言うから
ミクロの世界じゃ、効いていても見えないんじゃない?」 だと!
なるほど! と、膝を打ったね。
続けるには、理由付けの才能がいるんだな
と、つくづく感心させられたよ。
私もここで、口八丁を頑張るよ!
評価: ライオン
コメント:長年愛用してしかも星5個という、これぞ 真心のレビュー!!!!! でも、この価格、間違ってるんだけど、何で水を差すかなあ・・・。 本当は398円。 どこもそんなもの。 この歯ブラシの良さ、使い方はブログ本文を見よ! |
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