論点のすり替え

最近、話が通じない人がチラホラいて
私の日本語がおかしいのか、と悩みそうになっていたけど
TVを観ていてもヘンだと感じるので、ちょっと考察をしてみた。
 
これ、当たっているかはわからないけど
人に注意や非難をされるのを極端に嫌がる人は
どうも無意識に、“論点のすり替え” をやっているようである。
 
 
今、私の身近な例が思い浮かばないので、例え話で説明するけど
服を脱ぎ散らかす夫に、せめて靴下ぐらいは洗濯かごに入れて
と妻が頼んだ時の夫の反論。
「俺は毎日毎日、仕事で疲れてるんだよ!」
 
彼女の欠点を指摘して、直してほしいと懇願した彼氏に
図星を指されたのはわかっているけど、素直になれずについ
「私も悪いとこがあるかも知れないけど、あなただって
 (こっから彼氏への不満をまくしたてる)」
 
どういう人間関係でも、こういった事はよく起こるだろ?
文句を言うと、多くの人は言い訳をし始めるか、論点をズラして怒る。
 
 
ほぼ全部の言い訳が、「で、それで?」 な場合がほとんどだから
ほんっと聞いている時間がムダに思えるけど
人は “説明” をしないと、気が済まない生き物なので
とりあえず、言い訳は一応聞く。
“万が一” があるから。
 
だけどそんな温情の最中でも、論点のすり替えだけは受け付けない。
だって相手はそれで、自分を正当化しようとしているだけなのだから
それは注意をしてくれた人に、とても失礼だろ。
 
 
と言う私は、怒られても言い訳も反論もしない。
論点のすり替えも、思い違い、勘違いをしてる時以外はしない。
怒られるのが愛だと思っているのが、その一番の理由。
 
一番がある、という事は他にも理由があるのか?
うん、ある。
 
ほら、冤罪って結構多くねえ?
 ・ え? それ、私がした (言った) 事じゃないよ?
 ・ ええーーー、○○さんに指示されたからしたのにーーー。
 
この2つが、世の中では頻発してるはず。
私はどんだけ悪に思われてるのか、1つ目の冤罪系が割に多いんで
2つ目の事は、もう主張しない。
 
いや、それは違う! と、必死で無実を訴えなきゃいけない時に備えて
どうでもいい冤罪は、かぶるしかないのである。
いくら正しい事でも、自分の主張ばかりしてたら
「あの人は必ず言い訳をする」 と認識されるからだ。
 
 
これ、納得できないかも知れないけど
人生って不条理な事も、結構フツーにまかり通るんだよ。
 
“出る杭は打たれる” の予言は当たっていて
目立つ人は、色々と罪をかぶせられる。
ましてや、普段から悪の言動をしていたら、悪い事のシワ寄せが来やすい。
 
ここは、割り切らなければならない。
何の邪魔もなく、思い通りに生きられる事などないんだから
どっかを我慢すべきなのだ。
 
私は好き放題に言い散らかしたいから
シワ寄せ、どんと来い! だ。
 
あ、それも程度問題で、あまりな言い掛かりには抵抗するぞ。
でもそういう時でも、普段自分の非を認めていれば
とっさの時に信じてもらいやすいんだよ。
 
 
私の場合は、非難され慣れているし
孤独なんで、罵倒だろうが何だろうが
人がこっちを向いてくれる事が嬉しいんだけど
そんな変質者は、そういないよな。
そこで、未来に希望がある人に忠告したい。
 
論点のすり替えが上手くなれ!
 
その場ではおめえの勢いに押されて終わっても
相手は必ず後になって、その時のおめえの言葉を思い返す。
そこで疑問や反感を持たれたら
おめえの必死の抗弁は、ムダどころか逆効果になる。
 
多くの人は、「ええ? そんな事言うけど」「俺にも言い分が」 等の
気軽な反抗心や自尊心で、ヘンな方向の反論をする。
しかも、自分が否定された、と感じた途端、反射的に。
これが間違いの元なのである。
 
論点のすり替えを “つい” してしまう、と言う人は
もう、それ前提で日頃から言葉に計算を尽くすべきなのだ。
 
・・・・・・・・・・・・・・
 
あ・・・、ごめん、ここまで言って気付いたわ。
肝心の、論点のすり替えのコツがわからん・・・。
だって私は、土下座バッタだもん。
 
あああ、こっからが本題のはずだったのにーーーっっっ。
 
このブログでも、さすがにこういう展開は滅多にねえぞ。
暑いのが・・・、この暑さが悪いんだ・・・。
 
しょうがねえ、必殺 “白いものも黒” 作戦!
 
 
・・・うん、そうは言っても、ひとつ覚えておいてほしいんだ。
おめえ自身のために。
 
 ・ 正義はひとつではない
 ・ 自分が正義とは限らない
 ・ てか、正義じゃなくても良い
 
善でも悪でもなく、中間なのが人間だと思うんだ。
完全なる善だったら、神系になる。
人間というのは、神に近付こうと目指しているだけであって、神じゃない。
善意を持とうとさえしていれば、善じゃなくても良くないか?
(この考えを自分擁護に使い過ぎると地獄に堕ちるぞ。)
 
私が提言したいのは、自分の感覚のすべてを
自分の思う “自分” で、ガッチガチに固めなくても良いんじゃないか
発展途上だから、人から突っ込まれる事もあるだろ
て言うか、注意されてる内が華だぜ、って事。
 
実際、欠点があっても完璧じゃなくても
たとえ自分を否定されても、愛してもらえるんだから
そこまで自分で自分を守る必要もなくねえ?
 
注意してくれる人って、自分を見てくれてるわけだしさ。
それもある種の愛だと言えるぞ。
 
だから言い訳も反論も、本当はしなくて良い。
論点のすり替えも・・・、な。
 
 
見たか!
この見事なる論点のすり替えを!
ほーほほほほ ほーほほほほほほほ
 
そうか、コツは “話をデカくする” なんだな。
詐欺師の手法か、なるほどーーー。
 
 
 

評価:

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コメント:バストアップのエクストリームブラを更に快適にした後継者だそうだ。 ワイヤーなしレースなしでタレ防止、キュンキュンこねえ? ババアの乳は拷問器具のような締め付けブラじゃないと上がらないので、体調が悪い日にはこれを・・・寿命が・・・。

Comments

“論点のすり替え” への6件のフィードバック

  1. ICEのアバター
    ICE

    論点のすり替えか~~。

    「疲れてるんだよ」ぐらいの事は可愛いもんだがな。
    本人も言い訳だってわかってるし。今そんな話してね~よ!って反論できるけど。

    巧妙にやられて、「あれ何の話だったけ?」みたいなのが不完全燃焼で、感に障るのになぜか反論できないままで・・・ああ~~~こいつ嫌い!!!!ってなる。
    あれを上手く出来るやつは、絶対友達できない。

    というわけで、私としては下手にやった方が好感持てるよ(笑)
    コツは怒らず悲哀を込めて。たどたどしいぐらいがグッド。

  2. あしゅのアバター
    あしゅ

    ICEちゃん、ありがとう!

    なるほどーーー、“反論できないと恨む”
    これ、気付かなかったよー。
    追い込みが得意なんで、気をつけよう・・・。

    私、昔っからなんでボケてるわけじゃなく
    ケンカの最中に、よく原因を忘れるよ。

    あれ? 何でケンカしてたんだっけ?
    と訊くと、相手がものすげえ怒る怒る。

    論点ずらしはしない! と宣言したけど
    ケンカの原因すら覚えていない私も
    無意識にやってるかもーーー。

    “お互いさま” と思って
    追い詰めるのを、ちょっと控えよう・・・。

    いやあ、今回の記事も
    ものすごく私にとってタメになったよー。

  3. イヴリンのアバター
    イヴリン

    あしゅさん、おひさです。

    今回の記事、すご~くショック受けてます。コメントすべきか悩みましたが、あしゅさんにはパワーがあるからぜひお話しておきたいと思いました。

    実は私はうつの治療がうまくいかずに十数年も苦しんだ過去があります。

    うつがひどくなって数年後に、TVでモラルハラスメントの特集をやってまして、それで初めて自分のうつの原因がわかったんです。私が不満を抱いた場合、夫とは会話が成立しないんです。罵声と同時に論点のすりかえを行ない、相手を煙に巻き、混乱に陥れる。加害者の常套手段です。

    結婚して最初の頃は何度か対話を試みましたが、私は怒鳴られるとパニックになってしまい、萎縮するばかりで反論できなかった。次第に不満があってもただひたすら我慢するようになり、結果的には夫に完全にコントロールされ、どんな要求でもすべて受け入れざるを得なくなりました。ひどい仕打ちをされてもただただ我慢しているうちに、すべての悪い事象は自分が原因だと思いこむようになり、うつに至りました。

    記事中での男女の会話に身がすくみましたよ。

    今は私も随分強くなったと感じるし、うつは完治させたつもりでいますが、こういう記事には堪えます。今もモラルハラスメントで苦しんでいる人が日本にはたくさんいるってこと、あしゅさんにも知って欲しいな。

  4. あしゅのアバター
    あしゅ

    イヴリンちゃんは、今回の記事で
    過去を思い出して辛かったんだよね。

    これは親切で言ってる、と受け取ってね。
    イヴリンちゃんは、自分の事だけを言うべきだったよ。
    そうしたら、貴重な経験談になった。

    ただ、苦しんでいる人って、それを伝えたいから
    言論の自由を奪いかねない言い方をしやすい。
    最後の段落は、誤解を招きやすいよ。
    他の場所では気をつけるんだよ。
    苦しみ方とか、ほんと人それぞれだから。

    何故なら、私はイヴリンちゃんと
    似たような経験をしているからだ。

    堺正章と離婚した人が言ったじゃん
    「バサッとハガキをテーブルに置かれるだけで
     ビクッとして、心臓がドキドキする」
    あれ、世間では理解されなかったようだけど
    私には、ものすごく共感できる。

    イヴリンちゃん曰くの
    私のような “パワー” があるヤツでも
    上には上がいる、って事よな。

    ちなみに、立ち直ってるつもりだけど
    時々夢見て、汗ビッショリで目覚めて死にたくなる。

    ・・・立ち直ってねえな・・・。

    性格は基本的に明るいし、マジで鈍感なんだけど
    開けたらダメ箱があるっぽくって
    いつもそこに封印できてるような気がする。

    だから、言わない事を訊かれるのがイヤなのかな?
    あ、またひとつ自分がわかったかも。
    どうもありがとうー。

  5. イヴリンのアバター
    イヴリン

    あしゅさん、丁寧で心のこもったレスポンスをありがとう。
    心に沁みました。

    おっしゃるとおり、私はきっと未だに問題を解決できていなくて誰かに理解して助けて欲しかったんでしょう。話を聞いて貰って吐き出したかった…。

    岡田美里さんがPTSDの症状について語ったことは私もよく覚えています。あれはお父様からのDVに起因するものだったようですね。そして、いつも明るいあしゅさんにも深刻なトラウマがあること、私はこれまで感じ取ることができていませんでした。そして言葉を誤りました。本当にごめんなさい。

    言論の自由についてもおっしゃるとおりです。私の書いたものは感情的で言葉の整理ができていませんでした。ここに訪れる方々にも不快な内容だったでしょう。読んでくださったみなさんにお詫びします。

  6. あしゅのアバター
    あしゅ

    イヴリンちゃん、わかってくれてありがとう。
    謝らせてしまって、ごめんね。

    なるべく傷付けないよう、ものすごく言葉を選んだけど
    “私” だから不安だったんだ。

    良い機会だから、苦しんでて模索している人へ
    私の意見を語らせて。

    誰宛て、とかじゃないし、非難でもないから
    曲解して傷付かないでくれよ。

    辛い思いをしている人って
    皆にわかってほしい、と願うけど
    それが不幸への第一歩だと思うんだ。

    病気になって、色々と許してもらえて
    便宜を図られるなら、病気のままでも良いわけだろ。
    じゃなくて、病気は苦しいからなりたくないものなんだ。

    病気だからって、人に期待しちゃダメだ。
    相手が自ら助けてくれるなら、それを受ければ良いけど
    “次”“他” を願わない。

    「病人は迷惑。」
    私はこれを言われて、今の考えを持てた。

    ・ 自分を可哀想だと思わない
    ・ 自分だけが苦しい、自分が一番苦しいと思わない
    ・ 自分を突き放して客観的に見る
    ・ 辛い時の自分が、自分の “普通” だと割り切る
    ・ 人はわかってくれない
    ・ 病人の迷惑さをわきまえる

    これをずっと思っているよ。
    人にわかってもらおうとは思わない。
    人に傷を気付かせない。
    自分ひとりで戦う。

    そうしてたら、人のちょっとした親切も
    ものすごく嬉しいんだ。
    生きる励みになる。

    私はこういうやり方なんで
    参考になるところがあったら良いな。

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