私、すっげえバカなんだよねー、みたいな事を言ったら
「本当は自分が頭が良いと思ってるくせに
あんたのそういう謙遜、ムカつく」 と言われた。
これが良い大人を通り越した、初老の会話かと思われるだろうが
人間の真の内面って、割に25歳ぐらいで色々とストップしてしまうんだ。
で、その煽りを言われた私は
へえ、こいつ、私の事を頭が良いと思ってるんだ?
と、とても嬉しかったのが顔に出てたようで
ものすごく嫌な顔をされた。
意外だろうが、私は自分を “頭が良い” とは思っていない。
“頭が良い” って、勉強が出来るとか色々知ってるとかじゃないだろ。
私は義務教育までは勉強が出来たし
内容の質さえ問わないのなら、広く浅く知っている事もある。
そこらへん面倒くさい時は、全部ひっくるめて
“頭が良い” 自称もしているのだけど
恥知らずゆえに、客観性も持っているので
どうも自分があまり頭がよろしくない事がわかってしまうのだ。
どういうのが “頭が良い” のか、突っ込まれたら答に困るんだけど
少なくとも、物覚えが悪くて物忘れが激しくて
空気が読めない言動と、ありえない失敗を繰り返すババアは
決して “頭が良い” とは言えないと思う。
そこで、何が何でも自画自賛したい私は
“天才” を、本気! で自称しているのだが
ほら、私、優れた客観性があるじゃん
何か最近、天才ですらない事に気付きつつあるんだよ・・・。
大真面目に天才を自称しているので
小説も書いているからには、“文豪” も自称せんと気が済まない。
でも、客観性略なので、ノーベル文学賞までは言えず
政治的要素の強いノーベル平和賞に八つ当たりをしているわけで
そのノーベル平和賞を盗った暁には、確か賞金みたいなんが出るけど
それは震災のために諸経費を除いて全額寄付をしよう、と思っているんだ。
そんな善行をしていたら、きっとどこかのお金持ちが
何かしら恵んでくれるだろうから
その際には、マンションをおねだりしよう、と決めている。
そこで、関西のどこに住むのが便利が良いか
地図を見て研究してたりする。
周囲の人に、どこに住みたいアンケートを取ったりしてるのは
実はそういう意味があった、など口が裂けても言えない。 ほほほ
と、いらん日常をポロリしたところで、本題に戻ると
『ほら、私、優れた客観性があるじゃん』
・・・上記のこれは冗談じゃなくて、マジであるんだよ、客観性。
恥知らずゆえに。
恥を恥と思える人は、自分の欠点をあまり直視したくないだろ?
私は、「ま、いいか。 私も万能じゃないし。」 と
恥知らずな自己弁護を出来るので、欠点どすこい! なのだ。
だから客観性がある。
反省もするけど、改善する気は
ないとは言わんけど、苦労の度合いによる。
そんな私も、自分が何で本気で “天才” だと思えるのか
よく考えたら、絶対におかしい気がするんだ。
よく考えなかったら幸せなままなんだけど、何せ客観性略。
そこで、自称 “天才” の動機について、掘り下げてみた。
ら、答はすぐ出たぞ。
どうも私は単純なようで、そう難しい心理でもなかったさ。
私はドドド田舎の山村に生まれ育ったので
6歳で幼稚園に入るまでは、同年代の子と接触する機会があまりなかった。
いつもひとりで裏山に入っては遭難しかけてたさ。
同年代がいない = 競争心が育たない
これが、あると思う。
私は、人と自分を比べる事をしないんだ。
ああ、“マイペース” とよく言われてたのは、これか・・・
と、結構なショックを受けたさ。
「人に興味がないでしょ」 と、心外な事も言われるんだよ。
人に興味がないヤツが、訓練ジジイを観察するかい!
関連記事: 狡猾な愛すべき犬というヤツら 11.3.28
世間は、人に注目する = 自分と比較する なんかな。
いずれにしても、比較対象の存在は具体的な目標になるので
するのとしないのとでは、頑張りが違うはず。
私に競争心があれば、世界の私! になっていたろうに
ほんと幼少時の環境って大事だよなあ。
つまり、人と比べないから自分を天才だと思えるわけだ。
では何故、“そんなに頭が良くない” と分析している自分を
天才だと思えるのか?
これ、言うのはどうかと思うんだけど
私は単純に、また単純に、ほんっと信じられない単純な事に
“人体の不思議を賞賛しているに過ぎない”、と結論づいた。
・・・ほんと、だから自分がバカだと思うんだよ・・・。
どういう事かっちゅうと、例え話だけど
危ない! と思った瞬間ブレーキを踏める、とか
わけわからんパソコンのトラブルを、偶然直せた、とか
夢で壮大な物語を見れる、とか
そういった皆が出来る事々、それを私はものすごく得意がるわけだ。
ある意味、えらい幸せな思考回路だよな。
これで、そんなに迷惑はかけてはいないだろうから
直す気がサラッサラないどころか
自称天才の由来がわかって、益々言いやすくなったさ。
でも自分ひとりの王国の王様じゃないぞ。
私の世界には、ちゃんと皆がいる。
中心は私だがな。 ほーほほほほほほ
評価: 加藤美蜂園本舗
(2010-05-01) コメント:この “てんさい” とは “甜菜” と書いて、大根の一種だってさ。 糖って体を冷やすものが多いけど、甜菜は寒冷地で育つので体を温める、と言われてるそうな。 でもこれは俗説らしいから、自分に合うかで選べ。 |
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